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お知らせ
2022年6月7日 禁止制限告知
2022年6月7日
告知日:2022年6月7日
パイオニア
- 《軍団のまとめ役、ウィノータ》禁止
- 《表現の反復》禁止
エクスプローラー
- 《表現の反復》禁止
(《軍団のまとめ役、ウィノータ》はエクスプローラーにおいて、すでに禁止されています。)
発効日:2022年6月7日
禁止カード、制限カードのフォーマット別一覧はこちら。
パイオニア
前回の更新で書いた通り、我々はパイオニアに、常に増え続ける過去のスタンダードのコレクションによって構成される、可能な限り多様性のある体験を提供したいと考えています。
時間の経過とともに、「ナヤ・ウィノータ」は他の直線的なクリーチャー・デッキをプレイする動機を大きく減少させるほどの強さと安定性によって多様性を抑圧していることが明らかになりました。このフォーマットで使用可能な強力なマナ・クリーチャーの多くを利用できる強靭なミッドレンジ・デッキであるだけでなく、デッキ名にもなっている《軍団のまとめ役、ウィノータ》が引き起こすドローは最速3ターン目に逆転不能な盤面を作り出します。
メタゲーム内での大きなシェア、高い勝率、そして除去を構えさせられる不満の溜まるゲームプレイにより、《軍団のまとめ役、ウィノータ》はパイオニアで禁止となります。
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の発売以降、《表現の反復》は複数フォーマットに渡るオールスターとなっていました。このカードはイゼット以外のデッキが使用可能な手段よりも大幅に軽くカード選別とカード・アドバンテージの両方を供給することにより、パイオニアで大きな成功を収めたさまざまなイゼットの戦略に活力を与え、他の戦略が消耗戦を行うことを極めて困難にしていました。
このフォーマットには他にも強力なドロー呪文、特に《宝船の巡航》と《時を越えた探索》があることを我々は認識していますが、これらの探査呪文がパイオニアの青いデッキにエターナル・フォーマット間での独自性を持たせることに貢献していると信じています。パイオニアの強力なキャントリップが少なくフェッチランドのないカードプールにおいて、我々は多くの探査呪文が他の非ローテーション・フォーマットと比較してもっと穏便なパワーレベルでフォーマットの一部であり続けることを望んでいます。
各種イゼット・デッキの勝率を下げ、パイオニアの中で特別なものを維持しながらこれらのデッキをフォーマット内の他の戦略とさらに同列にするため、《表現の反復》はパイオニアで禁止となります。
注意していただきたいのは、パイオニアの禁止告知がエクスプローラーに対しての行動と一致したものであり続けるということです。つまり《表現の反復》はエクスプローラーでも禁止されるということです。《軍団のまとめ役、ウィノータ》はすでにエクスプローラーで禁止されています。この変更を行ったときに、我々は『団結のドミナリア』の発売時にこの禁止について再検討すると述べました。しかしながら今回《軍団のまとめ役、ウィノータ》はパイオニアで禁止となり、我々は今後も《軍団のまとめ役、ウィノータ》をエクスプローラーで禁止したままにする予定です。
他のフォーマット
我々は今回パイオニアだけに変更を行うことを選びましたが、他の競技的フォーマットの健全性についても検査と議論を行いました。他の各フォーマットは基本的に健全な状態で、最も多くプレイされているデッキ群の間で適度な使用率と勝率、そして競技で戦えるデッキの間で良好な多様性を持った選択肢があるという性質が見られます。以下は各フォーマットで我々が「変更なし」とした理由の要約です。
スタンダード
「MTGアリーナ」のプラチナ以上のラダーのデータはスタンダードのメタゲームが健全な場所にあることを示しています。さまざまな3色の中速デッキが最もプレイされているアーキタイプであり、その中で最も多いもの(エスパーとグリクシス)はそれぞれラダーのメタゲームの約10%を占めています。各種ジェスカイ(《暁冠の日向》や《溺神の信奉者、リーア》を特徴としています)は高レベルでの人気を増してきていますが、健全な使用率と勝率に留まっています。一方、《ルーン鍛えの勇者》デッキと「白単アグロ」は時間とともに使用率を減らしています。「緑単アグロ」は最もプレイされているデッキ群には入りませんが、より人気のあるアーキタイプの多くに対して有望な勝率を示しています。
全体的に、これはメタゲームがさらに進化する可能性を示しており、現在の状態は既に良好なレベルの多様性を反映しています。
モダン
モダンのメタゲームは素晴らしい多様性を示し続け、アグロ、テンポ、コンボ、コントロール、ランプの全てが最もプレイされている10のデッキの中に存在します。「イゼット《濁浪の執政》」は「Magic Online」のメタゲームで約10%の使用率と約50%の勝率を示しています。上位のデッキはお互いに有利不利があり、人気のない「ローグ」デッキが成功するかなりの余地が存在します。
レガシー
1月の《敏捷なこそ泥、ラガバン》の禁止以降、「イゼット・デルバー」の勝率は低下して、このデッキは他の最もプレイされているアーキタイプに対して適切な強さと弱さを見せています。他にもリアニメイト、コントロール、リソース否定、コンボ、アグロなどの大分類アーキタイプが成功を収めています。我々は潜在的に不健全だったり楽しくなかったりするプレイパターンを注視し続けていきますが、それ以外ではデッキの分布の短期的変化を制御するのは自然なメタゲームの力で十分であるように見られます。
ヴィンテージ
いつも通り、得られるヴィンテージのサンプルの規模は比較的小規模な傾向にありますが、現在は変更の必要を示すものは何もありません。最近の「Magic Online」でのヴィンテージ・チャレンジのイベントではデッキや戦略の多様性は良好です。『モダンホライゾン2』やその他の最近のセットから追加されるカードは姿を表し続け、個別カードレベルでの実験は健全な可能性を見せています。いつも通り、コミュニティからの意見に耳を傾け続けていきます。
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