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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

Mission L.O.(モダン)

岩SHOW

 今日もモダンのデッキを紹介だ、マジックフェスト・横浜までガンガン行くぞ!

 ……というところで、まずはこのコラムの過去を振り返っても良いかな? 良いよね? 最近では、MTGアリーナもありかつてないほど多くの「マジック初心者」がいると認識している。そういう人たちにわかりやすく、というのをここ最近では意識して書かせてもらっているのだけども、以前はもっとはっちゃけた企画をやったりもしていた。子どものころ好きだったコントの再現や、焼鳥屋のおやじなどなど、謎のキャラが多数登場したものである。自分でもあれはアホだったなと思っているが、やっている時は楽しかった。

 今日はあるキャラクターを蘇らせたいと思う。その男は……「SHOW軍曹」だ。かつてモダンのグランプリに向けて、モダンを全く知らないプレイヤーにモダンのデッキ知識を叩き込むために、某フルメタルな映画の軍曹をイメージして生み出したキャラだ。

 一体何の話をしてるんだって感じだが、早速軍曹にバトンタッチして今日のデッキ紹介を行ってもらうとしよう。


 やあモダンウォリアーの諸君! 変わらず元気にしておったかな? ワシだ、SHOW軍曹だ! 皆がモダン知識を吸収し、デッキを組み、トーナメントへと意気揚々に乗り込んでいく様を見送った日々が懐かしいな。

 今日はすっかり一人前のウォリアーに成長した諸君らに、任務を授けよう! アリーナから来たヒヨッコたちも、現スタンダードにはないタイプのデッキを見て学ぶと良い!

 では、任務(リスト)を読み上げる! いいか、しっかり聴くんだぞ。

BeeNeo - 「青黒ライブラリーアウト」
Magic Online Competitive Modern Constructed League 5勝0敗 / モダン (2019年3月18日)[MO]
3 《
2 《
2 《湿った墓
4 《汚染された三角州
2 《溢れかえる岸辺
2 《闇滑りの岸
2 《殻船着の島
1 《雲の宮殿、朧宮
4 《廃墟の地
-土地(22)-

4 《面晶体のカニ
-クリーチャー(4)-
3 《外科的摘出
2 《致命的な一押し
2 《コジレックの審問
1 《思考囲い
4 《彼方の映像
4 《不可思の一瞥
3 《催眠の宝珠
3 《任務説明
2 《集団的蛮行
1 《アズカンタの探索
2 《墓所への乱入
2 《罠の橋
4 《書庫の罠
1 《残忍な切断
-呪文(34)-
1 《外科的摘出
3 《根絶
1 《払拭
1 《致命的な一押し
2 《集団的蛮行
2 《残響する真実
1 《倦怠の宝珠
1 《墓所への乱入
1 《四肢切断
1 《罠の橋
1 《滅び
-サイドボード(15)-
 

 諸君らには、モダンならではのデッキ「ライブラリーアウト」を使用し、対戦相手のライブラリーをぺんぺん草も生えない更地にしてきてほしい。このデッキは、マジックの敗北条件の1つである「ライブラリーからカードを引けない」状態に相手を追い込むことを狙っている。手札破壊や除去で相手の妨害をしつつ、相手のライブラリーを墓地へと落としまくれ!

 このデッキの主砲は《書庫の罠》と《不可思の一瞥》だ。

 この二桁枚数を墓地送りにする呪文をどれだけぶっ放せるか、そういう勝負を挑むんだ。いいか躊躇はするなよ、戦いは速度だ。特に《書庫の罠》は相手がライブラリーの中からカードを探したターンであれば、0マナで唱えられる。モダンには《汚染された三角州》などの、ライブラリーから該当するタイプの土地を探してくる多色土地、通称フェッチランドを用いるデッキが山のようにある。そんなデッキが1ターン目に意気揚々とフェッチを起動してきたら、本棚の雪崩をお見舞いだ! 13枚という不吉な数字分落とせるのも最高だな。

 これぐらいはこれまでのライブラリーアウトでも基本中の基本だが、ここに新カードが加わったことを補足しておこう。《任務説明》だ。この回におあつらえ向きの名前だな。

 このインスタントで、唱え終わった《書庫の罠》を再使用だ。《書庫の罠》のコストが0になる能力は、墓地にあっても機能する。合計2マナで26枚も吹っ飛ばしてやることができるってわけだ、こりゃ相手はひとたまりもないなぁHAHAHA。一瞥を使いまわして4マナ20枚でももちろん十分に強力だ。

 《書庫の罠》は1枚見せると相手が恐れてフェッチランドを起動してこなくなるかもしれない。それはそれで相手の展開も遅れるので良いのだが、こっちとしては面白くないな。そういうわけで《廃墟の地》だ。

 これで相手の特殊な土地を砕きつつ、ライブラリーから基本土地を探すと良いぞ?とけしかけてやろう。逃げ場はないってことを思い知らせてやれ!

 もちろんこれらの主砲のみに頼って勝とうという話ではない。《面晶体のカニ》や《催眠の宝珠》といったパーマネントで持続的に削っていくという手もある。

 特にカニ! コイツの能力を何度も誘発させるために《雲の宮殿、朧宮》まで採用されているのがこのリストの美しいところだ。

 モダンウォリアーたるもの、ただパワーだけではなくこういったテクニックも駆使して立ち回らんとな。土地といえば《殻船着の島》も相手からすれば一種の死の宣告だな。プレッシャーをかけていけ、《彼方の映像》で手札をかき集めてとことん圧をかけていけ!

 諸君も知っているかもしれないが、今のモダンには墓地を活用するデッキが多いのもまた事実だ。自分が勝つためにライブラリーを墓地に送って、それで相手が《弧光のフェニックス》や《恐血鬼》なんかを得る結果になったら……敵に塩を送るとはウォリアーの名折れだな。

 そういうわけで、しっかりと墓地に落ちたカードへのケアも用意してある。《外科的摘出》と《墓所への乱入》だ。これらのカードでややこしいものは一掃してやればよろしい。

 ライブラリーアウトの天敵《引き裂かれし永劫、エムラクール》も、ライブラリーを修復する能力が誘発したタイミングでこれらの呪文で事象の彼方へ吹き飛ばしてやれ! 《墓所への乱入》はこのデッキのコントロール要素でもある。クリーチャーを追放してガッツリ回復し、相手がコチラのライフを0にする前に殴りきろうとするのを食い止めろ。

 《罠の橋》との組み合わせでギリギリの戦いを制した時、君は立派なモダンコマンド―だ! 任務説明は以上だ、健闘を祈るッッ!

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