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第29回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権
第29回マジック世界選手権 トップ8プロフィールとデッキリスト
2023年9月24日
第29回マジック世界選手権に参加した105名のプレイヤーの中で、王者となれるのはただ1人。2日間、14ラウンドのプレイの結果、最後の8名の選手が決まった。世界選手権トップ8のプレイヤーたち、おめでとう!
ジャン=エマニュエル・ドゥプラ/Jean-Emmanuel Depraz
ジャン=エマニュエル・ドゥプラ/Jean-Emmanuel Depraz
4 《英雄の公有地》 3 《天上都市、大田原》 4 《金属海の沿岸》 2 《皇国の地、永岩城》 4 《コイロスの洞窟》 1 《沼》 2 《難破船の湿地》 1 《砕かれた聖域》 2 《見捨てられたぬかるみ、竹沼》 4 《闇滑りの岸》 -土地(27)- 2 《復活したアーテイ》 4 《黙示録、シェオルドレッド》 4 《策謀の予見者、ラフィーン》 2 《下水王、駆け抜け侯》 4 《スレイベンの守護者、サリア》 4 《敬虔な新米、デニック》 2 《侵攻の伝令、ローナ》 3 《フェアリーの黒幕》 4 《離反ダニ、スクレルヴ》 -クリーチャー(29)- |
3 《喉首狙い》 1 《かき消し》 -呪文(4)- |
2 《夜明けの空、猗旺》 1 《覆い隠し》 2 《軽蔑的な一撃》 1 《否認》 4 《切り崩し》 1 《救済の波濤》 4 《婚礼の発表》 -サイドボード(15)- |
ジャン=エマニュエル・ドゥプラはキャリアの中で5度のトップフィニッシュを飾っており、その安定感はまるで時計のような正確さだ。これまでに複数回の準優勝を達成しており、第27回世界選手権もそのひとつだ。このパフォーマンスは彼独特のものだ。つまり、ドゥプラは初日の締めくくりに2連敗を喫したものの、激しいトップ8争いのプレッシャーに打ち勝って盛り返した。静かに安定したシーズンを過ごした今、彼は6度目のトップフィニッシュと世界選手権のトロフィーを手にするために戻って来たのだ。
リード・デューク/Reid Duke
リード・デューク/Reid Duke
4 《ジアトラの試練場》 4 《ジェトミアの庭》 1 《耐え抜くもの、母聖樹》 3 《沼》 2 《ミレックス》 1 《島》 2 《平地》 4 《スパーラの本部》 4 《森》 -土地(25)- 3 《偉大なる統一者、アトラクサ》 4 《怒りの大天使》 4 《装飾庭園を踏み歩くもの》 -クリーチャー(11)- |
4 《ゼンディカーへの侵攻》 4 《群れの渡り》 3 《執念の徳目》 4 《太陽降下》 1 《喉首狙い》 2 《急使の手提げ鞄》 4 《力線の束縛》 2 《豆の木をのぼれ》 -呪文(24)- |
1 《強情なベイロス》 1 《金属の徒党の種子鮫》 2 《強迫》 2 《痛烈な一撃》 3 《軽蔑的な一撃》 1 《否認》 1 《邪悪を打ち砕く》 2 《苦痛ある選定》 1 《エルズペスの強打》 1 《豆の木をのぼれ》 -サイドボード(15)- |
殿堂顕彰者であるリード・デュークは、彼のキャリアの素晴らしい時間が詰まったシーズンの終着点にいる。まず、彼はプロツアー・ファイレクシアの挑戦に立ち向かい、トロフィーを獲得した。ふさわしい優勝であり、単独でのプロツアー優勝を経歴に加えることとなった。その後のプロツアーでも安定した活躍を続け、プレイヤー・オブ・ザ・イヤー候補に名を連ねた。そして今、彼は第29回マジック世界選手権で最初にトップ8の座を確定させ、競技者としての彼の競技人生において2つ目の、獲得が困難なタイトルを得る準備が整いつつある。つまり、世界王者だ。2013年にタイトルまであと一試合のところまで迫ったデュークは、2023年をキャリア史上最大の年にする準備ができている。
ウィリー・エデル/Willy Edel
ウィリー・エデル/Willy Edel
1 《耐え抜くもの、母聖樹》 4 《スパーラの本部》 4 《森》 3 《ジェトミアの庭》 3 《平地》 1 《ラフィーンの塔》 1 《沼》 1 《島》 1 《山》 1 《ミレックス》 4 《ジアトラの試練場》 1 《低木林地》 -土地(25)- 2 《偉大なる統一者、アトラクサ》 4 《怒りの大天使》 4 《装飾庭園を踏み歩くもの》 2 《金属の徒党の種子鮫》 -クリーチャー(12)- |
1 《向上した精霊信者、ニッサ》 3 《ゼンディカーへの侵攻》 2 《執念の徳目》 3 《群れの渡り》 4 《太陽降下》 4 《急使の手提げ鞄》 4 《力線の束縛》 2 《骨化》 -呪文(23)- |
2 《放浪皇》 2 《ティラナックス・レックス》 2 《温厚な襞背》 1 《集団失踪》 2 《黄昏の享楽》 2 《否認》 3 《軽蔑的な一撃》 1 《喉首狙い》 -サイドボード(15)- |
ブラジルのマジックコミュニティーの重鎮であるウィリー・エデルは、すでに殿堂の一員として認められ、4度の上位入賞を果たしている。しかし、プロツアーの復活が示すように、長い間プレイしてきたプレイヤーたちは競技の高みを追求する意欲と能力を持っている。シーズンを通して安定したパフォーマンスを発揮してきた。エデルはシーズンを通して一貫したパフォーマンスを見せており、今回の躍進により日曜日の大舞台に戻ってきたベテランにとって、初の世界選手権トップ8出場ですべてを勝ち取る準備はできている。
小坂 和音
小坂 和音
2 《眠らずの城塞》 3 《地底の大河》 4 《闇滑りの岸》 2 《アダーカー荒原》 1 《平地》 2 《金属海の沿岸》 1 《皇国の地、永岩城》 1 《天上都市、大田原》 1 《見捨てられたぬかるみ、竹沼》 2 《ラフィーンの塔》 2 《さびれた浜》 4 《砕かれた聖域》 1 《英雄の公有地》 -土地(26)- 3 《黙示録、シェオルドレッド》 4 《策謀の予見者、ラフィーン》 2 《下水王、駆け抜け侯》 4 《敬虔な新米、デニック》 -クリーチャー(13)- |
3 《放浪皇》 4 《忠義の徳目》 4 《喉首狙い》 4 《かき消し》 2 《切り崩し》 4 《婚礼の発表》 -呪文(21)- |
2 《漆月魁渡》 1 《告別》 2 《邪悪を打ち砕く》 1 《苦痛ある選定》 3 《軽蔑的な一撃》 2 《否認》 2 《エルズペスの強打》 2 《切り崩し》 -サイドボード(15)- |
小坂和音の世界選手権への旅路が始まったのは2年前、ニューカペナ・チャンピオンシップへのMagic Online予選を優勝した時だった。小坂の物語は派手なものではなく、むしろ静かな安定性によってトップ8入賞を可能にするタイプのものだ。まず、彼は前述のチャンピオンシップで十分な成績を収め、それによりプロツアー・ファイレクシアの出場権を得た。そこで彼はトップ16(14位)に食い込み、プロツアー・機械兵団の進軍への出場権を獲得した。その大会における堅実な最終成績により、彼はプロツアー指輪物語への参加資格を得るための精算マッチ・ポイント(AMP)を手に入れ、再びトップ16入りを果たした。プロツアー・トップ8入賞まで2度あと一歩のところまで迫った小坂がここにいることは驚きではない。むしろもっと早くトップフィニッシュを果たしていなかったことの方が驚きだ。
アンソニー・リー/Anthony Lee
アンソニー・リー/Anthony Lee
2 《ミシュラの鋳造所》 6 《沼》 1 《見捨てられたぬかるみ、竹沼》 1 《耐え抜くもの、母聖樹》 4 《死天狗茸の林間地》 4 《ラノワールの荒原》 4 《眠らずの小屋》 4 《森》 -土地(26)- 3 《黙示録、シェオルドレッド》 3 《開花の亀》 3 《グリッサ・サンスレイヤー》 1 《失われし伝承の歩哨》 2 《墓地の侵入者》 1 《木苺の使い魔》 1 《しつこい負け犬》 1 《苦難の影》 4 《苔森の戦慄騎士》 -クリーチャー(19)- |
1 《向上した精霊信者、ニッサ》 3 《ヴェールのリリアナ》 2 《執念の徳目》 1 《ギックスの命令》 2 《強迫》 3 《喉首狙い》 1 《羅利骨灰》 2 《切り崩し》 -呪文(15)- |
1 《向上した精霊信者、ニッサ》 1 《忌まわしき干渉者、アショク》 1 《強情なベイロス》 1 《ギックスの命令》 1 《ランクルのいたずら》 2 《危難の道》 2 《強迫》 1 《羅利骨灰》 1 《喉首狙い》 2 《切り崩し》 2 《ファイレクシアの闘技場》 -サイドボード(15)- |
初日に最後に残った無敗プレイヤーとしてスタートしたアンソニー・リーは、地域チャンピオンシップがもたらしてくれた夢のような日々を過ごしている。ANZ Super Series Finals優勝者(今シーズン2度目のトップ8入賞)として、彼はプロツアーで戦う権利だけでなく、世界選手権への直接招待権を得た。トッププレイヤーたちとの一年間にわたる戦いを経てリーは最高のプレイヤーたちを打ち倒す準備を整えてラスベガスへとやって来たのだ。そして、その途上で彼はキャリア初のトップフィニッシュを達成した。次の目的地は、世界選手権のトロフィーだ。
サイモン・ニールセン/Simon Nielsen
サイモン・ニールセン
/Simon Nielsen
4 《金属海の沿岸》 2 《ミレックス》 2 《天上都市、大田原》 4 《要塞化した海岸堡》 1 《さびれた浜》 4 《アダーカー荒原》 2 《皇国の地、永岩城》 4 《平地》 1 《閑静な中庭》 -土地(24)- 4 《イーオスの遍歴の騎士》 1 《人狐のボディガード》 4 《毅然たる援軍》 4 《微風の歩哨》 3 《先兵の飛行士、ハービン》 2 《威厳あるバニコーン》 2 《ヨーティアの前線兵》 4 《月皇の古参兵》 4 《徴兵士官》 -クリーチャー(28)- |
4 《かき消し》 4 《婚礼の発表》 -呪文(8)- |
2 《放浪皇》 1 《威厳あるバニコーン》 2 《邪悪を打ち砕く》 3 《交渉団の保護》 2 《ランタンのきらめき》 2 《エルズペスの強打》 3 《トカシアの歓待》 -サイドボード(15)- |
今シーズンに連続でトップ8入賞を果たしているサイモン・ニールセンのパフォーマンスが話題を集めている。同じく世界選手権トップ8のリード・デュークとのプレイヤー・オブ・ジ・イヤー争いの真っ只中(日曜日の天王山に向けてニールセンが優位にいる)、2023年はニールセンがただベストな選手たちに寄り添うだけではなく、彼らに勝つことを証明した。3連続のトップ8入りを達成するためには、0勝2敗というスタートから盛り返す必要があったが、10連勝を達成することで成し遂げた。 これで彼はあとわずか数勝するだけで世界選手権のトロフィーを持ち帰ることができる。
グレッグ・オレンジ/Greg Orange
グレッグ・オレンジ/Greg Orange
1 《皇国の地、永岩城》 2 《ジェトミアの庭》 1 《耐え抜くもの、母聖樹》 3 《夢根の滝》 4 《ヤヴィマヤの沿岸》 3 《ラフィーンの塔》 1 《ミレックス》 1 《島》 6 《平地》 1 《天上都市、大田原》 4 《スパーラの本部》 -土地(27)- 3 《有角の湖鯨》 -クリーチャー(3)- |
4 《放浪皇》 3 《太陽降下》 4 《軍備放棄》 1 《記憶の氾濫》 1 《斡旋屋一家の魔除け》 1 《雲散霧消》 1 《否認》 2 《かき消し》 2 《冥途灯りの行進》 3 《中略》 4 《力線の束縛》 4 《豆の木をのぼれ》 -呪文(30)- |
1 《永遠の放浪者》 1 《船砕きの怪物》 3 《金属の徒党の種子鮫》 1 《黄昏の享楽》 1 《記憶の氾濫》 2 《痛烈な一撃》 2 《否認》 2 《軽蔑的な一撃》 1 《邪悪を打ち砕く》 1 《エルズペスの強打》 -サイドボード(15)- |
コントロールのアーキタイプにおける真の達人であるオレンジがまたやってのけた。マジック25周年記念プロツアーの優勝者(チームメイトはベン・ハル/Ben Hullとアレン・ウー/Allen Wu)がトップ8に帰ってきた。今度は世界選手権において、他の誰もが持ち込むに至らなかったコントロールデッキを乗りこなして、だ。彼にとってそれが功を奏し、今オレンジが狙うは大きなリストに新たな快挙を加えることだ。
ロレンツォ・テルリッツィ/Lorenzo Terlizzi
ロレンツォ・テルリッツィ
/Lorenzo Terlizzi
4 《闇滑りの岸》 2 《コイロスの洞窟》 1 《天上都市、大田原》 1 《皇国の地、永岩城》 1 《見捨てられたぬかるみ、竹沼》 4 《砕かれた聖域》 1 《島》 2 《地底の大河》 3 《金属海の沿岸》 2 《眠らずの城塞》 3 《ラフィーンの塔》 2 《アダーカー荒原》 -土地(26)- 1 《黙示録、シェオルドレッド》 2 《復活したアーテイ》 1 《下水王、駆け抜け侯》 4 《策謀の予見者、ラフィーン》 4 《フェアリーの黒幕》 4 《敬虔な新米、デニック》 -クリーチャー(16)- |
3 《放浪皇》 1 《忠義の徳目》 4 《喉首狙い》 3 《かき消し》 3 《切り崩し》 4 《婚礼の発表》 -呪文(18)- |
1 《漆月魁渡》 1 《黙示録、シェオルドレッド》 2 《剃刀鞭の人体改造機》 1 《ギックスの命令》 2 《強迫》 1 《痛烈な一撃》 1 《否認》 2 《軽蔑的な一撃》 1 《苦痛ある選定》 2 《邪悪を打ち砕く》 1 《切り崩し》 -サイドボード(15)- |
世界選手権のトップ8入賞で、テルリッツィは生涯の夢を実現した。彼はこのレベルでプレイすることを夢見てマジックをはじめ、そして自分をモデルにしたマジックのカードを誰かがプレイするというアイディアに衝撃を受けた。しかし、2016年に初めてこのゲームを手に取ったイタリア人選手にとって、すべては卓上にある。彼は今、大穴のパフォーマンスを続け、狙うはトップ8の奥深くまで進むことだ。
第29回マジック世界選手権のエキサイティングな結末を見届けよう!9月24日(日)の東部標準時午後1時(太平洋時間午前10時/中央ヨーロッパ時間午後7時/日本時間午前2時)にtwitch.tv/magic(日本ではマジック公式YouTubeチャンネル)で放送開始だ!
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