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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

スゥルタイ・ビッグマナ(スタンダード)

岩SHOW

 これが掲載されるころには、もう『灯争大戦』がオンラインでプレイ可能となり、世界中のプレイヤーがスタンダードの新環境でのデッキを模索しながら楽しんでいるだろう。個人的にはまだまだカードパワーや構築の最適解などが判明していないこの時期のスタンダードが最も好きだ。デッキもたくさん誕生して、コラムのネタも尽きないしね!

 これを書いているリリース前からどんなデッキを組んでやろうか、日々妄想を加速しているところだ。今日は僕が実際にこんなデッキを組んでみたい!というアイディアを1つ紹介するぞ!

岩SHOW - 「スゥルタイ・ビッグマナ」
スタンダード (『イクサラン』~『灯争大戦』)[MO] [ARENA]
4 《
3 《
4 《草むした墓
4 《森林の墓地
4 《繁殖池
4 《内陸の湾港
1 《湿った墓
2 《水没した地下墓地
1 《爆発域
-土地(27)-

2 《樹上の草食獣
3 《力線をうろつくもの
2 《ハイドロイド混成体
2 《虐殺少女
-クリーチャー(9)-
4 《成長のらせん
2 《喪心
2 《暴君の嘲笑
1 《リリアナの勝利
3 《死の芽吹き
2 《ヴラスカの侮辱
2 《戦争の犠牲
1 《次元を挙げた祝賀
1 《伝承の収集者、タミヨウ
2 《世界を揺るがす者、ニッサ
2 《戦慄衆の将軍、リリアナ
2 《秘宝探究者、ヴラスカ
-呪文(24)-

 やっぱり新環境はニューカマーをとことん投入したデッキを組まなきゃね!ということで、黒緑を中心に青も足した「スゥルタイ・ビッグマナ」を考えてみた。

 このデッキを思いついたきっかけは《死の芽吹き》。

 プレビューでこのカードを見た時に、これで攻防一体、除去しながらマナを伸ばして重いカードに繋げたい!と生来の大型クリーチャー・高コスト呪文好きの血が騒いだのだ。

 次いで登場したのは《戦争の犠牲》!

 ありとあらゆるパーマネントをバッキバキに粉微塵にしてくれるこのソーサリー、唱えれば脳内物質がブワァッと駆け巡ること間違いなしだ。相手を勝利から遠ざけて気持ちよくなる、それを追求した構築をしようということで、こんな形になった。

 最初のプレビューで公開されたカードの1つでもある《戦慄衆の将軍、リリアナ》は、これぞ物語のクライマックスに相応しい、パワフルなデザインだ。

 駆け付けに[-4]能力で盤面を綺麗にして、そこから[+1]能力でこちらのペースに持っていく、という運用をすることになるだろう。

 この動きをより強くしたいという思いで採用したのが《樹上の草食獣》。

 人畜無害なイラストを体現するようなパワー0だが、土地を1枚手札から出せる能力は重いカードを備えたこの手のデッキでは魅力的。リリアナの登場を1ターン早めつつ、[-4]能力で生け贄に捧げて1枚ドロー、という無駄にしない運用ができればかなり気持ちいいんじゃないか、と。

 《成長のらせん》《死の芽吹き》、それから《力線をうろつくもの》と併せて戦場に土地をガンガン置いて、リリアナや《秘宝探究者、ヴラスカ》をいち早く叩きつけて圧殺しよう!

 《世界を揺るがす者、ニッサ》も、このデッキの一部の土地(森タイプ持ち)から得られるマナを増やしてくれる、ビッグマナ・デッキの屋台骨になれそうな期待の1枚だ。

 彼女能力で増やしたマナから《ハイドロイド混成体》でアドバンテージを得たい!というのがこのデッキに青を足した理由だ。除去しまくってからこの2枚で手札とライフを補充しつつ、毎ターン3/3にした土地を突撃させて攻守交代を図る。

 また、青を足したことでついでに《伝承の収集者、タミヨウ》も採用してみた。

 序盤にX=2くらいでプレイしたハイドロイドを墓地から拾っておかわり、不確定だがライブラリーから今一番欲しいカードが見つかるかもしれない能力でアドバンテージを得ていこう。この手のデッキはマナを伸ばしてから使うパワーカードを手札破壊で落とされるのがとてもつらいのだが、その弱点もカバーしてくれるのでかなり期待している。

 青をより濃くして《永遠神の投入》も使えるようにしたり、あるいは3色目を青でなく白にして《灯の燼滅》《ケイヤの誓い》などによりパーマネントへの対処力を上げたデッキを組んでみたり……やりたいことはたくさんある。

 黒緑には《力線をうろつくもの》《死の芽吹き》と多色化を推進するナイスなカードがあるので、これらを軸にしていろいろなビッグマナを組んでみよう!というのが今のところの目標だ。これも強いぞ、なんてのを見つけたらこっそり教えてほしいねぇ。

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