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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:成長のらせん

浅原 晃

 「目には目をで返していたら、世界は盲目になってしまう」、そんな教えを聞いたことはないかのう? 1948年1月30日はインド独立の父とも言われたマハトマ・ガンジーが暗殺された日じゃ。そのため、今日は殉職者の日とも呼ばれておるんじゃな。

 ガンジーは暴力や戦争に頼らない非暴力、不当な支配には従わない不服従を貫いた政治指導者じゃ。ちなみに無抵抗主義としても知られるが、抵抗に暴力を使わないのがガンジーの思想であって、抵抗はしっかりするから、ちょっと語弊があるんじゃぞい。

 そして、そんなガンジーがこよなく愛用したデッキ、それは、非暴力、不服従をモットーとした、「ターボ・フォグ」じゃと言われておる。そこで、今日はそんな「ターボ・フォグ」に入る、ナイスなマナ加速《成長のらせん》を紹介しようかの。

 《成長のらせん》は『ワールドウェイク』にあった《探検》の亜種で、土地の数を増やせるタイプのマナ加速じゃな。恒久的に使えるマナが増えれば、マナ・コストの高いカードをより早いターンに使用できるため強いというのは言うまでもないんじゃが、《成長のらせん》は1枚ドローがついており後半も無駄になりにくいのがうれしいところじゃのう。

 また、久々に登場した2マナで土地を増やせる有用なマナ加速なのもポイントじゃ。このカードが発表された時はマナ加速クラスタは騒然としておったからのう、3マナのマナ加速はいくらでもあるんじゃが、2マナとでは天と地の差があるため、待望の1枚じゃったというわけじゃ。

 そして、《成長のらせん》という名前もクールじゃな。ガンジーもこういった言葉を残しておる、「満足は成長の過程にあるのであって、結果にあるのではない」と。成長を感じそれを糧とする、それが大事なのかもしれんのう。

 そうそう、反面、ガンジーは身内に厳格すぎるとしても有名じゃったんじゃが、これは、もしかしたら「ターボ・フォグ」が原因だったのかもしれんのう。「ターボ・フォグ」をぶん回していたガンジーはこうも言っていたらしいのじゃな、「満足は無限ターンにあるのであって、勝利にあるのではない」と。ふぉっふぉっふぉ、相手する方はたまらんちんじゃがのう。

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