2020年3月5日

 

（編訳注：文中の画像は、英語版の開発中のものです。また動画部分は原文をご参照ください：通信量にご注意ください。）

　３月のゲーム更新情報を見れば、皆さんの足取りも弾むこと間違いなしです。今回は新たなカードに新たな機能、新たなイベント、そしてフレンドとの新たな交流方法が実装されます。

　素敵でしょ？ 素敵なんです。

『ヒストリック・アンソロジー２』

　先日のお知らせを見逃した方へお伝えしますが、間もなくMTGアリーナで『ヒストリック・アンソロジー２』が発売され、新たに25種類のカードが追加されます。

　『ヒストリック・アンソロジー１』では、ローテーションのないヒストリックにおけるデッキ選択の幅を広げることを主な目標にしていました。《宝物探し》や《魂の管理人》といったカードはヒストリックに新たなアーキタイプをもたらし、最終的に競技志向の場でも渡りあえるほどになったので、この目標は十分に達せられたと私たちは感じています。

　『ヒストリック・アンソロジー２』も引き続きデッキ選択の可能性を広げていくために制作されましたが、今回はカードが追加された後の環境のこともより深く考慮されています。私たちはマジック開発部とともに制作に取り組み、一時停止に指定したカードへの対抗策や、『アモンケット』のリマスター版と同じく今年リリース予定の『パイオニアマスターズ』を導入するための環境づくりなどについて、理解を深めました。『ヒストリック・アンソロジー２』では、カードのパワー・レベルの面でも対抗策やシナジーの面でも、未来へつながる架け橋を作り始めることにしました（例えば今回で収録される「サイクリング土地」は『アモンケット』との相性が良いでしょう）。それから、《ニクス毛の雄羊》や《脳蛆》といった『テーロス』ブロックのクリーチャー・エンチャントに、《空位の玉座の印章》や《祖先の仮面》といったエンチャント・テーマの主力たり得るカードも収録し、新鮮なテーロス体験が味わえるようになっています。

　そしてヒストリックにはまだ拡張の余地がたくさんあるため、一風変わったデッキの作成を助けるものや懐かしさについ笑みがこぼれるようなカードも収録しました。

ヒストリックのイベント予定

　新たに追加されるカードはどこで楽しめばいいのかって？ よくぞ聞いてくれました！

• ランク戦ヒストリック――3月12日～4月16日(PDT)
• マッチ・ランク戦ヒストリック――3月12日～4月16日(PDT)
• 作業場：歴史の伝承――3月15～18日(PDT)
• 神々の祝祭：エレボスの死の回想録（ヒストリック・ブロール）――3月13～17日(PDT)
• ヒストリック・パウパー――3月28日～4月4日(PDT)
• ヒストリック・チャレンジ：4月11～13日(PDT)

　これらのイベントに加えて、４月のゲーム更新までの間「プレイ」モードでヒストリックのデッキを使うとクエストの進行や週間/デイリー勝利報酬も獲得できます。

『Secret Lair Thalia: Beyond the Helvault』

　『ヒストリック・アンソロジー２』のリリースを記念して、MTGアリーナの枠を越えてテーブルトップでも《スレイベンの守護者、サリア》に注目した特別な『Secret Lair』ドロップ・シリーズが発売されます。この製品はMTGアリーナにとっても特別で、サリアをテーマにしたスリーブだけでなく収録される各カードのアートが使用されたカード・スタイルがMTGアリーナで手に入ります。

注：『Secret Lair Thalia: Beyond the Helvault』に含まれるのはスリーブとカード・スタイルのみで、MTGアリーナで使用できる《スレイベンの守護者、サリア》のカードは含まれていません。《スレイベンの守護者、サリア》を手に入れるにはワイルドカードで作成するか、『ヒストリック・アンソロジー２』をお買い求めください。

メッセージ送信機能

　３月のゲーム更新では、最もリクエストの多かったソーシャル機能も実装する予定です――ゲーム内でのフレンドへのメッセージ送信機能です。

　念のためお伝えしておきますが、マッチ中もチャットはできるものの、メッセージを送れるのはフレンドに対してだけです！ この機能では、フレンドリストに入っていない対戦相手にはメッセージを送れません。

　それから、ゲームに全力集中したいときのために、あなたの状態を示す機能も追加します。「応答不可」と「オフライン」に切り替えられます。

• 応答不可：通知がオフになります。メッセージの送受信はできますが、通知を受け取りません。
• オフライン：ソーシャル機能から退出します。（メッセージの送受信やフレンドのオンライン状態の確認ができなくなります。）

フレンド対戦でもクエストの進行が可能に

　……この小見出しだけでも十分かもしれませんが、念のため詳しくお伝えしておきましょう。４月のゲーム更新までの間、フレンド対戦でもクエストを進行できるようになります。デイリー/週間勝利報酬は得られませんが、メッセージの送信機能実装の記念ということでお楽しみください。

新規プレイヤー向け：「カラー・チャレンジ」の導入

　私たちは改めて新規プレイヤー向けのコンテンツを見直し、マジックの基本を学べる新たな方法を３月の更新で導入します。それが「カラー・チャレンジ」です！ 詳細は後日完全ガイドをお届けしますが、ここで概要をお伝えしておきます。

• アカウント・マスタリーは終了します。今後はカラー・チャレンジをクリアして新規プレイヤー用の報酬（追加のデッキやワイルドカードなど）を手に入れていくことになります。
• カラー・チャレンジは５つあり（マジックの５色それぞれに１つずつ）、各チャレンジは５つのステージで構成されます。
• 既存のプレイヤーの皆さんも、「マジックを学ぼう」のページからカラー・チャレンジをプレイできます。

　カラー・チャレンジの特徴の１つとして、敗北するとゲーム後にヒントが表示され、うまく使えなかった呪文やコンバット・トリックの使い方を教えてくれます。

　新規プレイヤーの皆さんには、カラー・チャレンジを通してマジックの各色とそれぞれの戦い方を「体感」していただければと思います。また、MTGアリーナもマジックも初めてだという方に、よりしっかりしたチュートリアル体験をお届けできれば幸いです。

スリーブ装着

　今回の更新では、カード・スリーブの選択画面にも変更を加えます。他列の縦スクロール形式に変更するので、スリーブの一覧が見やすくなると思います。また、カード・スリーブの「デフォルト設定」もできるようになり、デフォルト設定したスリーブはあなたが作成したデッキすべてに適用されます。（過去に作成したデッキも、初期状態のスリーブを使用しているものにはすべて適用されます。）

　そしてもう１つ、質問が来る前に答えておきましょう――実装予定ですよ！ 「土地のお気に入り機能」も、現在私たちのTo-Doリストに入っています。今回の更新では実装されませんが、快適なプレイに関わる機能の１つとして鋭意作業中です。

エモート・エヴォリューション

　それからエモート機能も拡張し、対戦中のマナーを気にする方のために新たに２つの応答エモート――「ありがとう！」と「ごめん！」を追加します。

　これらは、他のエモートに反応して数秒間表示されます。例えば対戦相手があなたのプレイに対して「やるな！」と送った場合、「やるな！」と返すのではなく「ありがとう！」と返せるようになります。同様に、対戦相手が「しまった」とつぶやいたときに「ごめん！」と慰めの言葉をかけられます。

間もなく登場：キューブ・シールド

　オーケー、まずは聞いてください。皆さんの多くが「キューブ・ドラフト」を求めていることは私たちも把握しており、私たちもまた、それを望んでいます。ですが私たちがキューブ・ドラフトで果たしたい目標を鑑みると、現在のカードと「パック」の照合手順でボット相手にドラフトを行っても、楽しい体験は生み出せないと考えています。（先に実装するべきものが何か、おわかりですね。）

　そういうわけで、今回は「キューブ・シールド」をお届けします！

　４月の前半ごろにMTGアリーナへキューブ・シールドを導入します。キューブは『ヒストリック・アンソロジー２』を含め、MTGアリーナに実装されているすべてのカードから作成されます。また、このイベントはMTGアリーナ初の「ファントム」イベントとなります。つまり、開封したカードはあなたのコレクションに加わりません。

　ファントム・イベントを詳しく知らない方のために付け加えておきますが、このイベントではレアリティの封入比率が適用されないため、６パック開封してレアや神話レアが６枚より多く出現する可能性があります。

　（キューブに収録されるカード一覧を含む）詳細については、後日発表します。

クリンナップ・ステップ

　３月のゲーム更新は3月12日(PDT)――１週間後に行われる予定です。メンテナンスについての情報はステータス・ページ（リンク先は英語）をご確認ください。また@MTGArenaJPをフォローしていただければ、最新にして最高の更新情報を随時お届けします。

　それから、『Secret Lair Thalia: Beyond the Helvault』も3月12日(PDT)から24時間限定で販売されますので、こちらもお忘れなく。今後のドロップ・シリーズも見逃さないよう、ぜひSecret Lairのニュースレターに登録したり、@MTGSecretLair(英語)をフォローしたりしてください。