READING
お知らせ
MTGアリーナ:ゲーム更新情報(2019年12月)
2019年12月10日
(編訳注:画像は英語版の開発中のものです。)
パフォーマンスについてのご報告
直近2回の「ゲーム更新情報」と同様に、まずはパフォーマンス改善の進捗状況のご報告から始めたいと思います。パフォーマンスについては、私たちが監視している全範囲において11月の更新で大幅な改善が見受けられたため、今回はこれまでに比べて少し短めです。
11月の更新前 | 11月の更新後 | |
---|---|---|
ドロップレートの低下 | 88%のプレイヤーに発生 | 25%のプレイヤーに発生 |
引っかかり | 40%のプレイヤーに発生 | 6%のプレイヤーに発生 |
もちろんまだやるべきことは終わっていません。とりわけメモリの割り当てと使用率に影響する問題(いわゆる「メモリリーク」)については鋭意作業中ですが、今のところコードのリファクタリングは私たちの想定通りに進んでおり、ドロップレートの低下や反応なしの状況に陥る頻度も影響の大きさも、着実に軽減されています。
皆さんの多くがパフォーマンスの改善を実感し始めていると、私たちは期待しています。12月のゲーム更新では、メモリ割り当ての問題に対してもう少し変更を加える予定です。
Brawlidays
先月、私たちは「常設のモードがもっと必要とされていること」と「プレイするたびに新しい体験を楽しめること」のバランス取りについてお話ししました。しかしながら、現在MTGアリーナがサポートしているプレイモードやフォーマットの中に、求める声が飛び抜けて多いものがあります。
そこで私たちは、2019年12月12日~2020年1月16日(PST)にかけて、1度だけ参加費を支払えば遊び放題のブロールのイベントを開催します。参加費は10,000ゴールドまたは2,000ジェムで、このイベントに参加した方にはブロールに追加されるカード1枚をお贈りします。
これは私たちにとって、「フリーパス」方式の長期間イベントを行う初めての実験となります。そのためすでに、プレイヤーの皆さんからのフィードバックや参加者数に応じて再開催する計画を立てています。最終的にはこのようなブロールのイベントを増やしていくのが目標で、将来的に他のフォーマットでも行われる可能性があります。
イベントの詳細は以下の通りです。
Brawlidays
イベント日程:2019年12月12日~2020年1月16日(PST)
参加費:10,000ゴールドまたは2,000ジェム
イベント形式:特になし! イベント期間が終了するまで、お好きなだけゲームをお楽しみいただけます。
「Brawlidays」イベントに参加すれば、イベント期間中いつでも他のプレイヤーとのブロール対戦をお楽しみいただけます。イベントに参加していない方も、毎週水曜日にブロールのプレイモードが開放されますし、指名対戦では友人とのブロール対戦をお楽しみいただけます。
さて、私たちが実験しているのは、イベント構造だけではありません……
統率者戦ファンの皆さんにとって、この顔はお馴染みでしょう――そこで私たちは、《贖われし者、ライズ》を「ブロールとヒストリック」で使用できるようMTGアリーナに追加します。ブロールでは統率者としての使用はもちろん、色の合うデッキに入れてお楽しみください。テーブルトップのブロールでは使用できないことは承知していますが(ブロールではスタンダードの範囲のカードしか使用できないため)、ヒストリックと同様に、私たちはMTGアリーナにさらなる楽しさとエキサイティングな体験をもたらすため、マジック開発部と密接に協力して、このゲームにおけるカードプールを拡張する方法に取り組んでいるのです。
「Brawlidays」イベントにご参加の方は、最初の1勝に限り《贖われし者、ライズ》1枚を受け取ります。ヒストリックで複数枚使いたい方は、ワイルドカードでの作成も可能です。
ヒストリック
次はヒストリックについて、12月のゲーム更新で行われる変更とこのフォーマットの将来の計画をお話しします。『ヒストリック・アンソロジー1』とランク戦:ヒストリックの導入以降、私たちはこのフォーマットが発展していくにつれて移り変わるプレイの健全さとメタゲームを注意深く観察してきました。
このフォーマットにおけるデッキの多様さと、追加カードがメタゲームの形成に一役買っていることについて私たちはかなり満足していますが、その一方でいくつか問題のあるカードも特定しており、それらを12月のゲーム更新をもって「一時停止」措置にしようと計画しています。「ん?」と眉をひそめた方は、私たちがマジック:ザ・ギャザリング アリーナへ新たに導入する「一時停止」という言葉に混乱したのでしょう。ゲームプレイ上は、一時停止に指定されたカードは「禁止」措置と同様にそのフォーマットでの使用が不適正(つまり使用できない)ということになります。一時停止は、これまでの禁止措置よりも指定するカードや期間においてより柔軟に取り組めることを意図して導入しました。一時停止は、ランク戦:ヒストリックの開放期間中のみ適用される一時的な措置です。一時停止リストのカードは、ランク戦:ヒストリックが開放される時期にリストから除外されたり、完全な禁止に移行したりします。
一時停止となるカード
禁止と一時停止の違いやそれぞれの理念、今回一時停止措置になったカードの詳しい理由などを知りたい方は、「ヒストリック一時停止告知」記事をご覧ください。
ヒストリックのイベント
私たちは皆さんにヒストリックをお楽しみいただけるよう、ランク戦:ヒストリックの開放に加えて他にもさまざまなイベントを開催する予定です。
「ヒストリックの職工」イベント:12月20~30日(PST)
来週から、(コモンとアンコモンのカードのみで構築する)「職工」イベントをヒストリックでも開催します。参加費は2,500ゴールドまたは500ジェムで、好きなだけプレイできます。最初の5勝までは特別なカード・スタイルの報酬をご用意しています。
ランク戦ドラフト:『ドミナリア』:2020年1月3~16日(PST)
そうです、新年に『ドミナリア』ドラフトが帰ってきます。参加費やイベント形式、報酬は、他のランク戦ドラフトと同様です。『ドミナリア』ドラフトは近年最も人気があったドラフト環境であり(少なくとも近年まれに見る好評ぶりでした)、ドラフトを楽しみながらヒストリックのコレクションを強化できる最高のイベントになるでしょう。
ヒストリック・チャレンジ:2020年1月11~13日には、ヒストリック・チャレンジもやってきます。このイベントは2本先取で行われ、参加費も高いですがその分豪華な報酬が手に入ります。
- 8勝:15,000ゴールド、ヒストリックのブースターパック40パック、「宝物探し」と「ガイアの揺籃の地」のカード・スリーブ
- 7勝:10,000ゴールド、ヒストリックのブースターパック20パック、「宝物探し」と「ガイアの揺籃の地」のカード・スリーブ
- 6勝:8,000ゴールド、ヒストリックのブースターパック12パック、「宝物探し」と「ガイアの揺籃の地」のカード・スリーブ
- 5勝:6,000ゴールド、ヒストリックのブースターパック8パック、「宝物探し」と「ガイアの揺籃の地」のカード・スリーブ
- 4勝:4,000ゴールド、ヒストリックの個別カード報酬4枚、「宝物探し」のカード・スリーブ
- 3勝:3,000ゴールド、ヒストリックの個別カード報酬4枚、「宝物探し」のカード・スリーブ
- 2勝:2,000ゴールド、ヒストリックの個別カード報酬4枚、「宝物探し」のカード・スリーブ
- 1勝:1,000ゴールド、ヒストリックの個別カード報酬4枚、「宝物探し」のカード・スリーブ
- 0勝:ヒストリックの個別カード報酬4枚、「宝物探し」のカード・スリーブ
このイベントの参加費は10,000ゴールドまたは2,000ジェムで、8勝するか3敗するまでプレイできます。ヒストリックのブースターパック報酬は、現在MTGアリーナに実装済みのスタンダードで使用できない4セットのパックがそれぞれ同数授与されます。
デッキのソート機能
……これ以上の説明は要ります?
MTGアリーナでサポートするイベントやフォーマットは、今後も広がり続けます。その中で、「新しいデッキ」が「本当に」新しいデッキなのか、あるいは「ブロールの」新しいデッキなのか、記憶し続けるのは極めて難しく、探しているデッキが実は「インポートしたデッキ(3)」だったということが起こるのを私たちは懸念しています。
デッキ名をちゃんと付ければ良いという話はさておき、12月のゲーム更新からデッキのソート機能が始まります。皆さんのデッキをフォーマット別や色別に表示したり、アルファベット順や最近変更した順に表示したり、名前検索したりもでき、さらにそれらを組み合わせることも可能です。
12月のゲーム更新では他にも快適さに関わる変更を予定していますが、特に強調したいのがこちらの機能でした。この機能は、皆さんから多くのご要望をいただいていたのです!
クリンナップ・ステップ
12月の更新は間もなく、2019年12月12日午前8時ごろ(PST)にやってきます。メンテナンス時間や更新時間などの最新情報はステータス・ページ(英語)をご確認ください。
RANKING ランキング
-
広報室
年末年始もマジックづくし!「お年玉キャンペーン」&「プレマ&スリーブゲット!年末/年始スタンダード」開催決定|こちらマジック広報室!!
-
コラム
スクウェア・エニックスで「マジック体験会」を開催!?『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』に向けたインタビューも|企画記事
-
戦略記事
ラクドス・サクリファイス:クリーチャーともう一つの生け贄要員(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
戦略記事
ジャンド独創力:プランは複数、独創力のみにあらず(パイオニア)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
戦略記事
とことん!スタンダー道!まさかまさかの複製術、コピーされ続ける先駆者(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
NEWEST 最新の読み物
-
2024.12.20戦略記事
今週のCool Deck:ロータス・コンボ、遂にアリーナにて始動!(パイオニア)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.20読み物
第51回:0から始める統率者戦|クロタカの統率者図書館
-
2024.12.19戦略記事
とことん!スタンダー道!まさかまさかの複製術、コピーされ続ける先駆者(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.19コラム
スクウェア・エニックスで「マジック体験会」を開催!?『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』に向けたインタビューも|企画記事
-
2024.12.18戦略記事
ラクドス・サクリファイス:クリーチャーともう一つの生け贄要員(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.18広報室
2024年12月18日号|週刊マジックニュース
CATEGORY 読み物カテゴリー
戦略記事
コラム
読み物
BACK NUMBER 連載終了
- Beyond the Basics -上級者への道-
- Latest Developments -デベロップ最先端-
- ReConstructed -デッキ再構築-
- Daily Deck -今日のデッキ-
- Savor the Flavor
- 射場本正巳の「ブロールのススメ」
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
- 浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」
- ガフ提督の「ためになる」今日の1枚
- 射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」
- かねこの!プロツアー食べ歩き!
- ロン・フォスターの統率者日記
- 射場本正巳の「統率者(2016年版)のススメ」
- マアヤのマジックほのぼの日記
- 金子と塚本の「勝てる!マジック」
- 射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」
- 週刊連載インタビュー「あなたにとってマジックとは?」
- なかしゅー世界一周
- 中村修平の「デイリー・デッキ」
- 射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」
- 中村修平の「ドラフトの定石!」
- 浅原晃の「プロツアー観戦ガイド」
- 鍛冶友浩の「プロツアー観戦ガイド」
- ウィザーズプレイネットワーク通信
- Formal Magic Quiz
- 週刊デッキ構築劇場
- 木曜マジック・バラエティ
- 鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」
- 鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」
- 渡辺雄也の「リミテッドのススメ」
- 「明日から使える!」渡辺リミテッド・コンボ術
- 高橋優太の「このフォーマットを極めろ!」
- 高橋優太の「このデッキを使え!」
- 黒田正城の「エターナルへの招待」
- 三田村リミテッド研究室
- 新セットめった切り!
- シングルカードストラテジー
- プレインズウォーカーレビュー
- メカニズムレビュー
- その他記事