（編集より：本記事は5月22日のために制作されたものですが、誤って5月23日分を5月22日に掲載しておりました。謹んで筆者と読者の皆さまにお詫びするとともに、順序を入れ替えて掲載いたします。）

　5月22日は「国際生物多様性の日」じゃ。生物の多様性は地球環境を考える上で大事なこと、というのを知ってもらう日となっておるのじゃな。温暖化などの気候の変化や、自然の開発、減少によって、多様性というのは失われつつあるんじゃ。いろいろな環境とそれに適した生物というのが、多様性の元となっておるからのう。種が絶滅の危機に瀕しているなんて、悲しいニュースも最近は良く聞くんじゃな。

　ふぉっふぉっふぉ、そこで、わしは思ったのじゃ。許さんぞ、愚かな人間どもよ、わしが地球を守ってみせると……そして、すべての生物を１つにまとめてしまってはどうだろうかとな。ヒントとなったのは多様性の塊、《霧衣の究極体》じゃ。

　後に多相というキーワード能力の元となったこのクリーチャーは、シンプルな文章にむちゃくちゃな量の情報、いや、遺伝子が組み込まれておるんじゃな。すべてのクリーチャータイプということは、あらゆるメリット能力を受けられることを意味しておる。ロード能力（特定の種族を＋１/＋１する）などはもちろんのことじゃが、日常的にも天使たちの集会に参加し、ゴブリンの飲み会に参加し、昆虫のお祭りに参加できる、スーパーコミュニケーションモンスターなのじゃな。

　そしてじゃ、シミック連合の協力を経て、ついに、わしは多相を得るに至ったのじゃよ……ふぉっふぉっふぉ、完全究極体グレートガフの誕生じゃ！ すべての種族を率い、愚かな人間たちに復讐の時が来たぞい！ 虐げられし生物たちよ協力して……、何でじゃ、何でみんなわしを避けるのじゃ？ えっ、すべてのクリーチャータイプの中に、邪魔者が含まれてる？ わしは、天使、ゴブリン、昆虫、そして、邪魔者……、わしは邪魔者……。