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EVENT COVERAGE
マジックフェスト・千葉2019
マジックフェスト会場でもMTGアリーナ
マジックフェストでは、さまざまな催しが行われています。
いろいろなフォーマットの構築イベント。『基本セット2020』を使ったリミテッドイベント。はたまた、初心者に向けたティーチングイベントなど、どれも参加して楽しいイベントです。
ですが、マジックフェストでは、そういったテーブルトップのイベントだけでなく、MTGアリーナを使ったイベントも開催されています。
もちろん、皆さんはもう、MTGアリーナはご存知ですね?
そう! PCでマジックがプレイできて、世界中の人と対戦できるのが、このMTGアリーナです。
※MTGアリーナについて、詳しくはこちら
というワケで、この記事では、会場でのMTGアリーナのイベントにフォーカスして、その様子を紹介します。
MTGアリーナ仕様になったステージ
マジックフェスト・千葉2019でのMTGアリーナの催しは、イベントステージで開催されました。
そのため、このステージも観客がMTGアリーナを観やすいステージに変わっています。まさに、MTGアリーナ仕様のステージです。
まず、プレイブースや椅子などが、ゲーム配信らしい、かっこいい雰囲気になってます。
照明もちょっと凝っていたりして、なかなか素敵なステージです。
プレイ中の画面が、上部バーに設置されたモニターに表示され、どこからでも盤面が確認しやすくなっています。
配信者側からは、こんな感じで画面が見えています。
マイクや、ヘッドフォンなど、PCゲームを配信しやすい環境が整っていました。
さてさて、舞台装置の話はこれぐらいにして、いよいよイベントの紹介に移りましょう。
タイムアタック
MTGアリーナが始まって一気にマジックプレイヤーに浸透した言葉「BO1」。
これは「Best of One」の略称で、要するにサイドボード無しの1本勝負ということです。
1ゲームで試合が終了するので、何よりもそのゲームスピードが早く、MTGアリーナでもサクサク進むので、人気のイベントの1つとなっています。
なので、MTGアリーナで必要なもの、それは!
情熱・思想・プレイング・構築力・気品・優雅さ! そしてなによりもォォォオオオオッ!!
早さっ!!
というワケで、このイベントでは、BO1スタンダードで、どれだけ早く相手に勝つことができるかを競うイベントでした。
この早さというのは、ターン数でなく、単純に1分1秒と刻まれるリアルなタイムを競うイベントです。
最初に参考タイムとして「5分」が用意され、そのタイムを切ることができれば賞品がもらえ、最高タイムが更新されるシステムでした。
MTGアリーナで選ぶイベントはランクマッチ。自動的に世界中の誰かが対戦相手として選ばれます。
挑戦者は、事前に用意されたデッキを使用して対戦を行います。
やはり、人気だったのは、「赤単アグロ」のデッキでした。
相手の20点のライフを早く削りきるには、ゲームスピードの早い「赤単」を選ぶのは必然の選択だったかもしれません。
また、相手のターンや、自分の操作中もタイマーはカウントを続けるので、操作する素早さもこのイベントでは重要でした。
こちらは、日曜日のこのイベントの最短時間でした。
「3分26秒」。BO1とはいえ、なかなかの早さです。
ちなみに、土曜日は、3分を切っていたそうです。早い! 早すぎるっ!!
岩SHOWと行弘プロのリュウジジャッジ!
ステージイベントといえば、この人。BIG MAGICの愛されキャラ、村栄龍司さん。
最近では、ゴールドプロになり、ミシックチャンピオンシップにも常連で参加しています。
そんな村栄さんのプレイの様子を、MPLの行弘プロが5段階で評価するのが、このイベントです。
参加者は、ゲーム終了ごとにくだす行弘プロの点数を当てることで、景品がもらえるイベントになっています。
ちなみに、村栄さんはヘッドホンをして、会場の声や、行弘プロの意見が聞こえない状態でプレイすることになりました。
最初に村栄さんが選んだのは「シミック・フラッシュ」のデッキで、相手の青単に何もさせることなく勝利を収めました。
そんな、村栄さんにくだされた行弘プロのジャッジは……
ほとんど、選択肢の無かったようなゲームでしたが、1か所選択肢があって、その可能性を考えず手なりでプレイしていたから、1点減点だったそうです。
なかなか厳しいジャッジングでした。
お題デッキ構築戦
最後に紹介するのは「お題デッキ構築戦」です。
上で紹介したイベントでも、行弘プロが登場したのですが、このイベントでは、いよいよ行弘プロがMTGアリーナをプレイします。
しかーもっ! 普通の構築デッキでは戦いません。
行弘プロといえば、デッキ構築というイメージの人も多いのではないでしょうか? 彼が作ったデッキが、世界をあっと言わせたのは一度や二度ではりません。
なので、このイベントでは、会場に来ていたプレイヤーが選んだ、『基本セット2020』から1種類のカード4枚を入れたデッキを構築し、ランクマッチイベントで勝利を目指すというものでした。
日曜日に選ばれたカードは、こちら!
《暁の騎兵》でした。
なかなかにパワフルなカードですが、少しクセも強く、行弘プロも構築に少し悩んでいました。
「作るからには、上の能力(戦場に出た際の能力)も、下の能力(死亡時誘発能力)も、うまく使えないと強いデッキにはならない!」
そういって、彼が選んだこのカードのパートナーは、
《誘導記憶喪失》!?
トーナメントシーンではほとんど目にすることはない、このカードですが、確かに言われてみれば、《暁の騎兵》の能力と合致しています。
《暁の騎士》が戦場に出たときの能力で、このエンチャントを破壊すれば、自分の盤面に3/3のゴーレム・トークンが出て、追放されていた手札も帰ってきます。
破壊されたエンチャントは、墓地に落ちるので、《暁の騎兵》の死亡したときの能力で、回収してもう一度使うことが可能というワケです。
さすがMPL! 目の付け所が違います!
このデッキは、何度か微調整を繰り返して、3試合目で、相手の《世界を揺るがす者、ニッサ》を《暁の騎士》で破壊して、勝利を収めました。
「唱えたら何が起きるか、僕自身もわからない」
と自ら言っていた《誘導記憶喪失》は戦場に出ることなく、ゲームに勝利してしまいましたが、お題であった《暁の騎士》がばっちり活躍していたのは、流石の一言につきます!
このイベントでは、他にも《物語の終わり》や《風の憤怒、カイカ》、《名高い武器職人》を4枚使ったデッキが、即興で行弘プロの手によって作られていました。
カードの管理と、デッキ構築が簡単に行えるMTGアリーナ、ならではのイベントですね。
いかがだったでしょうか?
マジックフェストで開催されたMTGアリーナのイベントをいくつか紹介しました。
会場では他にも、女流棋士の香川愛生さんによるMTGアリーナのイベントや、観客参加型の勝ち抜きトーナメントなんてものもありました。
MTGアリーナとテーブルトップのマジック。
マジックのお祭りらしく、どちらも楽しめるのが、このマジックフェストなんですね!
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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