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岩SHOWの「デイリー・デッキ」
エターナル・ウィークエンドでも黙示録が……?(ヴィンテージ)
「エターナル・ウィークエンド」が帰ってくる!
偉大なるトーナメントの帰還だ。まさかプレイヤーズコンベンションのサイドイベントに、エターナル・フォーマット、レガシーとヴィンテージの祭典まで加わるとは……日本中のプレイヤーたちが待ちに待っていたものが、一気に出し惜しみなく解放されたこの感じ。エターナル・ウィークエンドに関しては日本どころかアジア、世界のプレイヤーが待っていたものでもあるね。
幅広い層に高い人気を誇るレガシーと、ディープなマニアが愛するヴィンテージ。悠久の時を生きるカードたちがぶつかり合う2つのフォーマットを、心ゆくまで遊べる2日間が開幕するッ!
というわけで、今回はヴィンテージのデッキを紹介しよう。
1 《島》 4 《Underground Sea》 1 《汚染された三角州》 3 《沸騰する小湖》 1 《霧深い雨林》 1 《溢れかえる岸辺》 1 《トレイリアのアカデミー》 4 《ウルザの物語》 -土地(16)- 4 《船殻破り》 2 《敵対工作員》 2 《黙示録、シェオルドレッド》 -クリーチャー(8)- |
1 《Black Lotus》 1 《Mox Pearl》 1 《Mox Sapphire》 1 《Mox Jet》 1 《Mox Ruby》 1 《Mox Emerald》 1 《水蓮の花びら》 1 《魔力の墓所》 1 《精神的つまづき》 1 《ギタクシア派の調査》 1 《Ancestral Recall》 1 《渦まく知識》 4 《狼狽の嵐》 1 《神秘の教示者》 1 《師範の占い独楽》 1 《太陽の指輪》 1 《多用途の鍵》 1 《魂標ランタン》 1 《吸血の教示者》 1 《悪魔の教示者》 1 《Time Walk》 1 《Time Vault》 1 《一日のやり直し》 1 《否定の力》 1 《Timetwister》 1 《修繕》 1 《ヨーグモスの意志》 4 《意志の力》 1 《ボーラスの城塞》 1 《覆いを割く者、ナーセット》 -呪文(36)- |
1 《鋼の風のスフィンクス》 2 《致命的な一押し》 2 《真髄の針》 4 《ハーキルの召還術》 2 《四肢切断》 4 《虚空の力線》 -サイドボード(15)- |
青黒のコントロール要素を主体としたデッキだ。妨害要素を持ったクリーチャー2種が主体となって相手のゲームプランを崩して、こちらの希望するゲームプランになるように引きずり込んでいく。
《船殻破り》は毎ターンの通常ドロー以外は許さない、強烈なドロー抑止カードだ。
《Ancestral Recall》や《Bazaar of Baghdad》といったヴィンテージならではのドローを鉄の意志で阻止して、ついでにこっちは宝物をいただくといういちゃもんのつけようが凄まじい。後述の強制ドローとの相性も特筆もの。
《敵対工作員》は対戦相手がカードをサーチするという自分にとって嬉しい行動を、こちらにとってのありがたいものにしてしまうこれまたズルい1枚。
《悪魔の教示者》《適者生存》と、これまたヴィンテージならではのカードを睨みつけるぞ。
上記の2大クリーチャーはこれまでもヴィンテージで目にするものだったが、ここにもう1枚ニューフェイス……《黙示録、シェオルドレッド》だ。
またシェオルドレッドか、と思った方も少なくないだろう、そう、またなのだ(笑)。この法務官、マジックでは絶対に欠かすことのできないドローというアクションが敗北の引き金になるという強すぎる能力であらゆるフォーマットをファイレクシアの軍門に下らせる勢いだ。
《Ancestral Recall》はライフが6点以下だと自爆スイッチになってしまうし、逆に自分で使えば1マナ3枚ドロー6点回復と意味不明な効率に。《治癒の軟膏》が血涙流して泣いているぞ。
そしてシェオルドレッドをヴィンテージで輝かせるのであれば、やっぱりこれと組み合わせたいね……《Timetwister》と!
お互いに墓地と手札をライブラリーに戻して混ぜて7枚ドロー、戦場以外はゲーム開始時に戻してしまう局所的タイムスリップを味わえる、とんでもないソーサリーだ。
3マナで7枚ドロー、でも相手も7枚ドローなのでゲーム展開によっては相手の方が手札を多く補充できるというデメリットも引き起こしかねない呪文なのだが、シェオルドレッドがいればそこに「自分:14点ゲイン 相手:14点ルーズ」という脳が理解できないレベルのライフ格差をもたらす! これでライフを削り切って決着というシーンもあるだろう。
あるいはここから《Ancestral Recall》を相手に撃ち込んで6点ルーズの追撃でライフ20点削り切るのも極上のフィニッシュとなるだろう。
これまで《Timetwister》は《覆いを割く者、ナーセット》や先述の《船殻破り》と組み合わせて自分だけがドローするカードとして使われていたが、今後はシェオルドレッドを出してあえて7枚引かせるカードとして運用する場面が増えそうだ。
制限カードなので《一日のやり直し》で水増ししてあることからも、積極的にこのコンボを狙っているのが伝わってくる。
《修繕》などのフィニッシャー枠に新たに名を連ねることになりそうな《黙示録、シェオルドレッド》。エターナル・ウィークエンドのヴィンテージでも、新ファイレクシアからの刺客が台風の目となるのだろうか? 今から観戦が楽しみだって!
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