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世界選手権11

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Deck Tech: 白緑トークン

by Shiro Wakayama  グランプリ・広島では白いビートダウンが跋扈した。どうやら世界選手権の会場も、白緑のビートダウンや白青の人間ビートダウン。最近流行のイリュージョンも含めれば、かなりの数のビートダウンデッキがいるだろう。  そんな中でも、既存のアーキタイプとは少し違う形のビートダウン?デッキを見つけたので、ご紹介しよう。
森田 雅彦
世界選手権2011 / スタンダード[MO] [ARENA]
9 《平地
2 《
4 《ガヴォニーの居住区
4 《剃刀境の茂み
4 《陽花弁の木立ち
2 《幽霊街

-土地(25)-

2 《宿命の旅人
4 《刃の接合者

-クリーチャー(6)-
4 《無形の美徳
4 《忠実な軍勢の祭殿
4 《深夜の出没
3 《忘却の輪
4 《審判の日
3 《迫撃鞘
3 《情け知らずのガラク
4 《エルズペス・ティレル

-呪文(29)-
3 《はらわた撃ち
2 《天界の粛清
3 《帰化
4 《機を見た援軍
2 《内にいる獣
1 《情け知らずのガラク

-サイドボード(15)-
 よくよく見ると、「トークンでないクリーチャー」が2種類しかいない。そして、この2種類は言ってみれば攻撃要員ではない。トークンを生み出すための残りカスと、トークンに生まれ変わるためのサナギでしかない。
 そして、数々のトークンを生み出すためのカードたち。
 さらに、トークンを出すだけじゃない、ユーティリティなトークン製造カードのオンパレードである。  少し重く構成されているデッキの低マナ域を支えつつ、マナが潤沢になると連射可能な砲台となる《迫撃鞘》。  トークンを出しつつ、白緑というカラー的に苦手とする除去も出来る《情け知らずのガラク》。  トークンを製造しつつ、ライフゲインも、余裕があれば、《審判の日》の上位互換として動けるというマルチプレイヤー、《エルズペス・ティレル》。  2種類のプレインズウォーカーは当然ながらフィニッシャーとしても圧倒的な力を持っている。
 極め付けは、トークン限定《清浄の名誉》。  比較的重めのカードで構成されているため、白青の人間ビートダウンやイリュージュンデッキには物量、質ともに上回っているし、カードの選択の仕方が一般的なクリーチャーデッキとは異なる分、《審判の日》を4枚用意できているところが特徴的だ。  クリーチャーデッキにはかなり優位にゲームを進めることができるだろう。  仕事が忙しく、あまりマジックの大会等には顔を出さなくなった森田だが、誰と調整したのか聞いてみたところ、週刊連載でもおなじみの津村と、MOで毎晩調整を行ったそうだ。  田崎も、森田も、「ビートダウンに勝てる構成のデッキを作る」というコンセプトを強烈に意識してデッキを作っている。  結果として出来上がったレシピは全く違う形であれど、《審判の日》を4枚メインから採用し、MOで流行したクリーチャーデッキに対する意識の高さが窺える。  今後さらに跋扈していくであろうクリーチャーデッキに耐性のあるこのデッキ。未だ使っている人が少ないうちに、いち早く調整をしてみてはどうだろうか?
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RESULTS

対戦結果 順位
18 18
17 17
16 16
15 15
14 14
13 13
T4
T3
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
T2
T1
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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