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世界選手権11

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準決勝: Richard Bland(イギリス) vs .David Caplan(カナダ)

Ray "blisterguy" Walkinshaw / Translated by Yusuke Yoshikawa

「兵士の大軍」 Richard Bland(緑白トークン) vs .David Caplan(赤単)  スイスラウンドでそうしてきたように、ChannelFiraballのメンバーがこのトップ8プレイオフも簡単に蹂躙するであろう、と多くの人びとが考えていた。しかし、イギリスのRichard BlandとカナダのDavid Caplanはそれぞれのベストを尽くし、「白単《鍛えられた鋼》」を準々決勝で打ち負かしてきた。  試合前、Caplanは「スタンダードの成績、どうだった?」とBlandに聞く。  「3-3だよ」 Blandはきまりが悪そうに答えた。  「トップ8がドラフトかモダンだったらよかったのにな。」

Game 1

 Blandはスイスラウンドで6位と、Caplanの7位を上回っていたので、先攻の権利を得た。  初動はCaplanの《燃え上がる憤怒の祭殿》に対する《忘却の輪》というものになった。続くターンに《刃砦の英雄》を出し、Caplanに《はらわた撃ち》と《電位の負荷》の2枚を消費を強いる。  Blandはさらに《エルズペス・ティレル》をキャストし、お決まりのように取り巻きの兵士トークンを出す。しかしこのプレインズウォーカーは、Caplanの《電弧の痕跡》によって兵士のうち1体ともども除去されてしまう。  だが、Blandが2枚目の《刃砦の英雄》を呼び出すと、Caplanはカードを片付けるのであった。 Bland 1, Caplan 0  「赤単なのに土地を引きすぎだ」 Caplanはサイドボードに目を通しながら嘆いた。 David Caplan
David Caplanの試合前からのサイドボードプランは...たくさんダメージを受けて、相手よりもクリーチャーが少ない状態を保持すること。 待って。どういうこと?
 そう言う前に、Caplanは我々に対し、このマッチにおける彼の勝機がわずか、もしくはほとんどないことを説明してくれていた。彼は1マナクリーチャーのほとんどを抜き、バーン戦略を試みるとともに、《四肢切断》を使ってライフを低く保つことで、Blandが《機を見た援軍》を有効活用するのを防ごうというのだ。  これは奇妙なプランではあるが、少なくとも筋は通っている。
Blandのサイドボード入れ替え:
Out: 4 《情け知らずのガラク》、2 《ミラディンの十字軍》2枚 In: 3 《天界の粛清》、1 《はらわた撃ち》、3 《機を見た援軍
Caplanのサイドボード入れ替え:
Out: 4 《ゴブリンの投火師》, 3 《渋面の溶岩使い》, 1 《トゲ撃ちの古老》, 1 《感電破》 In: 2 《槌のコス》, 4 《四肢切断》, 2 《電弧の痕跡》, 1 《躁の蛮人

Game 2

 Caplanは第2ゲームを《流城の貴族》でスタートしたが、Blandはこれを《はらわた撃ち》して、《アヴァシンの巡礼者》を出す。巡礼者の攻撃で1点を与えると、《迫撃鞘》を続けた。Caplanもにやりとしながら《躁の蛮人》でこれを破壊する。  Blandが《刃砦の英雄》を召喚すると、Caplanは《槌のコス》を呼び出し、《》をアンタップしてそこのマナから英雄を《四肢切断》した。これでライフはCaplan 14:Bland 18である。  Blandは《槌のコス》を《天界の粛清》で追放するが、Caplanが次いで召喚した《チャンドラのフェニックス》とさきの《躁の蛮人》の攻撃を受けてライフ14となる。  自らのターン、Blandは考えをめぐらせる。彼は5枚の土地(うち1枚は《ガヴォニーの居住区》)と《アヴァシンの巡礼者》をコントロールしている。最終的に、彼は《機を見た援軍》を試みることにした。 Richard Bland
相手の《槌のコス》は看過できない。
 「ライフは両方14だよね?」 Caplanは確認をとると、自分の《躁の蛮人》に《感電破》を浴びせ、《機を見た援軍》が到着するのを防いだ。  Blandはまたも《エルズペス・ティレル》と兵士たちを召喚、ただしプレインズウォーカーには《チャンドラのフェニックス》が空から襲いかかり即座に退場。Blandは肩をすくめると、自軍を《ガヴォニーの居住区》で強化すると攻撃に向かわせ、Caplanのライフはいつの間にか4になっていた。  カナダ人はカードを引き、そして片付けた。 Bland 2, Caplan 0

Game 3

 Caplanが6枚のカードをマリガンしなければいけなかったのに対し、Blandは7枚をキープした。第2ターンにプレイした《流城の貴族》は速やかに《刃の接合者》にそれ以上の成長を阻まれてしまい、代わりとして再びの《チャンドラのフェニックス》に勝負を懸ける。  Blandは《刃砦の英雄》を戦場に送る。これを除去できないCaplanは、《刃の接合者》と《アヴァシンの巡礼者》を《電弧の痕跡》で焼き、《チャンドラのフェニックス》で攻撃すると狂喜した《嵐血の狂戦士》を呼び出した。Blandはそれでも《刃砦の英雄》で攻撃する。《流城の貴族》と《嵐血の狂戦士》が迎え撃って倒すが、Caplanはこの過程で相当量のダメージを受けてしまった。  Blandはこの戦闘の後、《エルズペス・ティレル》から追加の兵士を生み出す。《チャンドラのフェニックス》が《エルズペス・ティレル》を倒しこそするものの、Blandは2枚目の《刃砦の英雄》をキャストすると、Caplanは笑って、握手のために手を差し出すのだった。 SF2
Caplanは勝機が薄いことはわかっていた。彼は、Blandが勝ち進むことを祝福する。
Bland 3, Caplan 0
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RESULTS

対戦結果 順位
18 18
17 17
16 16
15 15
14 14
13 13
T4
T3
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
T2
T1
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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