風呂じゃーい！露天風呂じゃーい！ ふぉっふぉっふぉ、わしは風呂に入る時が一番、テンションが上がるのじゃが、みんなはどうかのう。毎月26日は風呂の日ということでじゃ、今日は、悪魔も御用達、ドミナリア屈指の温泉場としても知られる《硫黄泉》を紹介していくぞい。

　《硫黄泉》は『アイスエイジ』から収録されている、ダメージランドの一種じゃ。１枚で赤マナと黒マナのどちらかを生み出すことができるのじゃが、その際に１点のダメージを受けてしまうことから、ダメージランド、通称「ダメラン」と呼ばれておった。１世代前、いや、３世代くらい前は、このダメランが多色土地の主流だったからのう。ただ、このダメラン、複数枚引いたときなどは、とんでもない自傷ダメージを叩き出すこともあったため、そうした場合は駄目なランド、「駄目ラン」となってしまうことも少なくなかったのじゃな。

　現在はギルドに付随したショックランドが２色土地の主流になっておるのう、《血の墓所》などはタップインすればリスクも無く、最初にライフ２点を支払えば、それ以上のライフを失う心配もないからのう、時には激熱江戸っ子仕様でプレイヤーを焦がしてしまう《硫黄泉》に比べると大分温い感じじゃな。20分は浸かってられる、高濃度炭酸泉くらいの温さじゃ。

　さて、その、硫黄泉自体は現実にはどういったものかというと、温泉の湯質の１つじゃ。火山の近くなどで、湧くことが多いようじゃのう。気持ち良さももちろんじゃが、いろいろな効能があるから健康にも良いのじゃよ。ふぉっふぉっふぉ、特に『アイスエイジ』の《硫黄泉》のアートでは悪魔すらも療養に来ているのが印象的じゃ。それだけ、この《硫黄泉》も効果的と言えるかもしれんのう。

　ちなみに硫黄泉の効用じゃが、一例として、こんなのがあるようじゃな。高血圧、糖尿病、切り傷、関節痛、ファイレクシア病、土地の引きすぎ……。ふぉっふぉっふぉ、わしの狂人も温泉に入れば治るかもしれんのう。え？ 治らん？ 不治の病？ 根っこの部分から駄目？ ……風呂じゃーい！露天風呂じゃーい！