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鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」

第14回:Alex Muhichの「グリクシス・コントロール」をリプレイ!

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鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」

2011.05.03

第14回:Alex Muhichの「グリクシス・コントロール」をリプレイ!


 こんにちは!

 最近、ちまたでは「新たなるファイレクシア」の話題で持ちきりのようですね!

 包囲戦の時にもお話したのですが、Onlineの世界での発売は現実よりも少し遅れてしまいます。
 今回の発売日は5月30日と、2週間ちょっとの開きがあるようですね。
 Onlineの世界の発売記念イベントの情報が入りましたら、またお伝えしたいと思います。

 そういう事情もあり、来週からは少しスタンダードではない何か別のフォーマットを紹介できたらと考えているんですが、みなさん、レガシーに興味ありますか?

 現実ではウン万円もする《The Tabernacle at Pendrell Vale》や《Candelabra of Tawnos》といったカードもtix換算で数百円と、実はプレイするのにいい環境だったりもするんですね。
 ただ問題が少しあって、Online上にマスクスブロックが存在しなかったりするんですが・・・今後に期待です!

 さて、話をリプレイに戻しまして、今週は津村記事『第50回:王者の風格・Caw-Blade特集』の一押しデックとして紹介されていた、Alex Muhichの「グリクシス・コントロール」です。

Alex Muhich
グランプリ・ダラス/フォートワース2011 / 2日目進出[MO] [ARENA]
8 《
2 《
4 《忍び寄るタール坑
4 《闇滑りの岸
2 《竜髑髏の山頂
4 《沸騰する小湖

-土地(24)-

4 《業火のタイタン
1 《カルドーサのフェニックス

-クリーチャー(5)-
4 《永遠溢れの杯
4 《太陽の宝球
2 《予言のプリズム
4 《感電破
4 《転倒の磁石
3 《金屑の嵐
4 《ボーラスの工作員、テゼレット
3 《精神を刻む者、ジェイス
3 《槌のコス

-呪文(31)-
1 《ワームとぐろエンジン
3 《コジレックの審問
4 《瞬間凍結
2 《破滅の刃
1 《喉首狙い
1 《紅蓮地獄
3 《黒の太陽の頂点

-サイドボード(15)-

 《精神を刻む者、ジェイス》に《ボーラスの工作員、テゼレット》だけでなく、《槌のコス》まで入ってしまった構築は、どうしてこうなったのかを製作者に聴いてみたくなるほどです。

 3ターン目に4マナへジャンプできるマナ・アーティファクトが8枚投入してあり、プレインズウォーカーを先出ししたいという意思が明確なのはいい所だと思います。


vs. エルフドラージ

http://www.youtube.com/watch?v=AI9pCJ43pHI


0:00
 《》が2枚で、全く色マナがかみ合わないハンドをマリガンし、《予言のプリズム》があるだけの微妙な6枚のハンドをキープした。

0:29
 本当は2マナ伸びてしまう《ジョラーガの樹語り》を打ち消したいのだが、そこから《召喚の罠》されてしまうと何が出てきても負けてしまうだろう。
 《転倒の磁石》もあることなので、仕方なくこれをスルーする。

0:57
 アップキープに《転倒の磁石》で《ジョラーガの樹語り》Lv1をタップし、マナ拘束して時間を稼ぐが、これでは解決にならず苦しい。

1:20
 《転倒の磁石》は《自然の要求》されてしまうが、「時間を稼ぐ」というこのターンの行動は特に変わらない。
 《精神を刻む者、ジェイス》で《ジョラーガの樹語り》を戻し、さらに時間を稼ぐ。

1:46
 このメインフェイズの選択肢はたくさんあり、とても難しい。
 結局、自分は《予言のプリズム》を出しつつ、《精神を刻む者、ジェイス》で《渦まく知識》。
 これは、タップインの黒マナを意識してのことだけれど、結局引いた4枚には含まれておらず、《永遠溢れの杯》の方がよかったか?
 そして《感電破》と《瞬間凍結》を構えることを選択した。

2:30
 6マナが揃うか揃わないかぎりぎりの攻防に、2枚目の《草茂る胸壁》と《ジョラーガの樹語り》と展開されてしまう。
エンドにLvUpされた1/1へ《感電破》を打ち込む。

2:50
 そろそろ攻めに転じたいが、《業火のタイタン》では重すぎる。
 少し考えて、《精神を刻む者、ジェイス》の《渦まく知識》でカードを引くと、そこには《ボーラスの工作員、テゼレット》が。
 アーティファクトをトップに戻しつつ、テゼレットをキャストして+1能力でライブラリーを掘る。

3:16
 相手の行動が《成長の発作》と、ただのマナへ繋ぐカードだったのでホッとする。
 今出てきた落とし子トークンも、まとめて《業火のタイタン》で焼き尽くし、ここから一気に攻めたてる!
 と、思ったら投了されてしまった。


vs. ヴァラクート

http://www.youtube.com/watch?v=CBuJCEYMqP8


0:00
 ちょっと除去に寄っているが、悪くないハンド。
 土地が順調に引ければいけるだろう。

0:09
 対ヴァラクートのサイド後ということもあり、《》ではなく《闇滑りの岸》から置く。
 《忍び寄るタール坑》などのタップインを引いた場合に、4ターン目のマナ数に差が出てしまうからだ。

0:23
 《探検》されても土地が無いって、相手事故ってますね。
 でも、《耕作》やらいろいろあるんで油断はできない。

1:06
 土地が詰まっている相手をいち早く倒すためには《ボーラスの工作員、テゼレット》のクロックは偉大。
 4ターン目に5点!

2:06
 さらに、《槌のコス》で《》を4/4にし、
 《太陽の宝球》も5/5にして14点アタック!


 実はみなさんにぶっちゃけますと、津村に勧められた今週のデッキでトーナメントに出たところ、相当な赤字でした(笑)。

 やはり、《感電破》や《転倒の磁石》といったヴァラクート相手には地味なカードが多すぎるのが問題だったようで、《原始のタイタン》1枚で負けてしまうことや、ビートダウン相手に《槌のコス》とかみ合わないことが多かったです。
 なんというか、2つ分のデッキコンセプトが60枚に詰め込まれていて、ちぐはぐな瞬間が多々発生している印象が強かったですね。

 《呪文貫き》や《コジレックの審問》といったカードを使えばもう少し融通が効くような気もしますが、みなさんならどう改良しますか?
 よければツイッターでご意見をお寄せください! できれば、タグ「#MOKJ」を使っていただけるとうれしいです。

「グリクシス・コントロール」
デッキリスト再掲[MO] [ARENA]
8 《
2 《
4 《忍び寄るタール坑
4 《闇滑りの岸
2 《竜髑髏の山頂
4 《沸騰する小湖

-土地(24)-

4 《業火のタイタン
1 《カルドーサのフェニックス

-クリーチャー(5)-
4 《永遠溢れの杯
4 《太陽の宝球
2 《予言のプリズム
4 《感電破
4 《転倒の磁石
3 《金屑の嵐
4 《ボーラスの工作員、テゼレット
3 《精神を刻む者、ジェイス
3 《槌のコス

-呪文(31)-
1 《ワームとぐろエンジン
3 《コジレックの審問
4 《瞬間凍結
2 《破滅の刃
1 《喉首狙い
1 《紅蓮地獄
3 《黒の太陽の頂点

-サイドボード(15)-

 それではまた来週!


新たなるファイレクシア

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