READING

戦略記事

週刊デッキ構築劇場

第12回:塚本樹詩のデッキ構築劇場・信奉者の悟り

読み物

週刊デッキ構築劇場

2011.04.28

第12回:塚本樹詩のデッキ構築劇場・信奉者の悟り

演者紹介:塚本 樹詩

 関東の草の根を中心に独創的なデッキ構築で知られるデッキビルダー。2009年のプロツアー・ホノルルにて初のプロツアー出場を果たし、《破門》マスターとして恐れられる。
 プレミアイベントでの大きな戦績は無いが、玉石混淆アイディア先行のデッキを数多く試す事や、多くの人に笑いか失笑を与える語り口から『試行落語(トライ&テーラー)』として、畏怖されている。
 2009年度Player of The Yearの渡辺 雄也は自宅アパートの二軒隣に住んでいる関係から非常に親交が深く、渡辺の三次元の嫁、《渡辺の信奉者》と呼ばれることも。
 代表作は、栗原 伸豪が危うくプロツアーで使う所だった《ルーン炎の罠》入り新型ハウリングオウルや、渡辺大絶賛の《山賊の頭の間》バーンなどだが、むしろ今後の代表作に期待したい逸材。


 とばいああああああす...あんどりおおおおおおんん!

グランプリ・神戸イベントカバレージ

 グランプリ・神戸も終わり、いよいよスタンダードシーズンですね!

 グランプリ・神戸ではひっそりとカバレッジを書かせていただいて、凄く良い経験になりました!
 この経験を構築劇場に活かして、これからも頑張っていこうと思いました。今後とよろしくお願いします!


 さて、改めてこれからのスタンダードでのデッキ構築を考えてみます。

 「8人で32枚」というグランプリ・ダラスの結果を鑑みると、《精神を刻む者、ジェイス》に対する回答の無いデッキは厳しいでしょう。まずはその点が大前提になりそうですね。
 加えて、「Blade」系デッキのことも考えると、各種装備品にも対応できるデッキであれば、スタンダードで戦えると言えるのではないでしょうか。

 ということでま、ずはプレインズウォーカー対策を考えていたら出てきたカードがこちら。

《イシュ・サーの背骨》

 少しマナコストが重いですが、パーマネントなら何でも壊せちゃうので、これを頑張って使えば《精神を刻む者、ジェイス》も《饗宴と飢餓の剣》も怖くない!

 そして、今回の相方はこちら。

《ゲスの玉座》

 そんな万能機械である《イシュ・サーの背骨》を、《ゲスの玉座》で毎ターン使ってしまおうという魂胆なのです。
 さらに、せっかく増殖もできるので、増殖したら嬉しいカードも沢山入れる方針にしてみましょう。

 ここをこうして・・・こうやって・・・ん? このデッキには何か「いらないもの」があるような気が・・・

 そしてできたデッキがこちら。

「清純なるミラディン」[MO] [ARENA]
4 《墨蛾の生息地》
4 《地盤の際》
4 《エルドラージの寺院》
4 《惑いの迷路》
4 《戦慄の彫像》
4 《流砂》
1 《ウギンの目》

-土地(25)-

1 《無限に廻るもの、ウラモグ》

-クリーチャー(1)-
4 《永遠溢れの杯》
2 《夢石の面晶体》
3 《通電式キー》
3 《ゲスの玉座》
3 《漸増爆弾》
2 《胆液の水源》
3 《転倒の磁石》
4 《類似の金床》
2 《試作品の扉》
2 《光明の大砲》
3 《イシュ・サーの背骨》
3 《全ては塵》

-呪文(34)-
4 《絡み線の壁》
4 《磁石のゴーレム》
3 《ワームとぐろエンジン》
1 《漸増爆弾》
1 《転倒の磁石》
2 《精神隷属器》

-サイドボード(15)-


 今日紹介するデッキはなんと「無色デッキ」です。

 特にお勧めしたいカードは《試作品の扉》で、《胆液の水源》をコピーしてドローしたり、《通電式キー》を沢山増やして色々な悪さをしたり、サイドボードから《磁石のゴーレム》をコピーすれば、どんどん呪文を唱えにくくしたりと、夢いっぱい!

 現代のカードパワーだからこそ可能にした構築。
 マナ加速あり、コンボあり、リセット呪文あり、フィニッシャー呪文もあり、と夢の詰まったデッキです!

 なんといっても無色のみのデッキなので、色マナのエネルギーを使わないのでエコに繋がります。
 今後、環境に優しい無色のデッキが増えることによって、世界の平和に繋がるのです!

 世は破壊と再生の繰り返しです、人類が発展し様々な色のパーマネントが溢れれば、必ず(渡辺)神の《全ては塵》によって、世界は浄化されます。
 その(渡辺)神の使徒としての《無限に廻るもの、ウラモグ》が、何度も皆さんのもとに訪れるでしょう。
 いらなかったのは色なのです。あなたも色という概念から逸脱すれば真の神の祝福が舞い降ります。このデッキこそが新時代への福音なのです。

 ですが、急に今までしてきたことを断つのは難しいと思うので、まずは1色に絞ってみましょう。
 だからといって、沢山入れるのもマナ過剰消費になるので、なるべく少なくしないと意味がありません。
 そこで僕から、少しだけ入れるだけでも効果がはっきり出るカードをお勧めしたいと思います。


白編

《レオニンの裁き人》

 世は欲望(サーチ呪文)に満ち溢れているので、厳格なる裁き人が人々を正します。
 しかし、神も聖人ではなく、どちらかというと傲慢寄りな性格で《ウギンの目》が入っちゃったりしているので、《レオニンの裁き人》を入れる際には別の手段に変えましょう。

《審判の日》

 これぞ、神のなす事象。

《光輝王の昇天》

 強いデッキには強い!《ゲスの玉座》との相性も◎


青編

《宝物の魔道士》

 これで《イシュ・サーの背骨》がサーチしやすく!本当はこれだけでも入れたいくらい!
 神を信じ切れない人は躊躇なく入れていいでしょう。

《容赦無い潮流》

 世界を洗い流す1枚。これにより劇的に増殖できるので《墨蛾の生息地》も驚異的なカードに変身!

《ジェイス・ベレレン》

 《精神を刻む者、ジェイス》という資源の浪費をするカードに対しての非常にエコな回答。


黒編

《ファイレクシアの十字軍》

 最近実力が証明されてきた1枚。十字軍って神っぽくていいですよね。僕ももしかしたらワタナベの十字軍、かもしれません。

《強迫》

 少ないエネルギーで各種プレインズウォーカーや強力な装備品をディスカードできる素晴らしいカード。

《大霊堂の王、ゲス》

 相手の装備品を使っちゃおう!威嚇もついててなんだか強そう!


赤編

《紅蓮地獄》

 紅蓮炎に焼かれちゃうとか、とっても背徳的でいいよね...。

《業火のタイタン》

 業火も凄くいい単語だよね、神っぽいね、うん。

《破壊的な力》

 土地とクリーチャーが一気に墓地に落ちるのって神っぽくないですか?アーティーファクトには影響がないので、撃てたら最強かも?


緑編

《ヴィリジアンの堕落者》

 装備品が壊れて、増殖とも相性がいいよ!

《ゼンディカーの報復者》

 上陸して苗木トークンに乗っけた+1/+1トークンを増殖すると、凄いことになります!

《酸のスライム》

 装備品だけじゃなくて、土地やエンチャントも壊せる!


 こんな感じで自分の好きな色を足して構築するのもいいでしょう!

 しかし真の目的は無色になる悟りを開くことなので、少しずつ頑張りましょう。


 今回のデッキ構築劇場はここら辺でお開きですが、次回は「新たなるファイレクシア」のカードの入った新しい構築劇場でお会いしましょう!
 最後までありがとうございました!

  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST

CATEGORY

BACK NUMBER

サイト内検索