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EVENT COVERAGE
マジックフェスト・名古屋2019

変わるグランプリ決勝戦の重み~1755分の1を目指して~
8月14日、2020年のマジックのプロプレイの新たなシステムが発表された。
テーブルトップマジックでは、これまでプロツアー、ミシックチャンピオンシップと紡がれてきたプレミアプレイが再編され、新たなイベント体系が導入された。

プレイヤーズツアー
新たに新設されたプレイヤーズツアーは、これまでのミシックチャンピオンシップと同様、各地で行われる予選イベントでの優勝や、グランプリでの上位入賞などの条件により参加可能な高レベルイベントとなっている。
プレイヤーズツアーはシーズンごとにアジア太平洋、ヨーロッパ、アメリカの世界3か所で行われ、ミシックチャンピオンシップと遜色ない賞金体系が導入されている。
グランプリ・名古屋2019ではトップ8に入賞するか、予選ラウンド15回戦を終えてマッチポイント39点以上を獲得することで、来年1月末~2月にかけて行われるプレイヤーズツアー2020#1への参加権利を手に入れることができる。なお、プレイヤーが参加できるプレイヤーズツアーは各シーズンごとに1回のみとなっており,アジアでは2020年2月1~2日にかけて名古屋でプレイヤーズツアー(アジア太平洋)2020#1が行われる予定となっている。
プレイヤーズツアーファイナル
そして、テーブルトップマジック最高峰のイベントとして行われるのがプレイヤーズツアーファイナルだ。
前述の各地域プレイヤーズツアーの成績上位者やMPLプレイヤーなどが招待され、参加者規模は約120名のみと、ミシックチャンピオンシップ以上に狭き門であり、まさにテーブルトップマジック頂点を極める戦いとなっている。
そして、何より重要なのがグランプリ王者はそのシーズンのプレイヤーズツアーファイナルへの参加資格を手に入れることができるということだ。
グランプリ決勝戦の重み
これまで、グランプリではトップ8入賞(もしくはマッチポイント39点獲得)により、決勝ラウンドの結果に関わらずミシックチャンピオンシップへの参加権利を手にすることができた。その意味で、そこにある種のラインが引かれていた。
もちろんこれまでもグランプリ王者という称号は唯一無二のものであり、プレイヤーたちが全身全霊をかけてその座を目指してきたことは言うまでもない。
だが、これからはグランプリの優勝がさらに大きな意味を持つこととなる。
グランプリで1人だけ手に入れることができるプレイヤーズツアーファイナル参加権利。
このグランプリ・名古屋2019の参加者数は1755人。
1755分の1を目指して、プレイヤーたちの長い戦いが幕を開けた。