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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

フレイアリーズの「グッとくる」マジック英雄譚 今日の1枚:氷河期

浅原 晃
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 寒いな、まるで《氷河期》のようじゃないか……1月20日からは大寒、1年でもっとも寒いと言われる時期だ。

 そうだ、せっかくだから、私がドミナリアの《氷河期》をいかに終わらせたかの話をしようか、そこに座って黙って聞くといい。

 はるか昔、ドミナリアでは兄弟戦争と呼ばれる戦争があった、これは《アンティキティー戦争》でも知られるが、ウルザとミシュラの兄弟が対立し戦争を起こしたのだ。そして、決着の時、ミシュラがファイレクシアに魂を捧げ機械の体となった姿を見たウルザのバカが……失礼、ウルザが発狂して、あるアーティファクトの力を解放し大陸を吹っ飛ばしたのだ。これは《ウルザの殲滅破》としてカード化もされているな。

 その影響でドミナリアは他の次元から孤立し、環境にも影響し、氷河期を迎えたのだ。その後、ウルザのアホが……失礼、どっかに行っている間に我々は孤立したドミナリアに監禁されたような状態になったのだ。それが《氷河期》の物語の始まりだ。その時代のドミナリアのスキー場のキャッチコピーが「ぜんぶウルザのせいだ」なのもそういった背景からだな。

 そして、その氷河期の最中、いろいろな出来事があるが、ん? 知ってる? 氷の上を丸いものを滑らせて円の中に入れる競技が流行した? そうそう、あのコーンて音が癖に……ってカーリングは流行してねぇし!……コホン、一番大きな出来事は「虚月の頂上会談」だ。あの時はテヴェシュ・ザットのクソが……失礼、そこでプレインズウォーカーたちが氷河期を終わらせるための話し合いを……ん? 知ってる? プレインズウォーカーのみんなで集まってバナナを食べた? そだねー……ってもぐもぐタイムじゃねぇし!……コホン、そこでの会談は結局、殺し合いになってしまうのだが、その29日後に私が世界呪文と呼ばれる魔法で、氷河期を終わらせたんだ。ドミナリアの今があるのも私のお陰と言ってもいいだろうな。その後のファイレクシアとの侵略戦争、大修復でも私の活躍も聞かせたいところだが、それは、また、日を改めて語るとしよう。

 他に何か聞きたいことはあるか? 何でも言ってみるといい。ん? ちょっと寒いから、世界呪文で部屋を温めてほしい? 待ってろ、ほーら、すぐ暖かくなるぞー……って私は霧ヶ峰じゃねぇし!

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