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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

力こそすべて!鉄葉ストンピィ(スタンダード)

岩SHOW

 緑単の話をして良いですかね?

 「またか」と思ったあなた、いつもご愛読ありがとうございます。僕はもともとデカいクリーチャーで攻めるわかりやすい戦略が好き(というか一番勝てる)ので、『ドミナリア』以降は定期的に緑単のクリーチャー主体のアグレッシブなデッキを紹介し続けている。

 《ラノワールのエルフ》の再録と《鉄葉のチャンピオン》の登場により、「鉄葉ストンピィ」というデッキタイプが誕生した。

 とにかくマナを使い切って気持ちよくクリーチャーを展開し、パワーにものを言わせて圧倒。鉄葉などマナ効率の良いサイズを誇るクリーチャーのおかげで《原初の飢え、ガルタ》の運用も楽チンで、その圧倒的なサイズで線の細いデッキは踏み潰す!

 わかりやすさと強さを兼ね備えた、脳みそ筋肉好きにはこれしかないと言える良いデッキだ。

 ただクリーチャーを出すだけでは除去呪文で良いようにやられかねないので、除去耐性の高い《無効皮のフェロックス》を使用しているのも特徴だ。

 パワー6と打点も高くて頼りになるカワイイヤツなのだが、弱点もあって……

  • 非クリーチャー呪文が唱えられなくなるので、やれることに限りがある
  • トランプルなどの回避能力もないので、チャンプ(使い捨てのブロック)などでしのがれがち

 以上の2点はデッキ構築で補ってやりたいところだ。

 これに対するアンサーが前環境末期に登場した「鉄葉ストンピィ」に青を足したもの。《エリマキ神秘家》であれば、フェロックスをコントロールしても呪文を打ち消せる! ブロッカーに対しては《旅立った甲板員》の能力ですり抜ける! という理にかなった色の足し方がされており、ストンピィの新たな可能性を切り開いたのだった。{U}{U}を要求するエリマキも、鉄葉と同じエルフなので《手付かずの領土》で無理なく運用できちゃうってわけ。

 そんな青を足した「鉄葉ストンピィ」の最新型を紹介しよう。『灯争大戦』からジャンボなクリーチャーを得ているぞ!

Jameson_Perdue - 「鉄葉ストンピィ+青」
Magic Online Competitive Standard Constructed League 5勝0敗 / スタンダード (2019年5月5日)[MO]
7 《
1 《
4 《繁殖池
4 《内陸の湾港
2 《シミックのギルド門
4 《手付かずの領土

-土地(22)-

4 《ラノワールのエルフ
4 《生皮収集家
4 《旅立った甲板員
4 《マーフォークの枝渡り
2 《原初の飢え、ガルタ
2 《クロールの銛撃ち
4 《鉄葉のチャンピオン
2 《翡翠光のレインジャー
1 《打ち壊すブロントドン
4 《無効皮のフェロックス
3 《エリマキ神秘家
2 《永遠神ロナス

-クリーチャー(36)-
2 《呪文貫き

-呪文(2)-
2 《クロールの銛撃ち
3 《排斥する魔道士
1 《打ち壊すブロントドン
1 《エリマキ神秘家
3 《形成師の聖域
2 《軽蔑的な一撃
1 《否認
2 《野獣の擁護者、ビビアン

-サイドボード(15)-

 「鉄葉ストンピィ」の基本的な動きはデッキ誕生から今日まで一貫して同じだ。ターン毎にクリーチャーを最良の形で(打点重視)展開して、殴る。以上だ。

 ここに青が加わったことで打ち消しの要素が加わってはいるが、基本的な考えには変化はない。ダメージやタフネスに修整を与える、マナ・コストに制限がある、伝説を倒せないなどの除去に頼っているデッキを《原初の飢え、ガルタ》で粉砕する!

 この動きを支えるのが《生皮収集家》だ。

 後続に合わせて自分もサイズアップしていくこの1マナクリーチャーが絡むと、ガルタの降臨は早まる。最速はなんと3ターン目!

stompy_turn3.png

 ここまでは以前でもできた動きの話。『灯争大戦』後にはここにさらに大ダメージを弾き出す引き出しが1つ加わっている。それは《永遠神ロナス》!

 自軍のクリーチャー全員のパワーを倍にしてくれる、パワフルな能力が魅力だ。これと相性がすこぶる良いのが前述の《生皮収集家》と、《旅立った甲板員》。生皮は+1/+1カウンターが3個以上置かれているとトランプルを得る。ロナス降臨まで綺麗に動けばカウンターが4個でパワー5なんてこともザラだ。そうなると倍になって……パワー10のトランプル持ち! 複数のブロックを強制し、場合によっては即死のダメージを弾き出してくれる。この動きがめちゃくちゃ強い。コブラの皮は収集家的にも極上の逸品ってわけだな。

 《旅立った甲板員》は先にも紹介したようにフェロックスなどを能力で(スピリット以外に)ブロックされなくして射出するだけでなく、自身も実質ブロックされないことを活かして2点ずつ確実にライフを詰めていってくれるのが強み。これをロナスで強化すると……いきなり避けられない4点が飛んでくる。2体いる状況なら8点~ッ勝ちぃ~ってなわけだ。ロナス本人も次のターンに海賊幽霊に連れられて5点直接ぶち込んでくれるし、クリーチャー同士の睨み合いは上等!というデッキなのである。

 横並びからのガルタで一点突破、ロナスで波状攻撃、どちらもいけまっせと攻めのパターンが増した緑のクリーチャーデッキ。もっと考えるデッキが良いだって? 何が知性だ! と打ちのめしてくれるそのパワフルさは、ぜひとも一度は体感してほしいね。

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