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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

ボロス・アグロ(スタンダード)

岩SHOW

 Welcome to Ravnica!! ギルドにより統治される次元へようこそ!

 前回のラヴニカ訪問から気が付けば6年、今回が初めてのラヴニカ探訪というプレインズウォーカーも少なくないんじゃないかな? ドミナリアに並び愛されるこの次元ならではのカードを、どっぷりと楽しんでほしいね。

 2色で構成されるギルドが存在する次元なので、好きなギルドを見つけて2色デッキを組むのが分かりやすくて良いだろう。今回登場した5つのギルドの中でも、赤白のボロスは「殴る」ことがコンセプトで、カードデザインも一目見てよくわかるものばかり、ということで発売前から「ボロス・アグロ」は強いだろうと……多くのプレイヤーによって予想されていた。

 いざ、オンライン版で先行リリースされてみると……その通り、ボロスがイキイキと対戦相手に殴りかかる光景があちこちで見られた。ただ、ボロスは対戦相手によって構築が全く異なるものばかりなのも印象的だった。

 今日はそんなボロスの一例をご覧いただこう!

anast1997 - 「ボロス・アグロ」
Magic Online Competitive Standard Constructed League 5勝0敗 / スタンダード(『イクサラン』~『ラヴニカのギルド』) (2018年9月30日)[MO]
8 《
8 《平地
4 《聖なる鋳造所
4 《断崖の避難所
-土地(24)-

4 《ゴブリンの旗持ち
4 《ボロスの挑戦者
4 《速太刀の擁護者
4 《軍勢の戦親分
3 《軍勢の切先、タージク
3 《正義の模範、オレリア
3 《再燃するフェニックス
-クリーチャー(25)-
3 《軍団の上陸
4 《稲妻の一撃
4 《完全+間隙
-呪文(11)-
2 《黎明をもたらす者ライラ
3 《裁きの一撃
4 《ベナリア史
2 《一斉検挙
1 《残骸の漂着
1 《ヴァンスの爆破砲
2 《戦場の詩人、ファートリ
-サイドボード(15)-
 

 土地24・クリーチャー25・その他の呪文11という構成は見ていて気持ちがいい数字だ。このデッキはボロスが引っ提げてやってきた新能力「教導」を活用して序盤からガツガツと殴る、殴り続ける! そんな一直線のビートダウンだ。

 1マナ域は《ゴブリンの旗持ち》と《軍団の上陸》が務める。

 旗持ちは1/1で教導と一見役に立たない能力を持ってはいるが、後続に鍛え上げてもらうことで他の1/1を育てる役目を果たす。単体でも能力を一度起動すればパワーを2引き上げられるので、いざという時の打点稼ぎ&教導ができるのもポイント。上陸から出てくるトークンは絆魂持ちなので、これはぜひとも教導の対象にしてダメージレースを有利に戦っていきたい。あまりこのデッキが戦いたくない後半戦でも、《一番砦、アダント》でリソース切れを防いでくれる保険にもなる。

 2マナ域には《ボロスの挑戦者》!

 2/3と同マナ域と相討ちになりにくいスペックでビシバシ殴って、先述の1マナクリーチャーたちを教導で強化だ。そんな挑戦者で教導してやりたいのが《速太刀の擁護者》!

 二段攻撃持ちなので+1/+1カウンターの価値が他のクリーチャーよりも高く、除去されなければあっという間にカタをつけてくれるやべーやつ。まあ、大抵のプレイヤーはこれを見かけたらすぐに除去してくるとは思うが、それならそれで後続が生き残りやすくなると思えばね。

 その後続、3&4マナクリーチャーたちのラインナップがまた分厚い! 《速太刀の擁護者》を強化させられる点・《軍団の上陸》を変身させやすいという点で、《軍勢の戦親分》を4枚採用だ。

 コイツの能力で生成されるトークンはたかが1/1、されど1/1。教導持ちの手にかかれば立派な戦力にレベルアップだ。

 同じく3マナの教導持ち、《軍勢の切先、タージク》はこのデッキの他の教導持ちを強化させることのできるパワー3の持ち主で、速攻まで付いている。相手の計算を大きく狂わせることができるだろう。

 戦闘以外のダメージを軽減する能力で、小型クリーチャーを《ゴブリンの鎖回し》でなぎ倒されないように守護することができるのもポイント。

 これらの後には対処できるカードが限られる粘りの化身《再燃するフェニックス》と、これまた教導持ちの新カード《正義の模範、オレリア》が待ち構えている。

 彼女は教導だけでなくクリーチャーのパワーを2上昇させ、トランプルや警戒を与える能力を持っている。これでフェニックスがパワー6のトランプル持ちになったり、《速太刀の擁護者》でザックリと大ダメージを叩き込むなんて動き……狙ってみたいね。

 クリーチャーでないカードならば《完全+間隙》は使い勝手がイイネ。

 《完全》は教導持ち&速太刀と相性が良く、《間隙》は普通に除去として・あるいは最後の一押しとして本体に撃つ火力として使えて、役目が多く腐りづらい点が素晴らしい。

 サイドボードには万能除去《裁きの一撃》に加えて、高タフネスを薙ぎ払う《一斉検挙》が。

 おそらくは除去しにくい《無効皮のフェロックス》などを対策するためのカードだろう。メタゲーム次第ではサイドの定番になるか?

 その他にも重めのアドバンテージ源になる既存のカードが多数サイドにとられていて、サイド後のゲームは軽量クリーチャーをとこれらを入れ替え中速~コントロール寄りのデッキに変身するプランが用意されている。最近の赤や白のビートダウンの定石とも言える戦略が、今シーズンでも強さを発揮するか?

 ボロスはもっともっと火力と軽量クリーチャーに寄せた形や、カードパワー重視の中速までいろいろな形がある。まるで前環境の赤黒のようだが、果たしてどんな形が人気となるか。法の番人の動向を見守ろう!

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