無性にカレーが食べたい、そんな日があったりせんかのう？ 1月22日はカレーの日じゃから、そんな欲求を満たすのに最適じゃな。これは、給食で最初にカレーが出されることとなった日にちなんだものじゃな。

　さて、まず「そもそも、店主、カレーとは何だ？」と海◯雄山に難癖を付けられても大丈夫なように、カレーの起源をおさらいしておこうかのう。カレーとは多種類の香辛料を用いて作られた料理の英語名じゃな。日本にはインドからイギリス、イギリスから日本という形で伝わったと言われておる。ただ、インドに固有の「カレー」という名称はもともとは無く、香辛料を用いた煮込み料理にはそれぞれ名前が付けられておるそうじゃ、サーグ、サンバール、コルマといったようにじゃな。マジック的に言うとじゃ、「ステロイド」、「アグロ」、「スライ」、なんていう近いけど、ちょっと違う用語があるのをわかりやすいようにビートダウンとまとめた感じかのう。そして、キャッチーな感じでまとめられたカレーという食べ物はインドから世界へと広がり、各地でカレー文化を形成したのじゃ。

　わしが考えるに、カレーというのは香辛料次第でいかようにもテイストが変わるというのが魅力なのじゃな、それにトッピングもいろいろ合わせられるじゃろ？ 自分なりに合うように変えられるというのは、長く愛されるものには大事な要素なんじゃな、ちょうど、カレーは何入れても結構合うしのう。

　ふぉっふぉっふぉ、わしの言いたいことが分かって来たかのう、料理の材料はレシピ、デッキも内容のことをレシピと言うんじゃが、香辛料を選び、それぞれが喧嘩しないようにシナジーを発揮するように作り、そして、自分の好きなものをトッピングする。これは、デッキ構築と一緒じゃと思うんじゃ。料理も苦労してバッチリのものが出来たときはおいしさも倍増するように、自分で考えたデッキで勝ったときものうれしさも倍増というわけじゃな。今だと新セット、『ラヴニカの献身』を使ったデッキを考える時期じゃろうし、少し煮詰まった人もおるじゃろう。そんな時はカレーでも食べに行くと、また新しい発想が開けるかもしれんのう。

　おっと、そうじゃそうじゃ、最後になったが、今日のカードはじゃな……。