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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:ペインター(レガシー)

中村修平の「デイリー・デッキ」:ペインター(レガシー)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは掲載の1~2週間前に英語圏向けに制作され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を掲載いたします。今週は30日(月)~4月3日(金)の掲載です。


 それにしてもコンボデッキにとって大いなる敵《Force of Will》。
 マナが無いのに打ち消しされるという悪逆非道さは、遮る者がいない1人廻しから実戦へと移る際に容赦なく襲いかかってきます。
 対戦相手がタップアウトだからコンボを開始したのに何故か妨害される。そればかりか、こちらの打ち消しをさらなる《Force of Will》で無理やり引き剥がされる。
 終盤になると5マナでも普通に打ってもこられる。
 なんたる理不尽、こんなことがあっていいのだろうかと思わされること多々。
 まあ、こちらが理不尽なコンボデッキを使っているという前提はあるにせよ、です。

 そんな理不尽にはより大きな理不尽で返す。掟破りのメイン《紅蓮破》で《Force of Will》をあざ笑いたい方にはこんなデッキはどうでしょう?
 無理なく青いじめカードをメインに入れられるデッキ、「ペインター」です。

 このデッキが用意している必殺コンボは、ペインターこと《絵描きの召使い》で色を指定してから、《丸砥石》で一発ライブラリーアウト。
 《絵描きの召使い》の効果はライブラリーにも及ぶので、《丸砥石》を起動してやればライブラリーがそのまま墓地に行ってしまうという図式です。

 《丸砥石》自体は1マナ、《絵描きの召使い》は2マナと非常に軽いので、1、2、3と最速を狙うもよし、ゆっくり手札と盤面を整えてから起動するも良しと、柔軟に動くことが可能です。

 《紅蓮破》が活きるのはゆっくりプランの時。この必殺コンボの弱点は《丸砥石》の起動に合わせて《絵描きの召使い》を除去されるとコンボ不成立となってしまう点にあるのですが、それから守るために《絵描きの召使い》の指定で対戦相手の呪文全てを「青」にしてしまうのです。
 《剣を鍬に》も《稲妻》も青なので《紅蓮破》で打ち消せるのです。もちろん憎き打ち消しに対してそのまま使うという用法なんてものもありますね。

Jack Kitchen
StarCityGames.com Premier IQ Baltimore (2015/3/1) 優勝 / レガシー[MO] [ARENA]
4 《
2 《Plateau
1 《大焼炉
3 《血染めのぬかるみ
2 《樹木茂る山麓
4 《古えの墳墓
3 《裏切り者の都

-土地(19)-

3 《ゴブリンの溶接工
4 《絵描きの召使い
1 《ファイレクシアの破棄者
4 《帝国の徴募兵
2 《猿人の指導霊
1 《特務魔道士ヤヤ・バラード
1 《月の大魔術師

-クリーチャー(16)-
3 《水蓮の花びら
4 《丸砥石
4 《紅蓮破
3 《赤霊破
2 《悟りの教示者
2 《師範の占い独楽
1 《仕組まれた爆薬
4 《血染めの月
2 《罠の橋

-呪文(25)-
1 《エーテル宣誓会の法学者
1 《トーモッドの墓所
4 《炎の稲妻
1 《悟りの教示者
1 《安らかなる眠り
1 《アメジストのとげ
1 《罠の橋
1 《三なる宝球
1 《法の領域
2 《槌のコス

-サイドボード(14)-
StarCityGames.comより引用(英語)

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