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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

厳粛モスラコンボ(パイオニア)

岩SHOW

 ゴジラシリーズより大挙して押し寄せた怪獣軍団の中でも、元のカードイラストと大きく違いがないものが《光明の繁殖蛾》である《超音速女王、モスラ》。

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 デカい蛾なのでイメージにぴったり。カードとしてもクリーチャーを墓地から戦場に戻すというのが慈愛に満ちたモスラらしくて違和感がないのも素晴らしい。4マナ3/4飛行とスペック面にも優れており、かなり強いカードではないかと、発表時から話題になっていた。

 飛行を持たないクリーチャーが死亡した際に飛行カウンターを置いて戦場に戻すという能力。これはすなわち、何らかの手段でそのクリーチャーから飛行を失わせれば、何度も能力を誘発させられるということでもある。

 カウンターを取り除く手段などは限られてはいるが、パイオニア以降の環境であればまさしく相棒と呼べるようなカードがある。《厳粛》だ。

 クリーチャーの上にカウンターを置くことができなくなるので、モスラの能力が解決されると墓地からクリーチャーが戻ってきて……飛行カウンターは置かれないという都合の良い状況になる。なるほど、これはデッキを組んでみたくなる。

 というわけで厳粛モスラコンボのサンプルリストを紹介だ。

岩SHOW - 「モスラ・ゴブリン」
パイオニア (2020年4月17日~)[MO] [ARENA]
8 《
1 《平地
4 《聖なる鋳造所
4 《断崖の避難所
4 《感動的な眺望所
2 《寓話の小道
-土地(23)-

4 《狂信的扇動者
4 《スカークの探鉱者
1 《軍勢の忠節者
4 《ゴブリンの群衆追い
2 《ゴブリンのクレーター掘り
1 《闇住まいの神託者
1 《ずる賢いゴブリン
3 《ゴブリンの戦長
2 《ゴブリンの鎖回し
2 《ゴブリンの熟練扇動者
1 《無謀な奇襲隊
4 《光明の繁殖蛾
2 《ゴブリンの首謀者
2 《包囲攻撃の司令官
-クリーチャー(33)-
4 《厳粛
-呪文(4)-

 パイオニアで「モスラ・ゴブリン」デッキだ!

 モスラ×厳粛+α=Winの方程式で考えた時、パッと思いついたのが《狂信的扇動者》。

 扇動者を生け贄に捧げて1点ダメージ、モスラで戻って厳粛でカウンターは置かれずでもう1回、これを延々と繰り返して無限ダメージだ。

 3枚のカードが揃えばサクッと簡単に決まるので、このコンボの周りにどう肉付けしていくか……と考えたところ、《スカークの探鉱者》もいることに気が付いた。

 探鉱者なり他のゴブリンなりを生け贄に捧げてマナを得る、モスラで戻って無限マナだ。無限ダメージと無限マナがあればコンボとしては上出来、そしてこれらのカードは両方ゴブリンということで、自ずとゴブリンデッキに厳粛モスラを組み込む方向に舵を切った。

 無限マナから勝利に繋ぐのであれば、ゴブリン・デッキであれば自然に入る《包囲攻撃の司令官》を使うのがベストだ。無限にあるマナを使って無限にゴブリンを投げつけてライフを焼き尽くそう。

 この司令官なり《狂信的扇動者》なりを探すには《ゴブリンの首謀者》が良いね。

 無限マナから首謀者を出して、これを探鉱者で生け贄に捧げながら延々と出入りさせれば勝ち手段にたどり着けるという寸法。普通にゴブリン・デッキとしてビートするプランでも手札を一気に補充してくれるゴブリンの秘密兵器だ。無限にライブラリーを掘る仕事は《闇住まいの神託者》にもできるので、状況によって使い分けてほしい。

 《ゴブリンの戦長》で展開力を高めつつ速攻もつけて《ゴブリンの群衆追い》《ゴブリンの熟練扇動者》などで数とパワーの両方を持った攻撃を仕掛けて勝利する、ビートダウンとして機能することを重視してみた。

 なので《光明の繁殖蛾》と《厳粛》を探す手段は特に入れていない。引ければラッキーくらいの心持ちだ。どちらも単品でもしっかりと機能するので無理しなくても良いという判断だ。

 モスラと《ゴブリンの戦長》が揃っている状況であれば《スカークの探鉱者》で全ゴブリンを生け贄に捧げ、それらが飛行トークンを得て戦場に戻ってきて突然の空襲でノックアウトという勝ち方もできる。どっちかというとこれを決めてみたい(笑)。

 《厳粛》もパイオニア環境に存在する多くのカードを機能不全に陥らせる。最も突き刺さるのは《歩行バリスタ》と《太陽冠のヘリオッド》のコンボで勝とうとする「白単信心」やその派生形デッキ。《硬化した鱗》デッキやアーティファクト・デッキの《鋼の監視者》《石とぐろの海蛇》なんかも食い止めてくれるので、それらのデッキの勝ち筋を封じてこちらのビートやコンボを決めるのだ。

 《厳粛》とのコンボも面白そうだが、シンプルに強そうな《光明の繁殖蛾》/《超音速女王、モスラ》。クリーチャーデッキでその能力を活かし、死してなお立ち上がり飛行を持つクリーチャーで勝負するデッキは、相手していてかなりしんどいものになるだろう。人気怪獣でもあるため、これを使うプレイヤーが増えることが予想される。どう使うか、どう対抗するかを今から考えながら『イコリア:巨獣の棲処』発売週末を楽しんでほしい。

 さあ、巨獣たちとともに新たな戦いへ繰り出そう!

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