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MAGIC STORY
タルキール龍紀伝
Mファイル『タルキール龍紀伝』編・パート1
Mファイル『タルキール龍紀伝』編・パート1
Sam Stoddard / Tr. Takuya Masuyama / TSV YONEMURA "Pao" Kaoru
2015年1月23日
マルチバースへの回帰の時間がまたまたやってまいりました! 熱心な読者の皆さんはマルチバースが、マジックのカードを既に印刷されたものも、デザインの初期のものも、その間のものも全て記録するために使う社内のデータベースであるとご存知でしょう。デザイナーとデベロッパーの使命のひとつは、時折マルチバースのカードを訪れ、そしてコメントを残していくことです。1年前のファイルを振り返れば、デザインとデベロップの過程についての洞察と、そして少しの笑いを提供してくれます。あなたはこの記事でそのどちらも見ることができるでしょう。
それではまず演者の紹介です。
AF: アーロン・フォーサイス/Aaron Forsythe―マジック開発部の上席ディレクター。
AP: アダム・プロサック/Adam Prosak―マジックのデベロッパー。
BrH:ブライアン・ハーレイ/Bryan Hawley―マジックのデベロッパー。
DE: ダン・エモンズ/Dan Emmons―元マジックのデザイナーで『タルキール龍紀伝』デザイン・チームのメンバー。
DEL: デル・ロージェル/Del Laugel―マジックのエディター・マネージャー。
DH: デイブ・ハンフリー/Dave Humpherys―マジックのデベロップ・マネージャーで、『運命再編』のリード・デベロッパーと『タルキール龍紀伝』の共同リードを担当。
EVL: エリック・ラウアー/Erik Lauer―主席デベロッパーにして『タルキール覇王譚』のリード・デベロッパー。
GSV: ガヴィン・ヴァーヘイ/Gavin Verhey―マジックのデザイナー。
ID: イアン・デューク/Ian Duke―マジックのデベロッパー。
KD: ケリー・ディグス/Kelly Digges―マジックのクリエイティブ・デザイナー。
Ken: ケン・ネーグル/Ken Nagle―デザイナーであり『運命再編』のリードデザイナー、そしてファッティをこよなく愛する男。
MAGO: マーク・ゴットリーブ/Mark Gottlieb―デザイン・マネージャーであり、『タルキール龍紀伝』のリード・デザイナー。
MJG: マーク・グローバス/Mark Globus―マジックの原理デザイナー。
MJJ: モンス・ジョンソン/Mons Johnson―デュエル・マスターズのデベロッパーにしてマジックのプレイテスター。
SPS: サム・ストッダート/Sam Stoddard―私です!
TJA: ティム・アーテン/Tim Aten―マジックのエディターであり、『タルキール龍紀伝』のデベロップ・チームのメンバー。
TML: トム・ラピル/Tom LaPille―元デベロッパーにして『タルキール龍紀伝』の共同リード。
それでは、ファイルへと向かいましょう。
無色
《ウギンの末裔》
Mago: 9/6: このセット唯一のコモンのドラゴンだ。無色なのでどんなデッキでもプレイできる。ウギンとの関係性がこの世界での無色のドラゴンを正当化すると期待している(他の世界だったらこれはアーティファクト・クリーチャーだ)。
Mago 10/3: この石は今は4/4無色のスピリット・ドラゴン・トークンだ。この残骸が本当なら、これは7マナでやっぱり4/4にするべきじゃないか?
KEN 10/14/2013: 《ドラゴン・エンジン》みたいに軽いけど無色の火吹きをもってるようにはできないかな?
TML 10/14/2013: それは次に試すことだが、6マナ3/4だったのをこの数字にして試したい。
TML 1/13/2014: 我々は全てのドラゴンを可能ならば最低でも4/4にしたいのだと私は思う。このカードがこのサイズであるのには満足してるよ。
TML 4/10/2014: これをこのままにしておきたい。
EVL 4/18: これがアンコモンで6マナでなければ驚きですね。弱いドラゴンの開封比が高いのは私的には魅力に欠けます。
SPS 4/23: 私はこっちの方が好みですな。もしくはアンコモンにして最低でも何か粗石でないテキストを。
DH 4/29: アンコモンにして6マナに。
このセットのデザインとデベロップへの大きな疑問が取り巻くカードであり、手始めとしては実に素晴らしいものです。『タルキール龍紀伝』の目標は「これぞ龍」のセットになることですが、同時に我々がこれまで手がけたきた中で最高のドラゴンの開封比を持ったセットの次のセットでもありました。ある時期に、1パック当たり1枚以上ドラゴンを封入しようという議論が起こりました。
それは龍とは何ぞやというより大きな議論へと発展し、このセットのドラゴンを実際に強いものにしたいと願うようになりました。我々は6マナ4/4の飛行クリーチャーがコモンにあることは望んでおらず、それはつまりこのカードを7マナにする必要があるということでした。しかし、それは龍らしさを感じさせるのに十分な強さのカードではありませんでした。最終的に、我々はこのカードをアンコモンに移し、リミテッドで十分な強さ、特にこのセットにあるドラゴン関連のカードと組み合わせたときに充分に強くなるものにしました。
白
《族樹の精霊、アナフェンザ》
Mago 8/27: 新カード。
世界を越えたアナフェンザの姿?
TML 9/20/2013: 面白いカードだね。
MR 10/01/13: 私もこのカードは好みだ。
TML 11/5/2013: クリエイティブが言うには彼女は死んで今は幽霊なんだそうだ!
EVL 11/15: 素敵ですね!
TML 3/7/2014: 私はこれが数字次第で面白い構築向けカードになると思う。楽しくなる数字を見つけようとするべきだ。
Del 3/27: 白の鼓舞カードは全部鼓舞1を持ってることに注意ね。
ID 3/27: この数字だとリミテッドを楽しくなくするので、構築向けになって欲しいね。
TML 4/10/2014: 他のデザインに総とっかえ。{1}{W}:鼓舞1を行うだったものだ。これをアンコモンで使いたい。
DH 7/16: 「トークンでない」を追加。
MJJ 7/18: もう《アナフェンザの伝令》とコンボらなくなった :(
時間旅行の物語の流れを作る仕事の一部は、時間旅行を表現するものを作ることです――この場合、我々は『タルキール覇王譚』の5人のカンを『タルキール龍紀伝』に別の姿で登場させたいと思いました。アナフェンザはこの新しい時間線で最も酷い仕打ちを受けたカンの1人です。
ちなみに、「トークンでない」を加えたのは、FFL内で最強のデッキの多くがトークンに基づいた戦略であり、そしてトークンでないアグロ・デッキに走ることができるような強いカードを与えれば、もっと面白くなると我々は考えたからです。
《アラシンの勇者》
TML 10/14/2013: クリーチャーの数合わせのために。あと、ハンフリーのために。
TML 11/8/2013: 新しいやつに。3/1警戒だった。
SPS 4/23: 3/1コモンの戦士が2つ? 白にしては変ではありませんかな?
DH 4/30: 数字の問題を避けるために4マナに移動。3/2に。
SPS 5/12: 個人的にはこの数字のほうがずっといいですな。
鼓舞を機能させると言うことの一部は、白にいつもよりタフネスの低いクリーチャーを増やすということですが、デイブ・ハンフリーはこのセットを引き継いで変更を始めたところ、少し被り過ぎているものがありました。{2}{W}3/1から{3}{W}3/2に移したことで、鼓舞して強力になるクリーチャーを得ることができました。
《ドラゴンを狩る者》
TML 1/23/2014: 新しいカードだよ。
SPS 2/20: 私にはこやつはおかしく見えますなあ。ドラゴンにブロックされないか何かあったほうがいいと思いますぞ。
DE 3/6/14: この「ドラゴンと闘うもの」は龍と闘うには十分じゃないだろうな。
AF 4/14: ドラゴンを到達を持っているかのようにブロックできるようにした。 :P
TML 4/22/2014: 質問......
プロテクション(ドラゴン)は楽しい一文ですが、「ドラゴンによってブロックされない」よりはるかに強いというほどではありません。《ドラゴンを狩る者》に到達を与えたのは、テキストの問題と実際のゲーム・プレイでの役割のためでした。
《まばゆい神盾》
DH 5/8: {1}{W}→{W}。どうだ《聖なる鎧》。
KEN 5/12/2014: 《聖なる力》!
DH 5/13: 間違えた。ああ、それだ。
KD 5/15: これはおかしい。
TML 6/16/2014: もっとプレイできるものにしてほしい。
ID 6/30: インフレを止めることはできない。
長きにわたって《聖なる力》の上位互換のマジックのカードは存在しませんでした。この《まばゆい神盾》はインフレしているかもしれませんが、ある意味では、与えた以上をもたらしてくれたのかもしれません。
《補給》
AP 3/13/14: なんかすごい余白があるように見えるんだけど。
DH 5/12: 1マナ重くしてキャントリップ追加。完全な余白にならないよう願って2ライフ減らす。
TML 5/12/2014: インスタントのほうがいいだろうね。これと5マナの《首のへし折り》の上に座れたらクールかもしれない。
DH 5/13: 確かにインスタントだ。インスタントのライフ獲得は一般的にもっと楽しいものだ。
TJA 5/13: 道三の最新の詠唱 :B
リミテッドには、相当悪いカードも含むあらゆるパワー・レベルのカードが要求されます。しかし我々はそれらのカードを常にサイドボードにあるままにせず、ある程度はプレイされるようにしたいと思っています。《補給》は人々が基本的に決して使わない水準から、少なくともいくらかの状況で役割をこなせるように少し強化されました。
《荒野の確保》
MJG 4/17/14: このカードの簡潔さは評価するが、《軍部政変》と《ホブゴブリンの隆盛》 を経てきたのでフレーバーを感じさせる気の利いた何かがほしい。例えば「ターン終了時まで、これらのクリーチャーは先制攻撃を得る」とか。
SPS 4/23: 賛成ですぞ。
DH 4/30: それを試してみよう。
DH 6/5: 1マナ軽く。先制攻撃を削除。元に戻すかもしれない。もっと構築フォーマットで可能性のあるカードが必要だ。
本来のこのカードは{X}{W}{W}でX体のトークンを出すもので、リミテッドでは良かったのですが構築フォーマットでは本当に不十分でした。我々はこのカードにチャンスを与えたいと思ったので、これらの出すトークンに先制攻撃を与えたのですが、それでもまだ足りないと分かりました。{X}{W}にすることですっきりしたカードになり、何かをするチャンスがかなり増えたと私は思います。
《陽焼の執政》
TML 3/7/2014: 《雄牛のやっかいもの》と《忘れられた古霊》は人気がある。それをやってみないか? 我々は時々多人数戦向けのカードにこの文章を使っているように感じた。
EEF 3/19/14: レアにはちょうどいいと思いますよ。多人数戦でライフが得られて飛んでいる《雄牛のやっかいもの》としてプレイされると思います。
KEN 6/19/2014: 龍の注目を浴びたときに何が起きたの? 私のターンは鼻歌を歌うため?
DH 7/8: 6マナのドラゴンが多すぎるのでこれを5マナにしてみたい。マナ・コストとパワーを1低くする。これが最終的に3/3にならないように願う。3/4は私の好みよりも少し強く感じたが。
龍がたくさんいることがセットの売りの1つであることの懸念として、マナ・コストとパワー/タフネスの組み合わせが大量にあるわけではないということがあります。我々は《陽焼の執政》をこのセットの他の龍より目立たせるために、少し軽いバージョンにしました。
青
《古えの鯉》
TML 1/23/2014: バニラになった。
TML 1/23/2014: 分かった、《装甲のカンクリックス》になったと思うんだが?
SPS 2/20: まさしくバカみたいですな。
ID 3/27: 私の好みよりもっとバカバカしいな。
TML 4/10/2014: 青にはタフネスが必要だ。私はこのままにするつもりだ。
各セットにはちょっとバカバカしいものが必要です。私が関係している限りは。
《予期》
TML 2/6/2014: 果敢を支援するために2マナのインスタントが欲しい。これは面白いスペースだと思う。
TML 2/9/2014: どれだけ低くできるかやってみよう! {1}{U}でインスタントの《手練》だった。
EVL 2/20: 少しよwかったので、もっと《衝動》みたいなものを試してみましょう。
SPS 2/20: エリックは弱かったと書こうとしたと思うのですが、私はこのコメント好きですぞ。
TML 2/28/2014: このカードはよかった!
TJA 4/9: 今は『マジック・オリジン』に{1}{U}で3枚見る《衝動》がある。
SPS 4/23: もうないですぞ!
AP 3/13/14: これをプレイするのは本当に興奮する。壊れていないライブラリー操作呪文をプレイするのは本当に楽しい。
我々は以前FFLで《衝動》を試してみて、そのカードは壊れてはいませんでしたが、求めたものよりも少しだけ強すぎました。《予期》については、このような効果が必要になった場合に定期的に再録するのに満足の行くバージョンのものが見つかったと私は思います。
《神出鬼没の呪拳士》
TJA 4/30: このバージョンの疑似果敢は本物の果敢に近すぎるように感じるんだけど?
DH 4/30: ブロックされないを除けばそうだろう。
反復は果敢との相互作用のために『タルキール龍紀伝』で再録に選ばれましたが、その相互作用が十分に強かったことから、我々は反復のシナジー回転を維持するために『タルキール龍紀伝』に数枚の疑似果敢カードを入れたいと考えました。また我々は、それらのカードに「果敢のキーワード能力を使わないで新しい果敢カードを作った」と感じさせないような十分な違いも求めました。
《氷瀑の執政》
TML 3/3/2014: 《霜のブレス》を唱えるやつではなく《地下牢の霊》の動きに。
ID 3/21: クールな構築向けカードだと思うよ。
TJA 4/9: こいつは「クール」って言ってる。
ドラゴンを構築フォーマットで使われるものにするのは難しいことです。我々はこれまでにそれを《嵐の息吹のドラゴン》、《永遠のドラゴン》、《雷口のヘルカイト》のようなもので達成してきましたが、構築フォーマットに大きな変化を与えるために非常に多くの数の龍がいる『タルキール龍紀伝』でそうすることは、つまり様々な能力やサイズを試してみるということでした。
《否認》
TML 7/15/2013: お気に入りの1枚!
《否認》なしではトム・ラピルのセットとは言えないでしょう。
《体躯の縮小》
TML 4/22/2014: 《閉所恐怖症》だった。コモンでこれが機能できるかどうかは興味深い。
DH 5/1: 今は「基本の」という書式があることを人々に教えることで、私はより幸せになると考えている。
DH 5/6: あああ。パワーをマイナスするオーラは圧倒のある世界では駄目だ。元に戻す。
DH 7/18: {3}{U}→{2}{U}。
プレイテストでは我々がそのカードをデザインしたときには想定していなかったような、重箱の隅な事例がよく起こります。これは最初は-5/-0するものでしたが、ドラフトで誰かが「圧倒の計算はどうなるの?」と尋ね、マット・タバックのデスクに急いで向かってその挙動を確かめました。この効果は強すぎるわけではありませんが、確かに直感的ではありませんでした。パワーを特定の数値に設定することで、これらの問題は解決されました。
《岸砕きの精霊》
(プレイテスト名は〈大変異種/Megamorphling〉)
TML 3/6/2015: 楽しい新カードだ。構築向けになってほしい。
DE 3/7/14: 名前通りのやつにするの?
TML 3/11/2014: この名前はFFLのやつらがこのカードを提案した後でつけたもので、その前につけたんじゃないよ。:)
TML 4/11/2014: もっと大きく。
TJA 4/14: 人々はこれと《霊異種》を比べてガッカリしたりしないかなあ? これは構築フォーマットで使われるかな?
TML 4/14/2014: これの数字はいくらがいい? 数字は動かせるよ。
AP 4/17/14: これが自分自身を守るときに戦場に残ることができたらもっと面白いと思う。+1/+1カウンターをなくしてほしくない。手札に戻るんじゃなく呪禁ではどう?
DH 4/21: バウンスは「+1/+1カウンターを置いてなくて次に置くかもしれない」というところでまだ我慢できるように思える。何か分からない変異としてプレイできるのはプラスだ。とは言え、アダムの懸念は確かだ。
DH 4/29: FFLのリクエストで{3}{U}{U}3/3→{1}{U}{U}2/2に。
Del 4/29: 名前は絶対に〈大変異種/Megamorphling〉より短くしないと駄目よ。それか能力を1つ削って。
DH 5/5: 6マナ4/4に。
ID 5/29: 《真珠湖の古きもの》がもう既に自分を守るためのバウンスを持っていて、これとマナ・コストが近い。ターン終了時まで呪禁を得て裏向きになるとかどう?
TJA 5/2: デルがスペース節約のために+1/-1と-1/+1を合わせられるかもしれないって言ってたよ。
DH 6/5: {4}{U}{U}→{U}{U}{U}3/3に。明滅をつけて、ブロックされないを削除。信心デッキ向けに。
ID 6/5: エレメンタルは残して欲しいなあ。 :)
TJA 6/9: 2つのパワー/タフネス増減能力を統合。出来上がったカードが注文通りか見ないと駄目だね。
KEN 6/9/2014: 我々の変異/予示/大変異での頑張りが構築フォーマットでの裏向きカードの隠れた情報になると嬉しいなあ。カバレージも盛り上がる。これとあの《復讐蔦》は裏向きの公開情報に見える。『運命再編』の{2}{U}のシャッフルするやつみたいなもっと情報を隠すほうが好きだね。
BrH 7/22: このカード大好きです。 単色にちょうどいいメリットが感じられます。
このセットのカードを作る仕事をしている間に、〈大変異種〉は楽しいカード名として現れ、最終的にファイルの中に居場所を得ました。これは最初もっと大型で《霊異種》に似ていましたが、我々はこれがメタゲームの中で使われるカードではないと気づきました。これを{U}{U}{U}にすることで青単信心がこれを唱えられ、《波使い》がもう一花咲かせるチャンスを与えられました。これはうまくいくのでしょうか? 私には分かりませんが、どうなるかは楽しみです。
《シルムガルの嘲笑》
EVL 5/12: 《取り消し》か《巻き直し》が良いのではないでしょうか?
TML 5/12/2014: 特にドラゴンにボーナスをつけたいなら面白そうに見えるね。
TJA 6/16: ケン・ネーグルは他のドラゴンを見せるカードよりも影響が大きい方法だと言っていたよ。
DH 6/18: 必要なら素のマナ支払いを{2}にできるが、そうするべきではないと思う。
ID 7/2/14: 支払いを{2}にする必要はないと思う。私はこれが既に十分強いと分かった。青いデッキは2ターン目にやることに飢えていて、大体は《魔力の乱れ》で十分だ。
我々は払わせるマナを{2}にして《シルムガルの嘲笑》をもっと強くすることができました。しかしそれではドラゴンを公開しなくても単体で十分に強かったかもしれず、ドラゴンを中心としたコントロール・デッキを組みたい人々に対して報償を与えるカード、という我々の望んだ結果にならなかったでしょう。
《テイガムの一撃》
KEN 10/14/2013: がおー。これとコンボになる変異のサボタージュ能力を何か作ってほしい。
GSV 4/15/2015: これか《沈黙の大嵐、シュー・ユン》のどちらかを変更しないといけないかもしれないね。
TML 4/16/2014: 新しい数字に。
ID 4/17: この数字でもまだリミテッドで悲惨なことになるかもしれない。
TML 4/22/2014: FFLではまだこれを弱くする必要がある。{3}{U}?
TML 5/12/2014: この数字ではまだやられる。
このカードは最初《ひずみの一撃》でした。このカードと《沈黙の大嵐、シュー・ユン》が組み合わさるとかなりエキサイティングに見えるかもしませんが、かなりの速さでつまらなくなってしまいます。現在のスタンダードでの青白英雄的デッキの動きを見てみると、この手の強化が必要ないのは明白です。セットをうまくデベロップするということの一部は、どんなことが読んでみて楽しそうか、そしてどれが実際に楽しいかを知ることです。
黒
《強迫》
時間表現――『タルキール覇王譚』の《蔑み》を思い起こさせる。ズルゴがサルカンと対決する代わりに、このシーンでは《龍王コラガン》の叫び声におびえる《鐘突きのズルゴ》が描かれている。
我々は『タルキール覇王譚』ブロックにできるだけ多くの時間旅行の表現を入れるようにしたいと考え、そして《強迫》と《蔑み》の重なりは変化した未来を本当によく現していました。
《よろめくゴブリン》
TML 11/18/2013: 濫用向けの《ただれたイモリ》風カードだ。黒には追加の死亡誘発が歓迎されるような気がするね。
TML 2/11/2014: 青黒の氏族デッキ用だ。
KD 3/28: そのまま再録でないことに注意。《ただれたゴブリン》は自分のやつにも当たる。
SPS 4/23: モフモフですな。
濫用を機能させるということは、生け贄に捧げたくなるようなカードを見つけるということです。
《アンデッドの大臣、シディシ》
時間表現:「これはこの時間線ではスゥルタイ氏族のカンではなく、龍王に仕えるアンデッドの魔術師になっているナーガのシディシの肖像だ」
TML 12/19/2013: レア投票の意外な勝者!
ID 4/24: もうちょっとだけ強くしたら楽しくなるかも。5/5か4/6とかかな?
DH 5/1: 4/6にしてみよう。
今日のMファイル2人目の元カン、シディシは龍の支配の下ですっかり悪くなって、今やゾンビとなっています。濫用して《魔性の教示者》ができるというデザインは、競技とカジュアルの両方のプレイヤーから多くの投票を得ました。
《悪性の疫病》
Mago 5/22: ノオオオオオオオオ!お前らは鬼か!!!! お前ら俺のセットにこれを入れようっていうのか?!?!?!
MJG 6/6/14: マークはこれを{1}{B}でテストしてほしいみたいだね。 :)
マーク・ゴットリーブはトークンが大好きかもしれませんが、FFLは時々、1つのデッキ戦略が強すぎたときに出てくることができるカードを好みます。我々のテストではトークンがスタンダード最強のデッキの1つだったので、そのデッキがスタンダードで最強だった場合に人々がサイドボードできるカードを必要としました。
《放浪する墓甲羅》
時間表現――『タルキール覇王譚』の《うねる塔甲羅》を思い起こさせる。
TML 2/9/2014: 作るべき新たなバニラが見つかった! やはり、タフネスだ。
悲しいかな、かわいそうな《うねる塔甲羅》よ!
今週はここまでです。来週は赤、緑、多色、アーティファクト、そして土地をお送りします。
ではまた来週お会いしましょう。
サムより (@samstod)
DragonsofTarkir タルキール龍紀伝
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