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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:次元の被覆

浅原 晃

 今日は「世界宇宙飛行の日」じゃ。1961年の今日、ソビエト連邦のガガーリン少佐がボストーク1号に乗り、最初の宇宙飛行を達成したため、制定されたのじゃな。当時はアメリカとの宇宙開発競争が熾烈でのう、結果として、先んじて宇宙へと飛び出したのが、ソビエト連邦のガガーリンだったのじゃ。この時の宇宙飛行でガガーリンが言った、「地球は青かった」という言葉がよく知られておるかもしれんのう。

 今日の1枚は、宇宙から見えるドミナリアが描かれた《次元の被覆》を紹介するぞい。

 『プレーンシフト』に収録された《次元の被覆》は戦場から基本土地を1種類につき1枚ずつ手札へと戻す、マナ拘束を目的としたカードじゃ。当時は基本土地タイプの種類数によって効果が増すカードを利用した「ドメイン」というデッキが存在したから、それに対してのサイドボードとして使われることもあったようじゃな。そして、《次元の被覆》は、『プレーンシフト』というセットのストーリーを表したカードでもあるんじゃ。

 この時、ドミナリアはファイレクシアの侵攻の第2段階を受けておってのう。ファイレクシアはラースという次元をドミナリアに重ねようとしたのじゃ、次元を覆ってそのままドミナリアを乗っ取るのがファイレクシアの計画であり、それが、このカードとフレイバーからも見て取れるのじゃな。

 ふぉっふぉっふぉ、《次元の被覆》はドミナリアを宇宙から見られる貴重なイラストじゃから、記憶に残っている人も多いんじゃないかのう? ドミナリアも地球のように綺麗な星じゃから、ファイレクシア人にとっては憎らしくも憧れの星じゃったのかもしれんのう。

 そうじゃ、ちなみにガガーリンではないが、わしも、昔はよくこう言っとったぞい、「ドミナリアは青かった」とな。えっ、意味が違うじゃろうって? ふぉっふぉっふぉ、そりゃ、昔は《対抗呪文》なんてものがあったからのう……。

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