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鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」

第32回:CryptCamの「Frites(5色リアニメイター)」をリプレイ!

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鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」

2012.04.17

第32回:CryptCamの「Frites(5色リアニメイター)」をリプレイ!


 こんにちは、鍛冶です。

アヴァシンの帰還

 イニストラードのブロックを締めくくる大型セット、アヴァシンの帰還のプレリリースまであと10日!

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 随時更新されている特設サイトのプレビューでは、過去最低マナコストのプレインズウォーカーの《悪鬼の血脈、ティボルト》や、なんと約8年ぶりに登場した空民のプレインズウォーカーである《月の賢者タミヨウ》といったカードが先行で公開されており、新セットへの期待は高まるばかりですね。

 ちなみに、マジック豆知識なんですが、空民は名前の末尾で性別が判断できるらしく、「ク」で終わる《曇り鏡のメロク》は男性で、「ヨウ」で終わる《上位の空民、エラヨウ》や《沈黙の預見者、ウヨウ》は女性キャラクターなのだそうです!
 つまり、《月の賢者タミヨウ》は・・・カードのイラスト見ればわかっちゃいますね。

 さらに、その次のブロックが「ラヴニカへの回帰」と、再びラヴニカの世界が舞台になることを考えると、神河世界にもいつの日かジェイス達が訪れる機会があるのかも?


☆リプレイ

 今週は津村の週刊連載、「第91回:プロツアー・闇の隆盛 注目のデッキ特集」や、「第94回:プレインズウォーカーコントロールとコンボデッキの最新型」でも紹介されていた「Frites(5色リアニメイター)」をリプレイ!

 今回のデッキリストはMagic OnlineのEvent Coverageから、スタンダードのデイリーイベントを4-0したCryptCamのものをサンプルとして拝借してきました。

 Standard Daily (04/14) (リンク先は英語)

CryptCam (4-0)
Standard Daily #3718932 on 04/14/2012[MO]
5 《
1 《平地
4 《銅線の地溝
4 《剃刀境の茂み
4 《黒割れの崖
4 《ゆらめく岩屋
2 《ガヴォニーの居住区

-土地(24)-

4 《極楽鳥
4 《アヴァシンの巡礼者
1 《ラノワールのエルフ
3 《ワームとぐろエンジン
1 《業火のタイタン
4 《大修道士、エリシュ・ノーン

-クリーチャー(17)-
4 《信仰無き物あさり
4 《根囲い
3 《追跡者の本能
4 《未練ある魂
4 《堀葬の儀式

-呪文(19)-
1 《幻影の像
1 《太陽のタイタン
1 《外科的摘出
1 《墓場の浄化
2 《古えの遺恨
2 《天啓の光
1 《記憶の旅
2 《四肢切断
1 《ミミックの大桶
1 《血統の切断
1 《饗宴と飢餓の剣
1 《戦争と平和の剣

-サイドボード(15)-

 イニストラード・ブロックが一貫してフィーチャーしている「墓地」を最大限活用しようと構築されたこのデッキは、大量のフラッシュバック呪文に支えられて、息切れとは無縁。
 しかも、9枚も投入されている《極楽鳥》らマナ加速から、最速3ターン目の《大修道士、エリシュ・ノーン》のリアニメイトと、クリーチャーデッキにはめっぽう強い構成になっていますね。
 赤マナを出せないのに《はらわた撃ち》をデッキに忍ばせる現在のスタンダードには悪くない選択ではないでしょうか。

 また、このWhat's Happeningは、Magic Onlineのトーナメント結果が一覧できるので、トレンドに敏感なプレイヤーは必見、非常におすすめです! (リンク先は英語)

 それでは実際のゲームを見てみましょう。


Game 1 vs. 赤単(メインデッキ)

埋め込み動画は、スマートフォン版では非表示となっています。
下記リンクから動画をご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=mdRXv4XxgDA


0:00
 初手にあって一番嬉しいカード、《根囲い》が2枚も!
 他にも、《未練ある魂》2枚と白マナもあるので、どんな相手にもいいゲーム展開が期待できそうだ。

0:36
 1枚目の《根囲い》で《堀葬の儀式》を用意し、2枚目で《大修道士、エリシュ・ノーン》と《ワームとぐろエンジン》をリアニメイトする準備完了!
 ミラディンの傷跡の土地のお陰で色マナも充分に揃っているし、対戦相手は赤単かな?
 ならばこの後のゲームプランはとっても簡単。

1:19
 《燃え上がる憤怒の祭殿》からもう一枚の《燃え上がる憤怒の祭殿》と、ゆっくりしたデッキが相手にするには厳しめな展開かもしれない。
 だが、この「Frites」は悠長に構えるなんてことはせずに、こんなダメージ優先な対戦相手こそ狙い撃ちにするデッキ構成なのだ。
 4ターン目《ワームとぐろエンジン》を、手札を全く使わずに一本釣り!

1:45
 対赤単の《ワームとぐろエンジン》の絆魂による支配力と安心感。
 《チャンドラのフェニックス》を出されても、《大修道士、エリシュ・ノーン》をリアニメイトし、まるで赤子の手をひねるように圧勝!


Game 2 vs. 赤緑《ケッシグの狼の地》(サイドボード後)

埋め込み動画は、スマートフォン版では非表示となっています。
下記リンクから動画をご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=tts8e8sAe3o


0:00
 ちょっとクサいハンドながらも、《信仰無き物あさり》をフラッシュバック込みで使えば緑マナの1枚は引けるだろうと判断した。
 捨てるカードにも困らないし、むしろフラッシュバックの方がマナが軽い呪文が手札に待機中!
 本当は《堀葬の儀式》と《古えの遺恨》を活用するには4色のマナが必要だけれど、マナベースと墓地に送る手段でそれらをカバーしているところが面白い。

1:03
 都合よく引いてきた《太陽のタイタン》を、サイドボードから投入した除去対策の《ミミックの大桶》と一緒に《堀葬の儀式》!
 たとえ対戦相手が《高原の狩りの達人》が2体出してきてもなんのその。
 さらに《信仰無き物あさり》と《追跡者の本能》で墓地を肥やして、マナを伸ばしつつ次のターンの《大修道士、エリシュ・ノーン》に備える。

3:03
 《感電破》と2枚の《高原の狩りの達人》の変身で《太陽のタイタン》を討ち取られてしまうが、
そんなささいなことは全然気にならない。
 《大修道士、エリシュ・ノーン》で対戦相手のコントロールするクリーチャー群を殲滅し、《ミミックの大桶》の準備はOK!


 さて、この2ゲームを見てもらえれば、「対クリーチャー戦」には圧倒的な強さを見せるデッキであることが伝わったと思います。

 しかし、このデッキの《堀葬の儀式》でマナを踏み倒して戦場へとリアニメイトする《大修道士、エリシュ・ノーン》などのクリーチャーたちは、お互いのクリーチャーのサイズに影響を与えたり、ライフを回復することを得意とするものの、「対コントロール戦」でそれらの能力はほとんど役に立ちません。

 特に青黒コントロールなんかは相性が最悪で、《破滅の刃》でデカブツは簡単に除去されてしまうし、《虚無の呪文爆弾》らで墓地対策も簡単にされてしまうわけです。

 では最後に相性の悪さが出てしまった一例を見てみましょう。


Game 3 vs. 青白コントロール(サイドボード後)

埋め込み動画は、スマートフォン版では非表示となっています。
下記リンクから動画をご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=wmjKPDmeR5o


0:00
 対戦相手は青白のコントロールで、《審判の日》を大量に打たれながらも1-1へもつれ込んだ。
 デッキから全体除去で道連れにされるマナクリーチャーを抜き、サイドボードからの優秀なカードと総入れ替えという戦略で臨んだ第3ゲーム。
 初手は《根囲い》に《信仰無き物あさり》と、ライブラリーを掘るカードが充分にある良いハンドだ!

0:56
 《信仰無き物あさり》のフラッシュバックまで使ってカードを引きましていくが、打ち消し呪文や《審判の日》のことを考えると、なんだか非常に攻めにくい。
 ここは《ワームとぐろエンジン》を戦場に出すことを第一に考え、ゆっくりマナを伸ばしていこう。

1:43
 せっかくキャストした《ワームとぐろエンジン》が、《マナ漏出》ではなく《雲散霧消》で追放されてしまった。
 《堀葬の儀式》を唱える対象もおらず、何がしたいデッキなのか分からない状態へ。

2:22
 動画では分かりにくいが、ここで《青の太陽の頂点》をX=3でキャストされる。
 《根囲い》で落ちた《大修道士、エリシュ・ノーン》を即座に《堀葬の儀式》していればよかったのかもしれないが、せっかくマナが余り気味になってきたので《マナ漏出》をケアしていくことに。

3:20
 しかし、《堀葬の儀式》は《雲散霧消》でまたも追放され、

3:53
 もう一枚の《堀葬の儀式》も《雲散霧消》!
 2度唱えられることを期待してプレイしていたが、かなり厳しい。
 そして、そのまま《大修道士、エリシュ・ノーン》で大きくなった《墨蛾の生息地》で毒:9になってしまう。

4:28
 タップアウトの隙に《大修道士、エリシュ・ノーン》を2回《堀葬の儀式》するが、それで止められる青白コントロールの《墨蛾の生息地》ではないのでした。


 というわけで、「Frites(5色リアニメイター)」はいかがでしたか?
 マジック簡単!といえるくらいに《大修道士、エリシュ・ノーン》1枚で完封できるマッチアップもありますが、そういった構成だと逆に墓地対策や《雲散霧消》の「追放する」という一文が重くのしかかるデッキでもあります。

 ですが、重くてパワフルなカードをバンバン唱えられるので、使っていて非常に楽しいデッキでもありますね。
 最後のゲームをプレイしてみて、サイドボードに《饗宴と飢餓の剣》を4本入れ、むしろマナクリーチャーが殴る戦略の方がプランとしては正しい考え方かも、とも思ったりもしました。

 津村の第94回では《絡み根の霊》についての記載がありますが、どういった構築が正解なのかはやはり難しいですね。
 イニストラードのカードが中心となったこのデッキですが、はたしてアヴァシンの帰還のリリースでどういった変化があるのでしょう?


☆今週のイベント・インフォメーション!

MO Logo

 Magic Onlineの最新情報・イベント結果・デッキリストがわかる公式情報ページはこちら!(リンク先は英語)
 What's Happening?

 ※以下の時刻はすべて日本時間です。


マジック・オンライン プロツアー予選:ラヴニカへの回帰・シアトル

MO Logo

 すでにラヴニカ世界への挑戦は始まっています!

開始時間: 下記スケジュールをご参照ください。
開催場所: 「Scheduled Events room」
参加費: 30チケット
プロダクト: スタンダード構築のデッキを用意する必要があります。
参加人数: 33人~768人
イベント内容: スタンダード構築戦。各イベントでは参加者数に応じた回戦数のスイスラウンド、Top8ではシングルエリミネーション3回戦が行われます。
賞品: トーナメントの最終順位に基づいて配布されます。ブースターパックの種類は、そのイベントの時点でMagic Onlineで利用可能なマジック:ザ・ギャザリングのセットからウィザーズ・オブ・ザ・コースト社によって選ばれたものになります。

順位 賞品 QP
優勝 プロツアー・ラヴニカへの回帰の参加権利
及びスーパードラフトの招待
ブースターパック 48個
6
準優勝 ブースターパック 48個 5
3,4位 ブースターパック 36個 4
5-8位 ブースターパック 24個 3
9-16位 ブースターパック 12個 0
17-32位 ブースターパック 6個 0
33-64位 ブースターパック 3個 0
65-128位 ブースターパック 2個 0
129-256位 ブースターパック 1個 0


開催スケジュール

開催日 開始時刻
4月21日 PM11:00
4月29日 PM11:00
5月6日 AM3:00
5月12日 AM9:00
5月19日 PM11:00
6月10日 PM11:00
6月17日 AM3:00
6月24日 PM11:00
6月30日 PM9:00
7月9日 AM3:00
7月15日 PM11:00
7月22日 AM3:00
8月11日 PM11:00
8月12日 PM11:00

プロツアー予選への参加資格
プロツアー予選がクラッシュしてしまった場合について
プロツアー:アヴァシンの帰還 スーパー・ドラフト

 以上につきましては、第31回の記事をご覧ください。


Magic Online Championship Series(MOCS) - シーズン 4

 毎日が世界への道! MOCSはシーズン4が進行中です!

MOCS-QP-4

QP獲得期間:3/28~4/25(ダウンタイムまで)
プロモカード:《太陽の指輪》(新枠)
チャンピオンシップ 開催日時:4/29(日) AM11:00
チャンピオンシップ 形式:基本セット2012 シールド

 詳しくは、英語記事「2012 Magic Online Championship Series」をご覧ください。


 それではまた来週!


参加人数によるラウンド数
参加人数 ラウンド数
8 3
9-16 4
17-32 5
33-64 6
65-128 7
129-226 8
227-409 9
410人以上 10
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