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サンダー・ジャンクションの無法者:史上最大の強奪作戦に挑む伝説たち
2024年4月11日
(訳注:原文記事は『サンダー・ジャンクションの無法者』の発売前に掲載されたものです)
サンダー・ジャンクションへようこそ! タンブルワグは気にせず、中に入って席にお座りください。これから、史上最もワルで最も騒々しい(※確認済み)マジックのセットにおける主要登場人物と統率者たちを紹介しますのでね。彼らの物語は必読です。今すぐ『サンダー・ジャンクションの無法者』のストーリーをチェックしましょう。
ゲーム内で彼らに出会って一緒にプレイしたいなら、いいニュースがあります。お近くのWPN公認店舗でのプレリリースイベントが、あなたの一味を集める最初のチャンスです(『サンダー・ジャンクションの無法者』プレリリース入門記事を読んで準備を整えておくのもいいでしょう)。これから紹介するすべてのカードをぜひチェックして、サンダー・ジャンクションでお会いしましょう。
オーコ
オーコは多元宇宙で最も並外れた存在のひとりです――本人がそう言っています。フェイのプレインズウォーカーであり、変身の術と心をまごつかせる魔法の才を持つオーコは、いつでもどこでも、誰にでもなれるのです(とはいえ彼としては、上半身裸で気取った自分が一番のお気に入りです)。オーコの仕事は単純です。同じものを狙う蠍ドラゴンの無法者を激怒させることなく、地獄拍車団の町ターネイション上空に浮かぶ難攻不落の宝物庫に押し入るというもの。簡単ですね! ただチームさえあればいいのです……
ケラン
ケランはエルドレイン次元で生まれ育った、ただの子供でした。そんな彼は父親であるオーコを探して多元宇宙を旅し、長い時をかけて自分自身についてのいくつかの物事を学ぶことができました。その中には、フェイとしての様々な力も含まれています。そしてサンダー・ジャンクションに到着した今もなお、彼は大きな疑問の答えを探し求めています。「父さんはどんな人なんだろう? 僕は気に入ってもらえるんだろうか? 僕は父さんが気に入るんだろうか?」……ケラン、その答えをあなたは気に入らないかもしれませんね。
アニー・フラッシュ
アニー・フラッシュは放浪の民アティインの一員であり、かつては自由放浪団に所属していました。ですがとある仕事に失敗し、甥がドラゴンのアクルに重傷を負わされたことで引退します。その後、非常時のためのサンダーライフルを裏庭に埋め、彼女は普通の生活を送ると誓いました。それから数か月の間、アニーはどうにか平穏な家庭生活を送っていました――オーコが彼女の家の扉を叩いて、断ることのできない申し出をするまでは。それはアクルへと決定的な復讐をする機会でした。
ヴラスカ
どう考えても、ヴラスカがここにいるはずがありません。最後にこの元プレインズウォーカーを見かけた時、彼女は悪しきファイレクシア人によって堕落させられ、彼らの一員に変えられてしまっていました。金属と融合し、誰であるかもわからないほどに損なわれてしまったヴラスカですが、いかにしてか元の身体と以前の自分に戻っています――プレインズウォーカーの灯だけを失って。ヴラスカは特別な依頼人、アショクの代理としてここにいます。任務の詳細を知っているのはこのふたりだけです。
ラクドス
ラクドスはラヴニカ次元のギルド、ラクドス教団のギルドマスターです。長きを生きるだけあって強大なラクドスは、常に周囲の人々にとって危険というわけではありません。それは彼が退屈したときだけです。ラクドス教団の活動の多くは、その主を絶えず楽しませるためのものです。サンダー・ジャンクションで新たな興奮が味わえるとオーコが約束したため、ラクドスは一時的ですが協力することに同意しました。いずれにせよ、ラクドスは殺しを繰り広げるつもりです。
チビボネ
さえずりわめく平凡で小さなスケルトン、チビボネはドミナリア次元のアーボーグ出身です。その地で生きて(死んで)いくのは容易ではありません。そのためチビボネは他の不死者たちと結束し、ひとつの疑似家族を形成しました。そして家族を養うために犯罪者へと転向したのです。まあそうでなくてもいずれはそうなっていたでしょうが、言い訳ができたことに彼は感謝しました。泥棒としてのチビボネの腕前は悪名高く、その噂はオーコの耳にも届きました。この小男が自分の計画に大きく貢献してくれるかもしれない、そうオーコは気付きます。
マルコム&ブリーチェス
マルコムとブリーチェスはイクサラン次元出身、かつてはヴラスカ海賊団の一員として喧嘩腰号に乗船していました。そして親友同士でもあります! ふたりはヴラスカの要請に応じてオーコの一味に参加し、再び彼女とともに働いています。セイレーンのマルコムは空を飛んで監視を行い、ゴブリンのブリーチェスは何かを爆破するのが大好きです。サンダー・ジャンクションには美しい空と美しい景色が広がっています――この悪ガキどもにはぴったりでしょう。
エリエット
ファイレクシア人の侵略からエルドレイン次元を救うために眠りの魔法をかけた三人の魔女、そのひとりがエリエットです。彼女とその妹たちは、力を自らのものとするためにその呪いを解かないことに決めました。彼女たちの計画は阻止されてエリエットは投獄されましたが、謎めいたプレインズウォーカーのアショクによって解放されました。そしてその見返りとして、アショクはオーコの作戦に参加するよう要求したのでした。エリエットの魅惑の術は多くの扉を開いてのけることでしょう。
梅澤悟
悟は神河次元の出身、氷山勢団の首領です。冷酷かつ有能な熟達の忍者であり、全身を覆う魔法の刺青を自由自在に使いこなします。常に自らの影響力を拡大しようとしている悟は、勢団員として最初にサンダー・ジャンクションへの領界路をくぐりました。彼はその世界で見たものには感銘を受けなかったものの、立ち去ろうとした所でオーコに声をかけられます。オーコは彼に宝の一部を約束しました――神河のものとは全く異なる、宝物庫に収められた魔法の技術を。
ケアヴェク
数千年前。ドミナリア次元のジャムーラ大陸にて、邪術師ケアヴェクは策謀を企てました。ですが彼は敗北し、琥珀の牢に封印されました。その後、この牢獄はザルファー王国全体とともに多元宇宙からフェイズ・アウトします。ザルファーは近ごろ多元宇宙に帰還しましたが、そこには当然ケアヴェクもいました。そしてその混乱の中で彼は脱獄し、領界路を通ってサンダー・ジャンクションへ向かいました。彼はオーコが方向性を定める際に力を貸すかもしれませんが、ケアヴェクの征服の日々は決して終わったわけではありません。
ギサ&ゲラルフ・セカーニ
イニストラードにおける医療の必要性について、ギサとゲラルフは隙の無い議論を突きつけています。この姉弟はどちらも屍術師が本業ですが、アプローチは異なります――ギサが魔法に頼るのに対し、ゲラルフはマッドサイエンティスト型です。ふたりはライバル関係にもあり、「屍戦争」と呼ぶものを繰り広げます。戦争とは言いますが、本質的にはギサが飽きるまでゾンビをぶつけ合うというものです。姉弟はそれぞれ異なる理由でオーコからの誘いを了承しました。ゲラルフは新たな次元の仕組みを研究するために、そしてギサは自分の目が届かない所でゲラルフを殺されないようにするために。
ユウマ
ユウマは新たなスタートを求めてサンダー・ジャンクションにやって来ました。かつてニュー・カペナの犯罪一家の処罰者であったユウマは、熟練の戦士であると同時に植物と会話できるユニークな能力を有しています。通常、植物たちは喜んで彼の話を聞き、苦境に陥ったなら助けてくれますが、ユウマはサンダー・ジャンクションの植物の言語をまだよく理解できていません。ユマは自分自身とその信念に忠実で、常に自分が正しいと思うことを実行しますが、その気質から以前の雇用主と敵対してしまいました。サンダー・ジャンクションに逃れた後、ユウマは新たな人生と新たな目的を見つけました――迷子になっていた、お腹を空かせて泣き叫ぶカクタスフォークの赤ん坊です。
ステラ・リー
若く好奇心旺盛なステラは、彼方の放浪者集団アティインの一員にして大胆なならず者です。多元宇宙が開かれたことで、アティインの旅の文化と習慣は大きな恩恵を受けました。少女の頃、ステラは起伏に飛んで広大な故郷の次元を旅しました。そして最初の領界路が開き、アティインの人々は放浪の旅を続けています。新たな土地の風景を見に行かない理由があるでしょうか?
領界路を旅することで、ステラはナイフ投げや軽業、そして魔法の技術を磨きました。そしてサンダー・ジャンクションこそ、スリルを求める彼女の情熱が満たされる場所でした。低身長の自分は過小評価されがちであることを熟知しているステラは、幾つもの決闘にたやすく勝利しては相手を砂の上に転がしました。とはいえ、いつか自分が打ち負かされる(あるいはもっと悪いことに、笑われる)ことを心配して、ステラはちょっとした「保険」をかけています。それは彼女がサンダー・ジャンクションで発見した幸運のお守り、温かな金属が複雑な結び目を作るアーティファクトです。
ゴンティ
ファイレクシア戦争の後、ギラプールの街とその周辺には安定した領界路が多数出現しました。この町は今はまだ多元宇宙の貿易や旅行や産業の中心ではないにしても、中心となるための狙いを定めています。何度か圧力をかけた後、ゴンティは正式な地位を得てカラデシュ次元から多元宇宙への使者のひとりになりました。
現在のゴンティはサンダー・ジャンクションにある出張所にて、ふたつの目的を見据えて動いています。ひとつは、文化と産業を売り込むことによって、サンダー・ジャンクションにおけるカラデシュの重要性を高めること。もうひとつは、ゴンティ自身の企画と産業を売り込むことによって、サンダー・ジャンクションとカラデシュ両方におけるゴンティの重要性を高めること。やがて契約と調査結果の報告のためにギラプールへ呼び戻されることになるのでしょうが、それまでゴンティはこの開拓地とその未踏の可能性を余すことなく活用するつもりです。
オリヴィア・ヴォルダーレン
結婚式をぶち壊され、吸血鬼社会のあらゆる権力を手中に収めようとして失敗し、オリヴィア・ヴォルダーレンは激怒しました。そのため彼女はしばし自由な時間を過ごそうと決め、厄介な英雄たちに邪魔されない場所で壊したいものを壊し、欲しいものを手に入れて鬱憤を晴らすことにしました。そんな彼女にとってサンダー・ジャンクションは、ちょっとした混乱を引き起こして寛ぐのに最適の場所だとわかりました。幾らかの苛立ちを解消し、長いドレスの裾を新鮮な魂で修復し、次の動きを検討しましょう。
言うまでもなく、オリヴィアは虚栄心の強い人物です。辺鄙な次元での孤独な休暇に満足するわけがありません。彼女はサンダー・ジャンクションに、とある同じ考えを持つ人々の集団を発見しました。法や競争相手に破れ挫折した、あるいは自分の意志でそうなることを選んだはぐれ者たちです。このはみだし者たちは、計画よりも思い付きを持って新天地に迷った、あるいは散り散りになったのかもしれませんが、全員が少なくともひとつは正しいことをしました――オリヴィアが話すと、彼らはその言葉に耳を傾けたのです。今ひとたび飢えて危険な下僕たちの女王となったオリヴィアは、寛ぎの休暇を生産的なものに変えています。
『サンダー・ジャンクションの無法者』カードイメージギャラリーと、「『サンダー・ジャンクションの無法者』をコレクションする」記事で、ここに紹介したキャラクターが手に入る製品を見つけましょう。
それとも最後に紹介した4人を強力な統率者としてフィーチャーした、そのままプレイしても楽しいデッキをお探しですか? 『サンダー・ジャンクションの無法者』統率者デッキをチェックしてください!
『サンダー・ジャンクションの無法者』は4月19日に世界同時発売です。お近くのゲーム店だけでなくAmazonなどのオンライン小売店、その他マジック製品を取り扱う場所にて予約受付中です。
(Tr. Mayuko Wakatsuki)
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