by Yuichi Horikawa

　前回のグランプリ・神戸2015でもご紹介しました「スーパーサンデーシリーズ(以下SSS)」ですが、今回はグランプリ・名古屋の会場に、グランプリ・神戸2015のSSS優勝者の寺澤優さんがいらっしゃっていました。

　寺澤さんは、SSSの優勝者だけが招待される「スーパーサンデーシリーズ・チャンピオンシップ(以下SSSC)」へ参加してきたばかりとのこと。

　ちなみに寺澤さんが参加したSSSCは、このグランプリ・名古屋の１週間前の1月23・24日に開催されました。

　SSSやSSSCについては、こちらの記事で紹介しています。

• マジックの楽園へのチケットを手に入れろ！スーパーサンデーシリーズとは？

　というわけで、寺澤さんにマジックの楽園と呼ばれるSSSCについてインタビューしてきました。

――さっそくですが、SSSCについてお聞きさせてください。前回インタビューさせていただいたとき、海外に行ったことがないとおっしゃっていましたが、SSSCに行く前はどんな気持ちでしたか？

寺澤「非常にワクワクしていました。２か月後が待ちどおしかったですね」

――不安とかは無かったのですか？

寺澤「前回インタビューのときにSSSCの内容を聞いて、そのあと自分でも調べてみたのですが、すごいイベントなのだなと改めて知ったんです。それで、不安よりもSSSCに参加できることへのワクワク感が強かったですね」

――実際にSSSCに参加してどうでしたか？

寺澤「とにかく楽しかったです。あと、世界観が変わりましたね。(日本とアメリカの)文化の違いにも驚きました」

――具体的には、どんなところが日本とアメリカとで違いましたか？

寺澤「アメリカの方は、コミュニケーションの表現が豊かでした。そこが、日本と一番違うなと感じました」

――ドラフトが無料でやり放題と聞いたのですが、ドラフトは何回ぐらいやりましたか？

寺澤「ドラフトは10回ぐらいですかね？ とりあえずヒマがあればドラフトって感じでした」

――２日間のイベントで10回も!? なかなかすごい回数ですね。ドラフトのパックは何が使われたのですか？

寺澤「基本的には、『ゲートウォッチの誓い』２パック、『戦乱のゼンディカー』１パックのドラフトでした。『モダンマスターズ 2015年版』を３パック使ったドラフトも１回できました」

――『モダンマスターズ 2015年版』も無料とはなかなか太っ腹ですね。ところで、シアトルではどんなものを食べましたか？

寺澤「ハンバーガーやピザとコーラでしたね」

――ザ・アメリカって感じの食事ですね。ちなみに、本場の味はどうでしたか？

寺澤「ハンバーガーがボリュームがあって、さすが本場だなって感じでした」

――ハンバーガーの肉汁が想像できます。次は、SSSCの中でもっとも印象に残ったことを教えていただけますか？

寺澤「SSSCの会場に卓球台や、サッカーゲーム、コイン落としやボードゲームなどもあって、とにかく遊びが豊富にある場所だなと感動したことですね」

――今回が初めての海外とのことでしたが、言葉はどうでしたか？

寺澤「英会話とかも特にやっていなかったのですが、知っている単語を並べて、なんとかコミュニケーションをとることができました」

――コミュニケーションを通じて何か困ったことはありましたか？

寺澤「不安はあったんですが、英語を話しているうちに（コミュニケーションが）できるようになりました。特にマジックをプレイすることに関しては、スムーズにできるようになりました」

――なるほど。英語に不安があっても十分楽しめるイベントだったんですね。

寺澤「そうですね。唯一困ったことは、『ゲートウォッチの誓い』のカードが初めて見るものが多くて、英語を読み違えてカードの能力を間違ってたぐらいでしたね」

――シアトルでは友だちはできましたか？

寺澤「デンマークの方と友だちになりました」

――ちなみに、前回のSSSの優勝でもらった大きな《グリセルブランド》のカードはどうされたんですか？

寺澤「(グランプリ・神戸2015の)会場スタッフの方になんとかお願いして送ってもらいました。持って帰るのは、さすがに無理でした」

　寺澤さんにSSSCのことを聞くと、ずっと楽しそうな笑顔で答えてくれたのが印象的でした。

　SSSCは、まさに夢のようなイベントだったようです。

　インタビューしている私自身も、寺澤さんが放つ楽しそうなオーラに、SSSCに参加したい気持ちになりました。

　SSSは、グランプリのたびに開催される、誰でも参加できるイベントです。

　SSSを制して夢のイベント「スーパーサンデーシリーズ・チャンピオンシップ」に参加できるのは、今この記事を読んでいるあなたかもしれません！