READING

戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

再誕スペシャル(スタンダード)

岩SHOW

 『灯争大戦』スタンダード環境ももう終わるのか……なんだかあっという間だったなぁ。

 プレインズウォーカーたちを巡る攻防、日々生まれ変わるデッキの進化っぷりがエキサイティングな環境だった。『基本セット2020』が加わることで、秋のローテーション前のカードプールが最大限に拡がったスタンダードも楽しみでしょうがない!

 というところで、本日は『灯争大戦』スタンダードの遊び納めはこれだ、というデッキを紹介しよう。リストのインパクトが凄まじい!

Fulgence - 「再誕スペシャル」
Magic Online Standard League 5勝0敗 / スタンダード (2019年6月19日)[MO] [ARENA]
1 《沼》
2 《神聖なる泉》
1 《湿った墓》
1 《水没した地下墓地》
1 《血の墓所》
1 《根縛りの岩山》
3 《寺院の庭》
1 《陽花弁の木立ち》
1 《神無き祭殿》
2 《草むした墓》
1 《森林の墓地》
4 《繁殖池》
1 《蒸気孔》
3 《硫黄の滝》
2 《聖なる鋳造所》
2 《ギルド門通りの公有地》
-土地(27)-

4 《ニヴ=ミゼット再誕》
2 《狼の友、トルシミール》
1 《荒廃ワーム》
1 《ハイドロイド混成体》
-クリーチャー(8)-
4 《彩色の灯籠》
2 《アングラスの暴力》
2 《成長のらせん》
1 《灯の燼滅》
1 《思考消去》
1 《暴君の嘲笑》
3 《轟音のクラリオン》
1 《屈辱》
1 《ケイヤの誓い》
2 《ラルの発露》
1 《永遠神の投入》
2 《戦争の犠牲》
1 《万全 // 番人》
2 《時を解す者、テフェリー》
1 《伝承の収集者、タミヨウ》
-呪文(25)-
2 《クロールの銛撃ち》
1 《ハイドロイド混成体》
1 《思考消去》
1 《轟音のクラリオン》
1 《屈辱》
1 《ケイヤの誓い》
1 《死の芽吹き》
1 《永遠神の投入》
1 《時の一掃》
2 《戦争の犠牲》
2 《覆いを割く者、ナーセット》
1 《オルゾフの簒奪者、ケイヤ》
-サイドボード(15)-
 

 《ニヴ=ミゼット再誕》!

 いきなり蘇った姿がプレビューで出てきて、「え、死んでたの?」と驚きを隠せなかったプレイヤーも少なくなかったはずだ(笑)。

 主席デザイナーであるマローことマーク・ローズウォーター/Mark Rosewaterいわく、本来は『ラヴニカの献身』でニヴ=ミゼットの死亡シーンがカード化される予定だったらしい。結局そうはならず、ニヴはいきなり復活シーンがカード化されるという面白い経緯をたどったのだった。

 ニヴの遺骨を囲むようにラヴニカの10のギルドの代表が集い、ニッサがラヴニカを巡る力線を用いた儀式を行ったことで5色のマナを得て復活。ニコル・ボーラスへの対抗手段として、新たなギルドパクトの調停者として復活ッッ!するのだが……続きはストーリーで!

 5色となった《ニヴ=ミゼット再誕》は、ギルドが協力し合う様を体現しており、2色のカードが大量に手に入る可能性に満ちた能力を持っている。そのため、メインデッキは土地と《彩色の灯籠》以外のすべてが多色のカードだ!

 このやんちゃな構成を支えるためにありとあらゆる多色土地が投入されていて、なんとも豪華絢爛なリストに仕上がっている。

 デッキとしては除去コントロールに分類される。クリーチャーかプレインズウォーカーという相手の攻め手になるパーマネントを、あらゆる2色除去で徹底的に盤面から排除していく。

 それを続けるだけではいずれ手札が尽きてしまうので、《ニヴ=ミゼット再誕》で補充というわけだ。ライブラリーの上から10枚見れば、異なる組み合わせの2色のカードが少なくとも2種類は見つかるだろう、運が良ければ3種以上も。5マナ6/6飛行で除去呪文を2枚以上手札に加えられる、額面だけ見ればなかなかのぶっ壊れ性能ではないか。

 そのポテンシャルを活かすために、同一のカードを4枚入れることなく、《万全 // 番人》や《思考消去》1枚といった、一見1枚挿す意味があるのか疑問に思ってしまうようなカードを採用するという工夫がなされている。ただ5色出るようにして叩きつければ良いってカードじゃないのが、クセがあってなんともニヴらしいじゃないか。

 序盤の土地から相手のデッキを読むというのが現スタンダードでは重要なファクターなのだが、このデッキは3ターン目くらいからその読みを混乱させることができるだろう。スムーズにニヴ=ミゼットを再誕させられたなら、みなぎるアドバンテージで対戦相手を圧殺!

 『基本セット2020』の占術付き多色土地も加わることで、マナ基盤は文句なしのものとなるかも? 遊び収めで使ってみたら次の環境でもこのデッキを使ってました、なんてことになるかもね。

  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST

CATEGORY

BACK NUMBER

サイト内検索