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Daily Deck -今日のデッキ-

ジェスカイ・ドラゴン(スタンダード)

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ジェスカイ・ドラゴン(スタンダード)

Melissa DeTora

2015年5月21日


 火曜の夜は私もスタンダード・スーパー・リーグ/Standard Super League(リンク先は英語)の観戦を楽しみ、各プレイヤーが毎週持ち込んでくるデッキに大いに期待しました。わずか8人のプレイヤーが織り成すメタゲームは本当に興味深く、目が離せません。本日のデッキはスタンダード・スーパー・リーグ第3週より、ポール・チェオン/Paul Cheonの使用デッキをご紹介します。

「エスパー・ドラゴン」がスタンダードにおけるベスト・デッキのひとつであることは、皆さんもご存知でしょう。このデッキは《英雄の破滅》や《胆汁病》といった環境内で随一の強力な除去を持ち、また盤面を制圧するのに優れたクリーチャーの数々は、とりわけ《漂う死、シルムガル》と他のドラゴンが組み合わさることで対戦相手のクリーチャーを一掃します。さらに、マジックの歴史上でも最高の手札破壊呪文のひとつである《思考囲い》も備えているのです。

 では、なぜポールはエスパーでないドラゴン・コントロール・デッキを選択したのでしょう? そう、この環境のもうひとつの頂点に、緑を主軸にした「大変異」系のデッキがあるからです。《棲み家の防御者》と《死霧の猛禽》が生み出すカード・アドバンテージはあまりに莫大で、エスパー・デッキはそれを抑えきれないのです。そこでポールが使用したジェスカイ版のドラゴン・コントロールは、《神々の憤怒》を搭載することで、幾度と無く戦場に戻ってくる対戦相手のクリーチャーを追放できるようになっています。

 この「ジェスカイ・ドラゴン」には、実はもうひとつ、様々なマッチアップで有利を取れるカードがサイドボードにあります。それは《魂火の大導師》です。バーン・デッキやアグロ・デッキによく見受けられるこのカードですが、「ジェスカイ・ドラゴン」ではどのような働きを見せてくれるのでしょう? このデッキにおける《魂火の大導師》の主な狙いは、呪文を「バイバック」することです。コントロール・デッキはアグロ・デッキと比べて土地の枚数が多いため、毎ターン土地を置ける可能性は十分にあります。そのままゲーム後半になれば、《魂火の大導師》が《シルムガルの嘲笑》や《時を越えた探索》などの強力な呪文を繰り返し使えるようにしてくれるのです。それから対コントロール戦でも、大抵の相手は《胆汁病》をサイド・アウトしてくるため、《魂火の大導師》にとって追い風と言えるでしょう。コントロールのミラー・マッチで2ターン目に《魂火の大導師》が飛び出して来たら、びっくりすること間違いなしです。

Paul Cheon -「ジェスカイ・ドラゴン」
スタンダード[MO] [ARENA]
3 《
2 《平地
1 《
4 《溢れかえる岸辺
4 《神秘の僧院
1 《啓蒙の神殿
4 《シヴの浅瀬
4 《天啓の神殿
3 《凱旋の神殿
1 《精霊龍の安息地

-土地(27)-

4 《龍王オジュタイ

-クリーチャー(4)-
4 《稲妻の一撃
4 《シルムガルの嘲笑
3 《予期
1 《勇敢な姿勢
4 《解消
2 《神々の憤怒
2 《危険な櫃
1 《ジェイスの創意
4 《時を越えた探索
3 《太陽の勇者、エルズペス
1 《精霊龍、ウギン

-呪文(29)-
2 《アラシンの僧侶
2 《魂火の大導師
1 《層雲の踊り手
2 《否認
2 《光輝の粛清
1 《軽蔑的な一撃
1 《勇敢な姿勢
2 《神々の憤怒
1 《対立の終結
1 《龍王の大権

-サイドボード(15)-
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