今日は「緑のおばさんの日」じゃ。1959年、通学する児童を交通事故から守る、緑のおばさんの制度が東京都でスタートしたのじゃ。子どもの未来を守る、それは、どこの世界でも大事なことじゃからのう。

　そこで、今回は緑のおばさんで思い出されるカード、優秀な緑のマナ加速クリーチャーである《貴族の教主》を紹介するぞい。

　《貴族の教主》は『コンフラックス』で登場した、３色のマナが生み出せるクリーチャーじゃ。１マナからのマナ加速の強さは《金のガチョウ》からも分かる通り、この《貴族の教主》も大活躍をしたのじゃ。《貴族の教主》が生み出せるマナの種類、{G}{W}{U}はいわゆる「バント」カラーというやつでのう、今のスタンダードでも「バント・フード」なんていう風に、この名称は今でも残っておるから知っておる人も多いじゃろう。

　バントはアラーラで使われた色の組み合わせの１つでな、さらに《貴族の教主》はバントの特徴である「賛美」の能力を持っておったのじゃ。ふぉっふぉっふぉ、じゃから、愛称として「おば賛美」なんて名前で呼ばれておったこともあったようじゃのう。賛美は攻撃クリーチャーをサポートする能力じゃから、マナを生み出すだけでなく、自らのマナで戦場に出したクリーチャーが戦いに行くのをしっかりと見届けておったというわけじゃ。まさに、戦場の緑のおばさんと言っても良いじゃろうな。

　昨今では、高齢者の自動車事故が大きく取り上げられたりと社会問題になりつつあるからのう。わしも子どもに好かれるべく、みんなのガフじいとして、子どもを見守る、そんなことをやっていきたいのじゃな。ふむ、ならば早速、横断歩道を渡る子どもたちを守るべく、しっかりとチェックしておるぞい。トントン？ 誰じゃ肩を叩くのは？ え、警察？ 不審者の通報あり？ 〈子どもを見守るもの、ガフじい〉を知らず？ ちょ……おま……。