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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:白単ライフゲイン(モダン)

中村修平の「デイリー・デッキ」:白単ライフゲイン(モダン)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を(原則)毎週火曜日~金曜日に掲載いたします。


 プレミアイベントにて、オリジナルデッキで結果を出す。というのはデッキビルダーならば誰もが望む夢ですが、それをマドリードで現実にしたのが、ステフェン・ファン・デ・フェーン/Steffen Van de Veenと彼が持ち込んだ一風変わった白単ライフゲインデッキです。

 通常ならばこの手のデッキ、つまり《魂の管理人》が入っていて《セラの高位僧》のような「ライフを獲得することに意味があるデッキ」は、その原型となったデッキ名からまとめて「ソウルシスターズ」と呼ばれていました。
 ですが、このデッキに関してはもはやソウルシスターズと呼んではいけないでしょうね。全く別種のゲーム展開と、全く別種の勝ちパターンを備えたデッキなのですから。

 従来の「ソウルシスターズ」というのは、ライフ獲得手段と《セラの高位僧》や《アジャニの群れ仲間》のようなライフを得ることでボーナスを得るクリーチャー、そしてそれらを持ってくる《イーオスのレインジャー》で構成されいる、要は物量で殴り勝ちにいくビートダウンでした。
 ですがステフェンのデッキはかなりコントロール的です。
 早いターンに攻勢に出られるのは《セラの高位僧》から《砂の殉教者》で大量ライフゲインができた時くらい。
 ほとんどのゲームでは、むしろ《神の怒り》で一端戦場をリセットして、徐々に戦場を優位にしていくゲームプランを取ることになります。
 それは《イーオスのレインジャー》で持ってくるクリーチャーの構成を見たとき、長期戦を意識した《雨ざらしの旅人》が入っていることでもわかります。

 《雨ざらしの旅人》からの《空の遺跡、エメリア》でライフ獲得ループ、あるいは《幽霊街》で土地破壊ルートがこのデッキでの本線の終着駅。
 それをサポートする《亡霊の牢獄》も良いですね。時間を稼ぐデッキの方向性に合っていつつ、苦手としている《欠片の双子》デッキに対する強力な抑止力にもなっているのです。

Steffen Van de Veen
グランプリ・マドリード2014 トップ8 / モダン[MO] [ARENA]
11 《平地
4 《トロウケアの敷石
2 《霧覆いの平地
2 《空の遺跡、エメリア
4 《幽霊街
1 《魂の洞窟

-土地(24)-

4 《砂の殉教者
4 《セラの高位僧
2 《雨ざらしの旅人
4 《戦隊の鷹
4 《イーオスのレインジャー
1 《静寂の守り手、リンヴァーラ

-クリーチャー(19)-
4 《流刑への道
4 《亡霊の牢獄
3 《再誕の宣言
1 《払拭の光
1 《忘却の輪
4 《神の怒り

-呪文(17)-
2 《エイヴンの思考検閲者
1 《静寂の守り手、リンヴァーラ
3 《大祖始の遺産
3 《天界の粛清
2 《沈黙のオーラ
4 《神聖の力線

-サイドボード(15)-

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