今日は「世界観光の日」じゃ。たまの休みには日常から離れて、旅行に行くのがオススメじゃ。わしも、実は旅行がひとつの趣味なんじゃな。なんでかと言うと、根を詰めすぎるとパフォーマンスはみるみる下がっていくからのう、やることが詰まっても死ぬもんでなければ、観光でも行って、気分転換するのが良いんじゃ。

　そこで、今日は《Llanowar》に来てみたぞい。

　《Llanowar》がどんなところかと言うとな、まず、この横向きのカードは何、じゃと？ ふぉっふぉっふぉ、ある意味、観光案内みたいなもんじゃな。これは『プレインチェイス』セットの「次元カード」と呼ばれるものでな、特別な「プレインチェイス戦」でのみ使えるカードじゃ。

　場所にスポットが当てられたカードでのう、《Llanowar》だったら、次元はドミナリアじゃろう。そして、どんな感じの場所なのかが、イラストや能力などから分かるのじゃな。次元カードを利用したプレインチェイス戦はいろんな次元を渡りながら戦うんじゃ。プレインズウォークを実際のゲーム内に取り入れたものと考えると良いじゃろう。プレイヤーはプレインズウォーカー、そんな気分をしっかりと味わえるのじゃな。

　というわけでじゃ、わしは緑豊かな《Llanowar》へと来てみたぞい。エルフたちが住んでいる土地でのう、フレイアリーズを女神として崇拝しておる土地なのじゃな。ここでのフレイアリーズの知名度はほぼ100％じゃが、ガフ提督の知名度は多分、消費税くらいじゃな。

　そうじゃ、そして観光に大事なのは安全度じゃな。せっかく観光に来ても危険な目にあっては台無しだからのう、ふぉっふぉっふぉ、まあ、今回の《Llanowar》は緑の土地じゃから、勝手に安全じゃろう読みじゃ。フレンドリーなエルフたちが桃太郎電鉄ばりに大歓迎してくれるはずじゃぞい。このマナ使ってください！みたいなって……

　おや？ 看板があるのう……どれどれ、「この土地に侵入する者には矢を射かけて屍を森の肥やしにする也」？ さて、そろそろ帰らせて、と、あ！ 小枝を踏んずけて折ってしまったぞい！ あたりに気配が……囲まれておるのう、いやいや！ エルフの衆、わしは決して悪いスライムじゃないぞい、ちょっと待つんじゃ！ ここの環境はとってもいいところじゃのう！ え？ 何がいいか具体的に言ってみろって？ あれじゃあれじゃ、セクシーじゃ！ セクシー！ セクシーーーーーー！