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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:不屈の追跡者

浅原 晃

 実はわしが三億円事件の犯人だったんじゃよーー!!

 ……ふぉっふぉっふぉ、1968年の12月10日に、伝説の未解決事件である「三億円事件」は発生したのじゃ。この事件、徹底した調査、追跡にも関わらず、犯人は捕まらずに迷宮入りしてしまったのじゃ。警察は手掛かりを求め、不屈に挑み続けたのじゃがのう、誰が犯人かは分からずじまいじゃった。

 今日は手掛かりを探し続けて三千里、調査のスペシャリストである、《不屈の追跡者》を紹介していくぞい。

 《不屈の追跡者》は『イニストラードを覆う影』の継続的な調査を可能としたクリーチャーじゃ。土地を置くことで手掛かりを生むんじゃな、新しい土地での聞き込みや探索で手掛かりを獲得するといったフレイバーを持ったカードなのじゃ。手掛かりは、2マナで1枚ドローへと変わるから、これ1枚で、土地を引く、手掛かりを得る、カードを引く、土地を引くのアドバンテージの連鎖が発生するのじゃな。

 しかも、なぜか、手掛かりを解決するとムキムキになっていくのじゃな。これ自体が最初は3マナ3/2と標準的なサイズなのじゃが、気づけば超マッチョになっていた、そんなクリーチャーなのじゃ。彼は多分、手掛かりからひとつの核心へと導いていくのじゃろう、論理的な解決よりも、暴力で相手プレイヤー(容疑者)を殴り倒した方が早い、と。熱血にもほどがあるんじゃが、アドバンテージ源でありながら、単体でゲームを決められる力を買われて、さまざまなデッキのメインデッキやサイドボードに採用されたのじゃ。パイオニアでも元気に活躍しておると聞くぞい。

 ふぉっふぉっふぉ、わしが犯人というのは冗談じゃが、当時は私が犯人ですといった名乗りも多かったらしいのう。それだけ話題性のあった事件だったのじゃ。しかし、三億円事件の犯人も、《不屈の追跡者》がいてくれれば、捕まっていたかもしれんな。少なくとも、これだけは言えるじゃろう、彼は不屈に手掛かりを追い求め、そして……超ムキムキになり、あらゆる容疑者をバッタバッタと叩きのめして……

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