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お知らせ

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2020年10月12日 禁止制限告知

Ian Duke
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2020年10月12日

 

告知日:2020年10月12日

スタンダード
ヒストリック
ブロール

発効日:2020年10月12日

 禁止カード、制限カードのフォーマット別一覧はこちら


 ヒストリックとブロールの部分はジェイ・パーカー/Jay Parkerが担当しています。

スタンダード

 先月行われたスタンダードの禁止制限の変更で、我々はスタンダードのメタゲームおよび《創造の座、オムナス》デッキを監視し続け、必要になればさらに変更を行うということを強調しました。その後のラダーでのプレイやトーナメントの結果、そしてこの週末に行われたグランドファイナルのデッキ分布を観察し、我々は追加の変更は避けられないとの結論に達しました。

 現在のメタゲームで最も多く使われている2つのデッキである「4色ランプ」と「4色アドベンチャー」はどちらも《創造の座、オムナス》をキーパーツとしています。《自然の怒りのタイタン、ウーロ》の禁止後、「4色ランプ」の勝率は下がり、特に対「赤緑アグロ」と「青黒ローグ」に対してそれが顕著ですが、《創造の座、オムナス》ランプ・デッキはメタゲームを歪め続けています。加えて、「4色アドベンチャー」が最も高い勝率のデッキとなり、オムナスをプレイしない他の上位10デッキのうち9つに対して有利をつけています。

 このメタゲームの支配的状態はグランドファイナルのプレイヤーのデッキ選択に現れました。少人数の招待制トーナメントにおいてプレイヤーが一緒に調整を行いデッキが少数に絞られるのはよくあることですが、今回の場合参加32人中23人が《創造の座、オムナス》デッキでした。

 その支配的状態に対処するため、《創造の座、オムナス》はスタンダードで禁止となります。

 ラダーのプレイのデータは、オムナスのいない環境ではアドベンチャー・デッキが最強の戦略として残ることを明らかにしています。そのため、我々はそのデッキの強力で対処が難しいエンジンである《幸運のクローバー》も禁止することを選択しました。我々の想定では《エッジウォールの亭主》を使ったデッキや当事者クリーチャーは使われ続けますが、今回の変更の後ではより多くの他のデッキがそれらに対してうまく対抗できるようになります。

 最後に、我々はランプ・デッキがスタンダードのメタゲームを支配し続けないようにするためのさらなる一歩として《僻境への脱出》も禁止することを選択しました。このカードは《水蓮のコブラ》のような強力なマナ加速から《発生の根本原理》や《精霊龍、ウギン》のような重いカードへの橋渡しとして独特で強力な役割を果たしています。グランドファイナルでプレイされた土地以外のカードのうち《僻境への脱出》は2番目に多く使われていました。多くのランプのバリエーションに共通するカードとして、ランプ戦略全般を弱体化させて現在のメタゲームを変えるようにするためには最も素直な方法です。

ヒストリック

 スタンダードと同様に、《創造の座、オムナス》はヒストリックでも強力であることが証明されています。ヒストリックでの勝率はスタンダードよりも低いものの、我々は《創造の座、オムナス》を使ったデッキのメタ内でのシェアが確実に増大し、とりわけこのデッキが最もプレイされているデッキであるBO3において顕著であることを目にしています。またヒストリックには《探検》や《成長のらせん》などのこのデッキが求めている追加の土地を置く手段がスタンダードよりも多く存在します。ヒストリックのメタのよりよい多様性と健全性のために、《創造の座、オムナス》は一時停止されます。

 またヒストリックには現在一時停止されて解決を待っているカードが3枚存在します。これらの一時停止によるメタの発展を観察した結果、我々は《時を解す者、テフェリー》と《荒野の再生》を取り除くことがこのフォーマットの多様性と双方向性を増加し、全体の健全性とバランスを改善するという感触を得ました。その結果として、《時を解す者、テフェリー》と《荒野の再生》がヒストリックで禁止されます。

 《炎樹族の使者》は場合が異なります。これの一時停止以降、ヒストリックのパワー・レベルは『Jumpstart』と『アモンケットリマスター』の実装で大幅に上昇しており、メタ内のグルール・アグロのシェアは著しく減少しています。フォーマット全体のパワー・レベルとグルール・アグロの対戦相性を考慮した結果、我々は《炎樹族の使者》が再びこのフォーマットにとって健全で興味深いものになる余地があると考えています。《炎樹族の使者》はヒストリックで一時停止解除となります。

ブロール

 《創造の座、オムナス》はブロールにおいて圧倒的に最も多くプレイされている統率者であり、現在最も高い勝率を誇っています。ブロールは特に多様性が重要視されるフォーマットなので、《創造の座、オムナス》はブロールで禁止となります。《創造の座、オムナス》はMTGアリーナのヒストリック・ブロールのイベントでは引き続き使用可能ですが、他の同じぐらい強力な統率者と当たる頻度が上がるシステムを導入予定です。

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