READING

戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

とことん!スタンダー道!戦闘魔道士が加入、復活のイゼット果敢(スタンダード)

岩SHOW

秋の新環境が……キタキタキタァ!!

 さあやってきた!『リアリティ・フラクチャー』だ!現実とは何か……このセットは改めて全マジックプレイヤーに問いかける!覚悟は良いか!?さあ、スタンダードがまた一つ、面白くなってしまうぞ……というわけでマジックの構築フォーマットの中でも定番という意味の名を与えられたスタンダード。近年リリースされたセットだけでデッキを構築し対戦する……新たなセットがリリースされる度に刺激に満ちていくのが、スタンダードの醍醐味だ。

 ありとあらゆるカードが、ジェイス付与?これまでの定番キャラクターや名カード達の、模倣宇宙での異なる姿?ストリクスヘイヴンと異なるカラーリング、へクスヘイヴンの5つの大学?面白いことしかないじゃないか、このセット!では、リリース直後のMagic Online上のトーナメントで結果を残したデッキでも見てみようか……!

_IlNano_ - 「イゼット果敢」
Magic Online Standard Challenge 16 優勝 / スタンダード (2026年9月29日)[MO] [ARENA]
2 《マルチバースへの通り道》
1 《始まりの町》
4 《蒸気孔》
4 《尖塔断の運河》
4 《リバーパイアーの境界》
4 《島》
1 《山》
-土地(20)-

4 《神出鬼没のカワウソ》
4 《驕慢な戦闘魔道士》
4 《精鋭射手団の目立ちたがり》
2 《渦泥の蟹》
-クリ-チャー(14)-
 
4 《選択》
4 《手練》
4 《没頭》
1 《食糧補充》
2 《跳ね弾き》
4 《噴出の稲妻》
2 《すべきでない悪ふざけ》
1 《鮮やかな迸り》
1 《呪文嵌め》
2 《秘密の正体》
1 《激しき乗りこなし》
-呪文(26)-
1 《炎魔法》
1 《焼きつけ》
1 《舷側砲の一斉射撃》
2 《呪文貫き》
2 《呪文嵌め》
1 《軽蔑的な一撃》
1 《今のうちに出よう》
2 《魂標ランタン》
2 《彩嵐の雄馬》
1 《理論家、ジェイス・ベレレン》
1 《轟く機知、ラル》
-サイドボード(15)-
(Magic Online より引用)

 

 

 イゼット(青赤)カラーの……果敢デッキ!2026年前半ではスタンダードの覇者として、あらゆるトーナメント結果をこの2色で染め上げていたものだが……弱体化を受けて最近はその数を減らしていた。そんな「イゼット果敢」が再び存在感を示す形に。なんだかんだ言ってやっぱりこのデッキの各パーツは強い!非クリーチャー呪文を唱えることで誘発し+1/+1修正を受ける果敢能力、これを持った軽量クリーチャーと、果敢と異なりタフネスは上昇しないがパワーが+2となる《精鋭射手団の目立ちたがり》!この目立ちたがりがなんだかんだずっと強いね!飛行と速攻を持っているためダメージに貢献しやすく、計画という能力で追放しておいて、後からマナ支払いなしで唱えることもできる。安全なところにスタンバイさせておき、相手が隙を晒したら一気に畳みかけて大ダメージ……というシーンをスタンダードプレイヤーは一体どれだけ経験したことやら。

 そんな目立ちたがり屋を筆頭とするクリーチャー陣に加えて、青と赤は非クリーチャー呪文も軽くて優秀だ。《選択》《手練》、手札は増えないが減りもしない1マナドローでライブラリーを掘り進め、欲しいカードを引き込みながら果敢を誘発させる……《噴出の稲妻》《すべきでない悪ふざけ》と計量除去も優秀で、相手との殴り合いを制しやすい。《秘密の正体》《激しき乗りこなし》などクリーチャーのサイズを修正しながら飛行・警戒・呪禁・速攻などのキーワード能力を付与する呪文も充実……このインスタント及びソーサリーのラインナップにより、《没頭》もまた安定してカードが2枚手に入りやすくなっている。手数を吐きだして戦うデッキだけに、この補充は沁みる、格別に沁みる!また、《渦泥の蟹》もコストが軽減されやすく、ポッと出てきて勝負を決めるだろう。軽いクリーチャーと非クリーチャー呪文で構成され、テクニカルかつアグレッシブに攻める果敢デッキ、ここにあり。

 

 さて、この果敢デッキが一度衰退した原因を振り返ると……1マナ域のパワーダウンにある。では『リアリティ・フラクチャー』環境最序盤で復活した理由は?1マナ域のパワーアップってことになるよな……《神出鬼没のカワウソ》に選択肢が絞られていた前環境。これも良いカードだが、このカワウソだけでアーキタイプを支えるにはちと荷が重い。そこへやってきた新カードが《驕慢な戦闘魔道士》!1マナ1/1の果敢持ち、いよっ待ってましたと言いたくなるスペック。それに加えてこれは準備済状態で戦場に出てきて、非クリーチャー呪文1回分を提供してくれる。

 《即興演技》というそのソーサリーは、これまた1マナと軽い。手札を1枚捨てて1ドロー、入れ替えにより不要な土地などを別の呪文に置き換えられる……かもしれない。これ自身がもつ果敢と、カワウソや目立ちたがり屋らの能力をこれで誘発できれば、ただのちっぽけな手札入れ替えもダメージに大きく貢献することに。またこれの面白いところは「手札を1枚捨ててもよい」というテキスト。捨てずにただ果敢誘発のためだけに用いることが出来るというのもお忘れなく、ケースによってはそれが決め手になるかもね。

 《驕慢な戦闘魔道士》は果敢デッキが待ち望んでいた、実戦レベルの低コスト果敢持ち。ついにこの枠が埋まったことで、「イゼット果敢」がまたその勢力を拡大するのか?あるいは他のデッキも隆盛し、競り合うことになるのか……未来はわからないが、現実世界に生きる我々に出来ることが一つわかっている…とことんスタンダードを楽しむ!以上。スタンダードという道をどこまでも突き進み、スタンダー道を極めよう!そういうわけで……皆が様々なスタンダードのデッキをプレイしてくれることを、楽しみにしているぞォォッ!!

  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST

CATEGORY

BACK NUMBER

サイト内検索