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Play Design -プレイ・デザイン-
Mファイル『ラヴニカの献身』編・多色
2019年2月1日
今度は多色の時間だ、みんな! 今回のMファイルで、我々の内部データベースがもたらすいくつかの最も興味深くいろいろと考えさせられるデザインのコメントを見ていき、『ラヴニカの献身』編を終わらせる。ここに来るのが初めての人に説明すると、マジック開発部のメンバーは現在取り組んでいる全てのカードについてコメントを残すことが奨励されている。
ここをクリックすると話している面々が表示される。
《生術師の使い魔》
JDR: これはレアみたいだが、素敵なレアだ。
SPS: 3マナに下げますぞ。
SPS: 2マナ2/2でレアに格上げですぞ。
AW: かなりマッシブなコンボの可能性。
BRH: このカードはいわゆるスパイシーなミートボールだ。これが確実にできることを考えるべきだろう。
MJJ: 《エルフの部族呼び》、《呼び覚ます者イザレス》、あともしかしたら《万面相、ラザーヴ》も一番ありそうな選択肢かな。
ELI: 《呼び覚ます者イザレス》はトカゲ・ウィザードの助けを受けない、彼のは誘発型能力だ。
MJJ: おー、そうか、うん、私はトカゲ・ウィザードがアンデッドを嫌ってるんだといつも思ってた。
DSJ: 順応を複数回する方法のほうが好きかな。
ELI: DSJ、「このターンに1度、……かのように順応を行うことができる」みたいなのがいいってことか?(そのテキストはサムが賛成するなら機能する)
ABRO: そういうテキストが欲しいんだよ、イーライ。
SPS: 複数回の順応を可能にする2行目のテキストですぞ。
今週の始まりはスパイシーなやつだ! あらゆるカードに対してかなりの量の起動コストを軽くするカードを開発するとき、いくつか注意が必要なことがある。デザインのメンバーはスタンダード環境で壊れるものが何もないようにするために入念にデータベースを調べていく。全力のプレイ・デザイン・チームにより、よりエキサイティングで大胆なデザインが開発部の門を通り抜けて君の手元のブースターパックに入れられるようになった。
《成長のらせん》
SPS: {G}{U}の《探検》ですぞ。
MMAJ: 素敵だね。
KEN: 《二つ反射のリクー》で使ったよ。
DSJ: 土地を置いたかどうかの記録を簡単にするために「カードを1枚引く。あなたは、あなたの手札から土地・カードを1枚戦場に出してもよい」に変えるべきでは?
SPS: まずドローが先で、その後手札から土地を戦場に出していいようになりましたぞ。
ABRO: インスタントになった。
ALLI: セブ/Sebは宝物。このアートはとても素晴らしいですね。
シミック連合のメンバーの私としては、このカードは完璧だ。私は対戦相手の終了ステップにカードを引いて土地を置いてそして何か動きたい。このかわいいパッケージにその全てが入っている。《探検》を少し唱えにくくしたものだが、インスタントであることのもたらす選択肢は、ランプ・デッキにいくつかのプレイを加えるクールな変更だった。最後に、長いゲームでに土地を何枚プレイしたか忘れるかもしれないので、変更が行われた。呪文の解決中に土地を戦場に出すこの機能的な変更によって、1ターンの間にあと何枚土地をプレイできるかを覚えておかなくてもよくなった。
《グルールの呪文砕き》
SPS: 新デザイン。暴動を使ってますぞ。
ABRO: この暴動の使い方は好きだ。
SPS: 自分のターンに呪禁を持つように変更しましたぞ。
BRH: このカード好き。
ABRO: カードは楽しかった、トランプルの追加を提案する。
SPS: トランプル追加しましたぞ。
MMAJ: 何か対コントロール用のテキストを探す。
SPS: 自分のターンにプレイヤーにも呪禁がつくようになりました、もう《残骸の漂着》を嫌々食らうのは嫌ですぞ!
暴動は素敵なメカニズムだ。他のクリーチャー戦略に対しては殴り合いで勝つためにクリーチャーを大きくすることができる。コントロールと当たったときは、全体除去の返しのターンにダメージを与えるために大量の速攻持ちの脅威を用意できる。もともと、このカードは対戦相手が自分のターンに対処しなければならないようになっていた。しかし、これを除去する最もよく使われた方法の1つが強力なインスタント速度の全体除去である《残骸の漂着》だった。サムの素晴らしい調整は独創的だ。
《厳戒態勢》
SPS: 防衛と高いタフネスに対するご褒美ですぞ。
EEF: これの最終版テンプレートは『基本セット2019』の《策略の龍、アルカデス》にあわせてきちんと機能するようにします。
SPS: 持っていないかのように攻撃できる、に変更ですぞ。
SPS: 3マナに下げましたぞ。
GJ: レビュー:このカードが青い理由がはっきりしない。
ABRO: 青らしさのために1マナ下げてアンタップする起動型能力を追加した。
攻撃できるクリーチャーとダメージの与え方という基本的なルールを変更するカードは扱いにくい。デザイナーはカードをファイルに入れてそれがテストされるようにするために、正確な書式ではないものを書くことがよくある。イーサンはスタンダードでの混乱を少なくし、そして同じデッキで機能するようにするため《策略の龍、アルカデス》とこれの書式を同じにするようにした! さらにこれの起動型能力を削った場合、防衛が攻撃できることとタフネスでダメージを与えることはどちらも白のやることなので、このカードは突然青である理由がなくなってしまう。素晴らしい指摘だグレン!
《旧き道のニーキャ》
SPS: 5マナに下げますぞ。
SPS: 新しい書式に、もっとうまく機能するようになりましたぞ。
BRH: A+
ABRO: ブライアン、私はこれに実際Bをつけるぞ。
MJJ: このカードは5マナのクリーチャーのくせにほとんど何をされても死んでしまう。4/5かなにかにできないかな?
SPS: 4/5に上げますぞ。
MJJ: 5にして!
SPS:よろしい、では5/5にしますかな。
DGH: これはいい、うん、黄金の道だ。
ABRO: あーデイブ、ぞのジョークは5点満点だ。
こういうマナを倍にする効果が基本的にコスパが悪くて低いスタッツから始まるのは、この効果がとても強力だからだ。プレイヤーはこれを見たらすぐに除去しようとするので、モンスはこれを生き残らせるのを助けるために、これをもう少し大きくできない理由があるかどうか聞くのに十分な数これをプレイした。そしてサムはそれに同意した。あと、ここのコメントはちょっと……難しい。
《首席議長ヴァニファール》
SPS: 《出産の殻》の再来ですぞ。
DMUS: これで追放しないようにできないか。死亡誘発ができるようになることと、この前のセットの青緑のやつと組み合わせることはクールだ。
SPS: 生け贄に捧げるようになりましたぞ。
SPS: 1/3→2/4。
SPS: 5マナになって1回だけになりましたぞ。強いカードとして繰り返し使えるように推したくはありませんな。
ABRO: 旧バージョンに戻した。1回だけは弱く感じる。
ABRO:《稲妻の一撃》で死んで《民兵のラッパ手》で持ってこれなくなった。2/4→3/3。
ABRO: 起動コストを削除。
PC: 起動にマナはつけておく必要があると思う。このカードをパワーアップさせたいなら2/4に戻すこともできる。
SPS: 2/4に戻して起動コストはかからないままにしましたぞ。
今このカードは本当に私に語りかけてくる。《出産の殻》は呼び戻すには強いカードで、そして《首席議長ヴァニファール》は失望はさせない。当初、このような悪名高い血を引いたカードのパワー・レベルを上げることに対してある程度の恐れがあった。プレイ・デザインが現時点での全力を出すことでこのカードは限界ギリギリまで強化され、オリジナルの《出産の殻》が誇りに思うぐらいの比較になるものを作ることができた!
《名演撃、ラクドス》
SPS: ラクドスらしさといったところですな。
MH: こういう試みは本当に好きだ。
ELI: 今これがラクドスだ! フー!
BRH: このカードはすごい。
AW: ナイス。
MMAJ: そのまま印刷へ。
AP: 他のデーモンを殺すのもラクドスらしさというものだ。
SPS: デーモンを吹き飛ばさないようになりましたぞ。
SPS: あとインプとデビルも。
たとえ戦場の半分が吹き飛んだとしても、ショーは終わらない! このカードは完璧だったので、開発中にほとんど変更は行われなかった。ラクドスが彼に忠実なデーモンやデビルやインプにしてやれたことは破滅させないでおいてやることぐらいだった。
《野生の律動》
SPS: 自分のクリーチャーがすべて暴動を持つようになりましたぞ。書式は我々がいいと思うほどわかりやすくはありませんが。
ELI: この新しい書式はうまく機能するが、編集してしまうと注釈文と喧嘩する恐れがある。
ABRO: トークンではない全てのクリーチャーなんだな。
DSJ: ああトークンは何のリズムも持っていない。
ID: 暴動は重複するのか?
ELI: そうだ、サムと私は《混沌をもたらす者、ドムリ》について話し合った。それぞれ別の選択をすることもカウンターを積み上げることもできる。本当に速攻が好きならたくさん持てる。
MDT: 《ヤヴィマヤの火》! これはテストする必要ありですね。
もう1つの超エキサイティングな再来の傑作だ。グルールにはコントロールを倒す競技的な方法が必要で、我々は昔のお気に入りに素敵で新しい一工夫を加えた。忘れてはいけないのは、君のクリーチャーは複数の暴動を持つことができ、速攻と+1/+1カウンターの両方を与えることができる。もしくは+1/+1カウンターを重ねることもできる。もしくは、イーライの言うように速攻が大好きな人のために速攻を重ねることもできる。
《ラクドスの火輪使い》
SPS: FTK復活ですぞ。17年ぶり。
SPS: 今は4/2ですが与えるのは2点だけですぞ。
ABRO: ずっと良くなった。
MDT: ラクドスのFTK!
MJG: 好きだ。
BRH: 与えるダメージが少なくてガッカリなものにするべきだろうか? もうちょっと何か足せないだろうか?
SPS: プレイヤーにも当たるようになりましたぞ。4/2→4/3。
ELI: プレインズウォーカーにもダメージを与えるようにしたい?
ALLI: プレインズウォーカーにパンチするFTKはすごくエキサイティング。
SPS: そうできるようにしましたぞ。
我々はよくカードを説明するときにルール・テキストを省くためにニックネームを使う。戦場に出たときに他のクリーチャーを除去するクリーチャーを我々はFTKと呼ぶ。これは『プレーンシフト』の《火炎舌のカヴー》から来ている。これからは似たようなカードをRFWと呼び始めるかも?
《オルゾフの簒奪者、ケイヤ》
ABRO: 古いフォーマット向けを狙った新デザインだ。
ID: モダンで適正なパワー・レベルだと仮定するならかなり良さそうな感じだ。
SPS: パワーではなく点数で見たマナ・コストにしましすぞ
TOMR: パワーよりも点数で見たマナ・コストのほうがかなり好きだ。
AF: [+1]に「これによりクリーチャー・カードが『少なくとも』1枚追放されたなら」は必要か?
ELI: 必須ではありませんが、追加で詳しくしておいても損はしません。エディターの要求です。
モダンが広くプレイされているマジックのフォーマットであることはみんな知っている。なので我々が主に注目しているのがスタンダードとリミテッドであっても、時々モダンでうまく機能するカードをデザインしたとしても驚きではない。ケイヤはモダン環境の2つの柱である墓地とコストの極めて低いパーマネントに干渉する。
《最後の支払い》
SPS: 新カードですぞ。
AW: めっちゃ弱い。
SPS: クリーチャーをサクるだけでなくライフを支払うかサクるかになりましたぞ。
KEN: これは私の白黒統率者デッキに入りそう。
ABRO: ライフ6点→ライフ5点。
SPS: {1}{W}{B}、ライフ5点に。
DEL: {1}{W}{B}→ {W}{B}、ライフ5点→ライフ5点。
DEL: 追加コストの選択肢のために「エンチャントをサクる」を追加。
元々のこのカードは相手のクリーチャーを倒すために自分の死後クリーチャーを生け贄に捧げられる除去呪文だった。我々は《骨の粉砕》が最もエキサイティングなカードではないと分かっていたので、サムはこれを興味深い《四肢切断》のバリエーションにしたいなら何点かライフを支払えるようにしようと提案した。より多くのものを犠牲にする力を得た結果、このカードは独自性を獲得し始めた。私がここで皆に伝えたいのは、この間MTGアリーナのドラフトで対戦相手が私に押し付けようとした《囚われの聴衆》を生け贄に捧げてこれを唱えたということで、それは文字通りすごいことだった!
《有事の力》
SPS: いくらかライフを得られる新しい《Timetwister》を試してみますぞ。
SPS: 注目のストーリーに追加しましたぞ。
SPS: 何か目新しさを加える方法を探しております。ライフ獲得ではうまくいきませんな。
SPS: バウンスに附則《Timetwister》になりましたぞ。
ID: 適正には見えないな。
ABRO: MMAJとの話し合いで、彼はIDに賛同した。私もだ。
DMUS: 《Timetwister》 +《実物提示教育》は楽しそうですな。
SPS: 《Timetwister》に「附則―点数で見たマナ・コストがこれ以下のパーマネントを戦場に出す」ようになりましたぞ。
DMUS: こっちだけ《実物提示教育》、すごくいい!
MMAJ: このカードは本当に本当に恐ろしい。
ABRO: 《Timetwister》だからな。
ELI: クールで神話っぽい感じになったな。
BRH: カードは素敵だ。
ドビンが十分な力をもう持っていないとすると……カードを7枚引くよりも楽しいこととは? もちろん7枚引いてそのうち1枚をタダで出すことだ!
《昇華 // 消耗》
SPS: 《死体焼却》/生け贄になりましたぞ。
MJG: ほとんどの分割カードは狭い効果と広い効果を持っている。これ好きだ。
ABRO: いいカードだ、古いフォーマットでクールかもしれない。
AW: FFL向けにもいい。
AW: 本当に好きなカードだ。
SPS: パワーに等しいライフを得るようになりましたぞ。
ABRO: サクるほうを1マナ軽く。
墓地対策カードををプレイすることで最も腹立たしいことは、大きな脅威が墓地から戻ってきた直後にそれを引くことだ。《昇華 // 消耗》は、戻ってくるタイミングを逃したとしてもそれらを生け贄に捧げさせることができ、おまけに大量のライフも獲得できる! 《殺戮の暴君》、じゃあな。
それではまた次回、ごきげんよう!
ダン・マッサー (@daniis7)
(Tr. Takuya Masuyama / TSV YONEMURA "Pao" Kaoru)
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