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プロツアー『ラヴニカのギルド』

戦略記事

プロツアー『ラヴニカのギルド』2日目ドラフト全勝者

Adam Styborski
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2018年11月10日


 プロツアー2日目のドラフトは、プレイヤーにとっていつも最も厳しい関門の一つだ。自身のトップ8への道を開くことも、他者の道を止めることにも繋がる全勝に向け、常に難しい戦いを強いられる。ここで、土曜日に全勝を達成したアーキタイプの内訳を見てみよう。

アーキタイプ 人数 3-0デッキに占める割合
ボロス (赤白) 9 23.1%
ディミーア (青黒) 8 20.5%
イゼット (青赤) 5 12.8%
ゴルガリ (黒緑) 4 10.3%
セレズニア (緑白) 3 7.7%
ジェスカイ (白青赤) 3 7.7%
アブザン (緑白黒) 3 7.7%
ナヤ (赤緑白) 2 5.1%
グリクシス (青黒赤) 1 2.6%
スゥルタイ (青黒緑) 1 2.6%

 金曜日の全勝アーキタイプと異なり、ボロス一強状態ではなくなっている。ディミーアが軍団の力に並び立ち、またその他の2色の組み合わせがそれに続いている。ゴルガリやイゼットが3色の組み合わせによって前日より良い結果を残したため、セレズニアはドラフトでの成功から遠ざかったままである。

 2日間を通じてドラフト6-0を達成したのは次の5人である。中村修平、マイク・チェン/Mike Chen、マイケル・ベルナート/Michael Bernat、アドリアーノ・モスカート/Adriano Moscato、そしてチーム「ChanellFireball」のマイク・シグリスト/Mike Sigristだ。


マイク・シグリスト

「最初の2週間、Magic Onlineでできる限りたくさんのドラフトを繰り返したんだ」とシグリストは言う。「グランプリ・デンバーではエリック・フローリッヒ/Eric Froehlichとベン・スターク/Ben Starkと組んでたから彼らを失望させたくはなかったしね。あと、MTG Arenaでも多少プレイしたよ。」

 シグリストはその準備から何を得たのだろうか?

「みんなディミーアとボロスが環境の1・2位だって言うけど、僕の中でそれはイゼットとディミーアなんだよ。《捕獲球》や《高熱仮説》、《巧みな叩き伏せ》といった青絡みのインスタントの除去がたくさんあって、環境の打ち消し呪文とマッチするんだ。可能な限りソーサリー・タイミングのカードは3マナ以下に抑えておいて、打ち消しや除去、あとは相手が何もしなかったときのための《急進思想》を構えておけば相手がどうしてもマナを有効活用できるわけだね」

「何でも受けられるようにしておくべきだよ。でも、セレズニアは疫病かってくらい避けてるね。ゴルガリは自分にとって3番目の選択肢かな。ボロスはあまり選ばないんだ。確かに良いアーキタイプだけど青絡みのには及ばないし、4番手のギルドのために人と争いたくはないからね」

「ドラフト序盤では、青に行けるように寄せていくんだ。基本的に黒、赤、青といったグリクシス・カラーのカードを重点的にピックするね。《巧みな叩き伏せ》なんかにタッチしたゴルガリにも行けるようにしておく。例えば《高熱仮説》や再活できる《直流》みたいに2対1交換になる呪文が多いけど、いいクリーチャーを生み出すことから逃げる手はあまり多くないんだ。そこに失敗すると、マナ・フラッドするからね。あと、接死持ちが多いから地上で攻撃を仕掛けるのも難しいんだ。僕のチームメイトは《薔薇たてがみのケンタウルス》が好きだから彼らの意見を聞いてみたんだ。確かに普通の環境ならいいカードだけど、僕はこの環境では微妙だと思うね」

「この環境で重いクリーチャーにはあまり価値を見いだせないんだ。呪文がとても強いからね。最初のドラフトではたしかクリーチャーは7枚だけだったし、2度目も8~9枚だった」

#teamcfb が今日のリミテッドで12-0したぞ!


「うちのチームのみんなは僕のスタイルに同意しなかったけど、結局この週末のリミテッドでみんな勝ったからね。この環境のリミテッドでは、僕がやったような道以外にも、いろいろなアプローチがあるんじゃないかな」

(Tr. Keiichi Kawazoe)

Mike Sigrist
プロツアー『ラヴニカのギルド』1日目ドラフト / 『ラヴニカのギルド』ブースタードラフト (2018年11月9日)[MO] [ARENA]
7 《
7 《
2 《イゼットのギルド門
1 《ボロスのギルド門

-土地(17)-

3 《火小僧
1 《ヴィダルケンの催眠術師
1 《跳び蛙
1 《ピストン拳のサイクロプス
1 《奇矯なサイクロプス

-クリーチャー(7)-
1 《イゼットのロケット
1 《眩惑の光
1 《軽蔑的な一撃
1 《急進思想
1 《原因不明の消失
1 《標の稲妻
1 《直流
2 《悪賢い隠蔽
2 《嵐の行使
2 《高熱仮説
1 《反応 // 反正
1 《反転 // 観点
1 《イゼット副長、ラル

-呪文(16)-
1 《イゼットのギルド門
1 《追われる証人
1 《最大高度
1 《デヴカリンの造反者
1 《水没した秘密
1 《諜報強化
1 《霊廟の秘密
1 《任務説明
1 《確実な一撃
1 《都市の楽園
1 《ヴィダルケンの催眠術師
1 《ディミーアのロケット
1 《恐れなき矛槍兵
1 《宇宙粒子波
2 《突発的な兵長
1 《万呪文の達人
1 《本を貪るもの
1 《活胞子ワーム

-サイドボード(19)-
Mike Sigrist
プロツアー『ラヴニカのギルド』2日目ドラフト / 『ラヴニカのギルド』ブースタードラフト (2018年11月10日)[MO] [ARENA]
8 《
6 《
3 《ゴルガリのギルド門

-土地(17)-

2 《物盗りインプ
2 《囁く情報屋
1 《ディミーアの偵察虫
1 《ディミーアの密告者
1 《つぶやく神秘家
1 《破滅を囁くもの
1 《クロールの群れ

-クリーチャー(9)-
1 《死の重み
2 《思考消去
1 《軽蔑的な一撃
1 《急進思想
2 《概念の雨
1 《虚報活動
1 《模写
1 《巧みな叩き伏せ
1 《煤の儀式
1 《致命的な訪問
1 《席次 // 石像
1 《発見 // 発散

-呪文(14)-
1 《眩惑の光
1 《壊死性の傷
1 《静かな隠し矢
1 《悪意ある噂
1 《霊廟の秘密
1 《思考消去
1 《泥棒ネズミ
1 《ヴィダルケンの催眠術師
2 《なかったことに
1 《恐れなき矛槍兵
1 《有毒ガス
1 《張り出し櫓のコウモリ
1 《罪人逮捕
1 《重力殴打
1 《パルヘリオンの巡視兵
1 《軍勢の刃、タージク
1 《地底街の反乱
1 《街頭暴動

-サイドボード(19)-
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RESULTS

対戦結果 順位
最終
16 16
15 15
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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