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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:セラの天使

浅原 晃

 みんなはマジックでは何の種族が好きかのう? いろいろな種族があるんじゃが、今日ばかしは紹介する種族は決まっておるぞい。それは、天使じゃ。10月4日は「天使の日」じゃからな。10(てん)4(し)、と言う語呂合わせなのじゃ。そこで、今日はマジックの天使の原点にして顔役でもある《セラの天使》を紹介していくぞい。

 《セラの天使》はマジックの初期に活躍したカードじゃ。最初期のデッキではフィニッシャーの役割を担っておってな、特に最初期の伝説のデッキ、「The Deck」が採用しておったことで知られておるのじゃ。4/4のサイズと警戒と飛行、攻撃だけでなくプレイヤーを守る姿はまさに天使の名にふさわしく、また、美麗なイラストと相まって、とても人気のあったカードだったのじゃ。昔のプレイヤーならば、初代のイラストが思い入れが大きいのかもしれんのう。「セラ天」という愛称で呼ばれ、天使の代名詞としても《セラの天使》は認知されたのじゃ。

 その後、優秀な天使やクリーチャーが追加されていき、トーナメント級のカードとしての役割は少なくなってしまったものの、顔役としての人気は高いままじゃった。だからこそ、基本セットに収録されている回数もとっても多いのじゃな。リミテッドではまだまだ強力な能力じゃし、天使と言えば、やっぱりセラ天!という人も多いんじゃないかと思うぞい。

 もちろん、強さだけなら《賛美されし天使》や《悪斬の天使》など、超強力な天使が後に生まれておるが、原点はやはり、ここなのじゃな。そうじゃ、元祖とか本店みたいなもんじゃぞい、忘れちゃいけないのじゃよ。ラーメン二郎の三田、天下一品は京都、そして、天使と言えば、《セラの天使》なのじゃ。

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