ガフ提督、久々にためになる話モードじゃぞい。今日は「群馬県民の日」じゃ。そこで、わしが得意のおせっかいで群馬を紹介していくとするぞい。

　わしの取り寄せた資料によるとじゃ、群馬県はえーと、関東の左上の方にある県でな、未開の地と呼ばれておるんじゃ。一度入ったら帰ってきたものはおらず、電化製品は一切使用できない、入ろうとすれば弓で射られ、木の上に家が立っており、マナバーンのルールが残っていて、マリガンはオールランドノーランドマリガン。『第４版』がスタンダードリーガルで、ぎゃざガールが現役……。いやはや、群馬はとんでもない所じゃのう。えっ？ 違う？ それは、グンマー？

　ふぉっふぉっふぉ……いやいや、もちろん、分かって言っておるぞい。わしが言いたいのはな、あれじゃ、群馬は《進化する未開地》のような場所ということじゃ。

　雄大な自然に恵まれながら、それを切り開くと、いろいろな景色が見られるのじゃよ。《平地》に栄えた都市もあれば、雄大な《山》に囲まれ、緑豊かな《森》が広がり、温泉が《沼》のごとく湧き出しており、浮島という絶景の《島》もあり、そして、《荒地》もある程度は存在しておるじゃろう。つまりは《進化する未開地》のような素晴らしい土地、それが、わしの言いたかったことなんじゃ。ふぅ、やれやれ、あやうく、市中引き回しの刑になるところだったわい。

　ならば、さらにさらに、探検と冒険にあふれる群馬県の魅力を伝えていくぞい！ 群馬県の山奥にはコーが住んでおってな、巨大な危険生物が封印されておるんじゃ。もし、そこに３人のプレインズウォーカーが揃ったら、あの古来の災厄、エルドラージが復活すると言われておって……。えっ、群馬はゼンディカーのモデルになった世界じゃない？ 違う？ 秘境じゃからてっきり……ふぉっふぉっふぉ、さて、市中引き回しになる前にトチィギへ逃げるとするかのう……。