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ミシックチャンピオンシップ・クリーブランド2019
ミシックチャンピオンシップ・クリーブランド2019 初日の注目の出来事
2019年2月22日
(編訳注:埋め込み動画は英語実況のものとなります。)
ここミシックチャンピオンシップ・クリーブランド2019にて新たなマジックの舞台が幕を開け、およそ500人の選手が『ラヴニカの献身』導入後のドラフトとスタンダードで競い合う姿は大きな興奮をもたらしている。
本記事では、今大会初日の出来事で特筆すべきトピックをご紹介しよう。
ボンデとピサノが先頭に立つ
今週末、クリーブランドには王者の座を求めるプレイヤーが500人近く集まった。そのうち300人以上が2日目の競技へ進出し、彼らはトップ8入賞への道を先頭で走る2人を追いかけることになった。
今大会の初日を先導したのは、ともに8戦全勝の完璧な成績を収めたミカエル・ボンデ/Michael Bondeとロブ・ピサノ/Rob Pisanoだ。彼らは(ミシックチャンピオンシップという)厳しい舞台を戦い抜いただけでなく、最後に最大の試練を乗り越えてきた。
ピサノの最後の相手は、マジック・プロリーグ選手であり華々しい戦績を持つリード・デューク/Reid Dukeだった。大舞台を照らす照明の下でデュークと戦う。これほどまでに厳しい試練があるだろうか?
それでもピサノは恐れず立ち向かい、テフェリーとともに勝利を収めたのだった。。
I went 8-0 day 1 of #2019MC1 its been an unreal day and I can’t say how much the flood of messages in my inbox means to me. There’s still a lot of magic to be played though. Hoping to close tomorrow.
— Rob Pisano (@Rob_Pisano) February 23, 2019
#2019MC1初日全勝。信じられない1日だったし、あふれんばかりの祝福のメッセージに言葉もないよ。とはいえ厳しい戦いはまだ続く。明日も結果を残せるようがんばります。
ロブ・ピサノ |
そのピサノと並んで先頭に立ったのが、これまでも最高峰の舞台で17位という好成績を2度収めた経験を持ち、昨年のグランプリ・リヨン2018を制したデンマークのプロ、ボンデだ。彼が最終ラウンドで対峙したのは、イギリス選手権で2度の優勝を果たしている現王者、オータム・バーチェット/Autumn Burchettだった。彼の「青単テンポ」を前に苦戦を強いられたボンデだったが、最善手を打ち続けて見事に全勝を飾ったのだった。
だが彼の戦いはまだ終わりではない。
This is a dream come true! Tmrow will be the big test if I can continue winning! Ty all for all the messages, lets go!!!! #2019MC1 #Snapcardster #mtgmintcard https://t.co/P9DGsspUAL
— Michael Bonde (@Lampalot) February 23, 2019
夢が叶った! このまま勝ち続けられるか、明日は試練の1日になるね! みなさんメッセージありがとう! やるぞ!#2019MC1 #Snapcardster #mtgmintcard
ミカエル・ボンデ |
ラファエルが100回目を達成
初めてのミシックチャンピオンシップ参加も、偉業のひとつだ――あまたのプレイヤーが何年も追い求める夢の実現そのものだ。
では100回目の参加は? それを実現する者はほとんどいないだろう。だが殿堂顕彰者ラファエル・レヴィ/Raphaël Lévyは、今大会への参加をもって100回目という驚異的な記録を成し遂げた。さらに初日5勝3敗で2日目にも進出している。
まさに信じられない大偉業であり、彼はその名を永遠に刻みつけることだろう。
『ラヴニカの献身』登場
もちろんこの最新セットは数週間前に登場済みだが、最高レベルの舞台に導入されるのは今日が初めてのことだ。スタンダードでは多種多様なデッキが注目され――クリーチャー・タイプも多種多様になったことは言うまでもない(《ハイドロイド混成体》、君のことだ)――、ドラフトでは土地を切り詰めたアグレッシブな「ラクドス」から速度は遅いものの《燃え立つ門》や《アーチ道の天使》など強力なカードを擁する「門デッキ」まで幅広い戦略が活躍している。『ラヴニカの献身』がマジックに確かな足跡を残していることは疑いない。
ドラフトについてさらに言うなら、本日の全勝戦略はこちらに掲載されたものの、まだまだ実験の余地はあると言って差し支えない。実験を行うのは「シミック連合」に限らないのだ。
Hear more about @HueyJensen's wild draft deck from Day 1 of #2019MC1! pic.twitter.com/B6ye4nGGbL
— Magic Esports (@MagicEsports) February 22, 2019
@HueyJensenが#2019MC1初日に組み上げた強烈なドラフト・デッキについて聞いてみました!
9 《島》 7 《平地》 1 《アゾリウスのギルド門》 -土地(17)- 1 《プテラマンダー》 2 《協約のペガサス》 1 《迷える思考の壁》 2 《評議会の急使》 -クリーチャー(6)- |
2 《空の縛め》 2 《スライム縛り》 1 《略式判決》 2 《拘引者の忠告》 2 《精神純化》 2 《思考崩壊》 1 《アゾリウスのロケット》 1 《ドビンの鋭感》 3 《スフィンクスの眼識》 1 《集団強制》 -呪文(17)- |
-サイドボード(0)- |
《集団強制》に1/3クリーチャーたち。これより印象的な組み合わせを知っている者は名乗り出るように。
あなたは「正解」できるか?
正直なところ、筆者も《囚われの聴衆》の挙動を正確に把握していない。そしてあのトム・ロス/Tom Rossでさえも把握できず、彼はゲームを失う代わりに記憶に残る瞬間を演出した。
『ラヴニカの献身』には複雑な相互作用が多々あり、強力な神話レアにも特別な対処法がある。この出来事は、この環境の多様性を示す好例と言えるだろう。
(Tr. Tetsuya Yabuki)
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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