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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:ボーマットの急使

浅原 晃

 今日は「バイクの日」じゃ。8(バ)1(イ)9(ク)ということじゃな。バイクの交通安全について、考える日なのじゃよ。

 安全と言えば、最近では煽り運転が問題になっておるようじゃのう。人は心に余裕が無いと、ちょっとしたことでイラっとしたり、感情を制御できなくなってしまうものじゃ。乗り物は便利でカッコいいものも揃っておるが、大事なのは乗り手の立ち振る舞いなのじゃな。どんないいバイクや車に乗っておっても、煽り運転などしてはかっこ悪い行動で、台無しなのじゃ。寛容な心が大事だと思うぞい。

 ふぉっふぉっふぉ、そうじゃのう、今日は交通安全が大事な次元、『カラデシュ』から《ボーマットの急使》を紹介していこうかのう。

 《ボーマットの急使》は赤単色デッキを支えた、アドバンテージ源の1つじゃ。1マナの1/1のアーティファクトで速攻持ちは、真っ赤な《怒り狂うゴブリン》が真っ青になるくらいの話じゃが、それに加えてアドバンテージ要素も兼ね備えておってのう。攻撃するたびにカードを1枚デッキから貯めておけるのじゃな。そして、{R}とすべての手札を捨てて、これを生け贄に捧げれば、貯めたカードを回収できたのじゃ。1ターン目から殴れれば3枚以上のカードはすぐ貯まるからのう、当時は歩くアンリコ(《Ancestral Recall》)なんて呼ばれておったのじゃ。ビートダウンなのに、コントロールよりカードを引けるという現象が発生したのも、この《ボーマットの急使》が法定速度無視で、ビュンビュン走り回った結果なのじゃ。

 これに7枚のカードが貯まっておって、赤マナ立っている状態など地獄じゃったのう。それでも、まだまだ、カードを引こうと煽り運転(アタック)をかましてくるのじゃから、タチが悪かったのじゃ。しかも、ブロックや除去をしようもんなら、即座に爆発(能力起動)で相手の手札が潤沢になるからのう。チャンプアタックからの爆発なんてのも日常茶飯事じゃったのう。

 ふぉっふぉっふぉ、今日は反面教師の話じゃな。みんなが乗り物を運転する時は、この《ボーマットの急使》のような無謀で強欲な運転は控えるようにしてほしいのじゃな。煽り運転、ダメ絶対。煽りプレイも、ダメ絶対じゃ。

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