READING

戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:黒単モニュメント(デッキを作ってみよう)

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:黒単モニュメント(デッキを作ってみよう)

by 岩SHOW

 『イクサランの相克』環境がMagic Onlineでプレイ可能となってすぐの話だ。すぐに結果を残していた「白黒吸血鬼」のテストプレイをしようとリーグ戦に突入し、ポチポチやって使用感を確かめていた。その日はひたすらに青緑のマーフォークデッキに当たり続けたのだが、1つ実に面白いデッキと遭遇した。それは、あろうことか5ターン目にコンボを決めて瞬殺をかましてきたのだ。

 盤面をしっかり構築して盤石だなんて思っていたから、予想外の事態に面食らうとともに「このデッキは新たなスタンダードの代表デッキになるんじゃないか」とワクワクさせられた。当コラムでもすぐに取り上げようと......そう思っていたのだが。その日以降、まるっきり姿を見ない。良い結果を残した様子もない。むむむ......あのコンボはやはりドリーム要素が強すぎたのか? ただ、このまま眠らせておくには惜しいんだよな......

 対戦相手がプレイしてきたカードの記憶を掘り下げつつ、今回はサンプルリストを紹介するとしよう。明日のフライデー・ナイト・マジックに持っていくデッキで悩んでいたという人はこのリストをもとに各々好きな構成で組んで遊んでみてほしい。ひとまず、どんなコンボを狙うのかを紹介しよう!

不死の援護者、ヤヘンニ》+《誓いを立てた吸血鬼》+《無慈悲な略奪者》+《バントゥの碑

 実に4つもパーツが必要なのだが、これらが揃った瞬間にゲームに勝利することができる。

  1. まずはコンボパーツであるいずれかのクリーチャーを唱えて《バントゥの碑》の能力を誘発させる。
  2. 対戦相手から1点ライフを吸い取った後、《不死の援護者、ヤヘンニ》で《誓いを立てた吸血鬼》を生け贄に捧げる。
  3. クリーチャーが死亡したので《無慈悲な略奪者》の能力が誘発、宝物・トークンが生成される。
  4. バントゥの碑》により黒いクリーチャー呪文のコストが{1}減っていて、かつこのターンにライフを得ているので、墓地にいる《誓いを立てた吸血鬼》を宝物・トークンを生け贄に捧げて1マナで唱えることができる。
  5. こうして帰ってきた吸血鬼をヤヘンニが再び喰らい、略奪者が宝物を発見し......

 グルグルとループを回転させていれば、《バントゥの碑》により対戦相手のライフが0になるまで吸い続けられるというわけだ。

 《ナントゥーコの鞘虫》と《ズーラポートの殺し屋》によるコンボデッキが好きだった人はこのデッキにも興味を持つんじゃないかなと。いろいろな形で作ることができるとは思うが、コンボパーツが黒単で揃えられるので、今回は僕が遭遇したものと同じ黒単のリストを考えてみるとしよう。

岩SHOW - 「黒単モニュメント」
スタンダード (2018年2月)[MO]
20 《
4 《イフニルの死界

-土地(24)-

4 《戦慄の放浪者
4 《薄暮軍団の盲信者
4 《誓いを立てた吸血鬼
4 《屑鉄場のたかり屋
2 《才気ある霊基体
3 《不死の援護者、ヤヘンニ
1 《栄光の神バントゥ
3 《無慈悲な略奪者

-クリーチャー(25)-
3 《致命的な一押し
4 《バントゥの碑
2 《ヴラスカの侮辱
1 《首謀者の収得
1 《霊気圏の収集艇

-呪文(11)-
3 《帆凧の掠め盗り
2 《才気ある霊基体
1 《無慈悲な略奪者
1 《不死の援護者、ヤヘンニ
4 《強迫
2 《渇望の時
1 《ヴラスカの侮辱
1 《霊気圏の収集艇

-サイドボード(15)-

 アグロデッキとして、殴りにいくこともできるように《戦慄の放浪者》《屑鉄場のたかり屋》といったおなじみの面々も加えた、前のめりなデッキとして組んでみた。コンボで勝つことにはそれほどこだわっておらず、隙あらば仕掛けて勝つ......ぐらいの気持ち。

 せっかくなので新しいレアも使いたいと《首謀者の収得》も採用して、一部のコンボパーツはこれでサイドボードからも探せるようにしてみた。

 ヤヘンニや略奪者4枚は手札に押し寄せてきて事故りそうだったものだから......サイドボードからカードサーチするという気持ちいい動きもしたいしね!

 《誓いを立てた吸血鬼》をただのコンボパーツに留まらせず、《才気ある霊基体》《霊気圏の収集艇》などで回復することで何度も使えるしぶといアタッカー/ブロッカーとして運用することもできるようにしてある。バントゥの碑》が複数並んで、(編注 2/8:伝説のアーティファクトであるためこの部分は成立しません。お詫びして訂正いたします)攻撃すると吸血鬼が死亡してまた帰ってきてライフを吸われて詰み......みたいな状況へ対戦相手を持ち込んでいきたいね。ある程度ダメージ優先の無茶な攻撃なんかを仕掛けて、ライフを射程圏内に落とし込むプレイングが必要だろう。

 あくまでサンプルリストなので、ここから各自思い思いにデッキを調整してくれると嬉しいな。白黒で《薄暮薔薇、エレンダ》を採用したり、《マリオネットの達人》というフィニッシュ枠を増やすなど、このコンボはまだまだ発展性がありそうだ。

 デッキに細かいメカニズムを仕込んで、でもそれに頼り切らず普通に殴るという動きも狙える......そんなマジックが好きな人は、レッツトライ! 楽しい金曜の夜を!

  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST

CATEGORY

BACK NUMBER