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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

ギガント・オーラ(スタンダード)

岩SHOW

 先日、MTG Arenaのプレイを配信していた時のこと。チャット欄である質問が。

「Arena始めたばかりなんですが、どんなデッキを組んだらいいですか?」

 いい質問です! 確かに、始めたばかりの頃はカードが手元にあまりないので組めるデッキには限界がある。このゲーム内では、パックを剥いたりした時に手に入る「ワイルドカード」と呼ばれるものを使って、欲しいカードを獲得することができる。例えばレア・ワイルドカードはどんなレアにでも交換できる。僕もこれらを集めてレア土地などを集めて、結果的に今はさまざまなデッキが組めるようになった。最初の頃はこのワイルドカード集めに苦労したなぁ……

 Arenaに限らずマジックを始めたばかりの人にもオススメしたいのは、レア土地をあまり使わない単色デッキ。現スタンダード環境では、単色でも強いデッキがいくつかある。黒単、赤単、緑単……僕がArenaを本格的にやり始めた時は赤単が環境のベストデッキだったので、ワイルドカードを食わない赤単でとにかくゲームをやりまくって、パックやワイルドカードなどの賞品を手に入れていったものだ。

 で、質問の解答としては赤単を薦めても良かったんだけども、他の視聴者がチャット欄で「緑単いっとこう」「初期デッキの緑単に《ブランチウッドの鎧》追加で勝てる!」と盛り上がっていたので、これはイイネと実際にゲーム開始時にもらえる緑単デッキにカードを追加してみることにした。結果として多く入れ替わることになったが……分かりやすく、面白く、そしてちゃんと勝てるものに仕上がった。

 今日はそんな初心者向けサンプルリストを紹介しよう!

サンプルデッキ - 「ギガント・オーラ」
スタンダード(『カラデシュ』~『基本セット2019』)[MO] [ARENA]
24 《森》

-土地(24)-

4 《ラノワールのエルフ》
4 《僧帽地帯のドルイド》
4 《鉄葉のチャンピオン》
3 《打ち壊すブロントドン》
2 《不屈の神ロナス》
4 《蔦草牝馬》
2 《ギガントサウルス》
1 《攻撃的なマンモス》
2 《原初の飢え、ガルタ》

-クリーチャー(26)-
2 《顕在的防御》
4 《ブランチウッドの鎧》
3 《活力のカルトーシュ》
1 《驚異的成長》

-呪文(10)-

 初期デッキ「Forest's Might」をベースに、よく言えばシンプルな……悪く言えば脳みそ筋肉的なカードを加えてみた。スタンダードでバリバリ活躍中の「緑単ガルタ」に近い形のデッキだ。

 《ラノワールのエルフ》からの2ターン目《鉄葉のチャンピオン》という動きは、これだけでももたついた相手を圧殺してしまえるので、Arenaでもリアルでもここだけはなんとしても4枚揃えて始めたいところ。他のレアおよび神話レアカードはまあ似たようなカードに置き換えてもなんとかなるので、そこは所持カード事情と照らし合わせてやってほしいね。

 このデッキには器用さなんて皆無だ。デカいクリーチャーで殴る、ただその本能だけで突っ込んでいく一直線なものなので、初心者にも扱いやすいと思う。《ラノワールのエルフ》《僧帽地帯のドルイド》で使えるマナを増やし、《ギガントサウルス》などの攻撃的な大型クリーチャーをズシンズシンと展開させていこう。

 このデッキのエースと言えるのは《蔦草牝馬》!

 4マナでパワー5と打点に優れ、かつ呪禁能力で相手の呪文や能力を受け付けない。このクリーチャーの唯一の弱点とも言えるのがタフネスが3とやや低めな点だが、それを解決するのが《ブランチウッドの鎧》だ。

 《森》の枚数分だけクリーチャーを強化するこのオーラで、タフネスと同時にパワーもグイッと上昇させて、ドカドカバキバキと相手を踏み潰そう!

 この牝馬や《ギガントサウルス》などのクリーチャーにはトランプルがないので、相手にブロックされ続けてしのがれる可能性もある。そこでこのデッキには《不屈の神ロナス》をはじめ、トランプルを与えるカードがいくつか採用されている。

 《活力のカルトーシュ》は同時に相手のクリーチャーを格闘で除去することもできるので、盤面に触りづらい緑の弱点を補ってくれる。《攻撃的なマンモス》は自身も6マナ8/8トランプルと素晴らしいサイズだし、《驚異的成長》を《蔦草牝馬》にプレイするのは夢があるッッ!

 というわけで、なるべくコモン・アンコモンを優先して緑単のデッキを考えてみた。レア土地を持っていないのであれば単色デッキで《ブランチウッドの鎧》で暴れよう!という考えのもとに組んでみたが、ここから「もっとこういう方向にデッキを伸ばしていきたい」と考えながら好きな形にいじってもらえたら嬉しいね。

 というわけではたまには初心者向けの内容にしつつ……最後に、同様のコンセプトで組まれてMagic Onlineリーグ戦を全勝したリストを紹介してオマケとしよう。

TannerBananer - 「ギガント・オーラ」
Magic Online Competitive Standard Constructed League 5勝0敗 / スタンダード (2018年7月22日)[MO] [ARENA]
24 《森》

-土地(24)-

4 《ラノワールのエルフ》
4 《鉄葉のチャンピオン》
3 《不屈の神ロナス》
4 《蔦草牝馬》
3 《切り裂き顎の猛竜》
3 《ギガントサウルス》
2 《原初の飢え、ガルタ》

-クリーチャー(23)-
3 《顕在的防御》
4 《雷群れの渡り》
4 《ブランチウッドの鎧》
2 《活力のカルトーシュ》

-呪文(13)-
4 《刻み角》
2 《殺戮の暴君》
1 《原初の飢え、ガルタ》
1 《活力のカルトーシュ》
1 《造命師の動物記》
3 《霊気圏の収集艇》
2 《ビビアン・リード》
1 《生命の力、ニッサ》

-サイドボード(15)-

 ギガント、ガルタに加えて《切り裂き顎の猛竜》も採用、恐竜の数を増やして《雷群れの渡り》をマナ加速として運用する……というなかなかに練られたリストだ!

 猛竜のおかげで手札切れという弱点を少しでもカバーできているのも素晴らしい。ぜひ、こちらのパワフルさも試してみてほしい! サイドボードに《刻み角》が4枚積まれていることなど、ガチデッキを使用しているプレイヤーも参考にするべき点はあるはずだ!

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