ふぉっふぉっふぉ、今日はミュージックの日じゃ。３１９とミュージックとの語呂合わせで制定された記念日じゃな。

　音楽は娯楽の枠を飛び越えて、さまざまな用途で使われておるのう。気分を盛り上げるため、落ち着くため、作業を捗らせるためなどじゃ。そして、ライブやフェスなどのお祭りも音楽を通じて一体感を得られるイベントとして盛んに行われておる。

　今日の１枚は、ラクドス教団のフェスティバルを盛り上げる、《災いの歌姫、ジュディス》を紹介していくぞい。

　《災いの歌姫、ジュディス》はラクドス教団の歌手であり、パフォーマンス・アーティストじゃ。ラクドス教団はとにかく、死と隣り合わせのショーが大好きじゃから、そういった危ないショーでパフォーマンスを披露して、人気を博しておるのじゃ。

　ゲーム上でも《災いの歌姫、ジュディス》は戦場を舞台に、そして、死をショーとして盛り上げる力を持っておる。周りの取り巻きたちのパワーを強化して、戦いへと駆り立てるだけでなく、死んだとしても、最後に爆発ショーとして利用するのじゃな。相手の誰かが巻き添えになるかもしれんが、それもまた場を盛り上がる要素というわけじゃ。ショーを成功させるためには何でもするんじゃから、芸能界、いや、ラクドスの世界は怖いところじゃて。

　また、《災いの歌姫、ジュディス》はスタンダードだけではなく、モダンでも見ることができるようじゃのう。ひっそりとシャーマンのクリーチャータイプを持っておるのがポイントでな。スタンダードではシナジーは無いものの、モダンではシャーマン・デッキが組めるからのう。シャーマンたちは新しいアイドル誕生に大賑わいし、《災いの歌姫、ジュディス》は祭り上げられているらしいぞい。

　さてと、せっかくだし、わしもラクドスのフェスに行くとするかのう。こう見えて、わしはジュディス神推しなんじゃ。何？ どうせ、デスメタルしか歌わんじゃろうって？ 案外、バラードでポップな曲もあるんじゃぞい。例えばじゃ、悶えるような甘酸っぱさを歌った「マジで土地無い５マリガン」や、困難に負けないでという気持ちを歌った「土地ないで」とか……ふぉっふぉっふぉ、まあ、楽しげの定義がラクドス流ということでな。