2020年7月21日

 

　2020移行シーズンを通して開催され、数百人ものプレイヤーが参加した「プレイヤーズツアー」。7月25・26日、8月1日(PDT)にTwitchでの生中継が予定されている「2020プレイヤーズツアーファイナル」への出場権を勝ち取ることは、「プレイヤーズツアー」に参加したすべてのプレイヤーが目標とすることだった。

　総勢145名の「2020プレイヤーズツアーファイナル」出場者のうち、「プレイヤーズツアー王者」として出場権を勝ち取ったのはたったの７人。彼らの中から、史上初の「プレイヤーズツアーファイナル王者」の称号をも勝ち取るプレイヤーが現れるかもしれない。

　それでは、この「プレイヤーズツアー」７人の王者たちに関する興味深いデータをいくつかピックアップしてご紹介しよう。

浅原 晃

 

優勝：プレイヤーズツアー・オンライン４

居住地：日本

生涯獲得賞金：119,645ドル

世界的競技プレイヤー：2005年、2008年の２度「世界選手権」にてトップ８入賞。

真の競技プレイヤー：プレイヤーズツアー・名古屋2020でもトップ８に入賞、またグランプリにおいても好成績を多く残している。

「BIG」なマジックプレイヤー：BIG MAGICがスポンサーし、黒田 正城や殿堂顕彰プレイヤーの藤田 剛史も所属する「BIG MAGIC ELDERS」の１人。

スター選手のチームメイト：MPL所属プレイヤーである行弘 賢や八十岡 翔太など、多くの日本人トッププレイヤーを友人に持つ。

 

コーリー・バークハート/Corey Burkhart

 

優勝：プレイヤーズツアー・フェニックス2020（リンク先は英語）

居住地：アメリカ合衆国

生涯獲得賞金：120,375ドル

今年ブレイクを果たしたプレイヤー：これまでに何度も惜しい成績を残していながらも、彼が最高峰の大会で決勝ラウンドに顔を見せたのはプレイヤーズツアー・フェニックス2020が初めてであった。この勝利により、彼は2020-2021シーズンのマジック・ライバルズ・リーグへの招待をも勝ち取っている。

グランプリの猛者：バークハートにはグランプリにおいて10回のトップ８入賞経験がある。

頼れるチームメイト：チーム・リミテッドで開催されたグランプリ・プロビデンス2017において、マーティン・ジュザ/Martin Jůza、アンドリュー・ベックストーム/Andrew Baeckstromとともに優勝。

ニコル・ボーラスの力：モダンのイベントで「グリクシス・コントロール」を使用し、好成績を収めることでよく知られている。

 

ウィリアム・クラドック/William Craddock

 

優勝：プレイヤーズツアー・オンライン３

居住地：アメリカ合衆国

今年ブレイクを果たしたプレイヤー：プレイヤーズツアー・オンライン３での優勝は、クラドックにとって初となる最高峰の大会での決勝ラウンド出場であった。

グランプリ・グラインダー：３度のグランプリトップ８入賞はすべてアメリカ合衆国の西側で経験している。（グランプリ・ダラス/フォートワース2018、グランプリ・オマハ2017、グランプリ・アルバカーキ2016）

地元コミュニティの柱石：オクラホマ州ノーマンにあるゲームショップ「Wizard's Asylum」で働くクラドックは、地元の競技プレイヤーたちが集うコミュニティを支えている。

 

原根 健太

 

優勝：プレイヤーズツアー・名古屋2020

同士討ち：プレイヤーズツアー・名古屋2020で優勝を果たした原根は、その道程で八十岡 翔太、石村 信太朗を破り、そして決勝では行弘 賢と、複数のチームメイトから勝ち星をあげている。

日本王者：日本選手権2017で王者となった原根はワールド・マジック・カップ2017において日本代表チームの１人として出場し、そのイベントでの優勝に貢献している。

国際的ヒーロー：MPLプレイヤーである八十岡 翔太とともにワールド・マジック・カップ2017にて優勝。

抜群の習得速度：2014年『タルキール覇王譚』の発売とともにマジックを始めた原根は、翌年レガシーで開催されたグランプリ・京都2015にてトップ８入賞を果たしている。

新たなる「ライバル」：2020移行シーズンで好成績を収めたことにより、原根は2020-2021シーズンのマジック・ライバルズ・リーグに招待されている。

 

ヨエル・ラーション/Joel Larsson

 

優勝：プレイヤーズツアー・ブリュッセル2020（リンク先は英語）

居住地：スウェーデン

生涯獲得賞金：215,250ドル

３度目の大舞台：プレイヤーズツアー・ブリュッセル2020での優勝の他にも、プロツアー『ギルド門侵犯』で準優勝、プロツアー『マジック・オリジン』での優勝も果たしている。

リミテッド巧者：グランプリでのトップ８入賞を８度経験してるが、そのうちの５つはリミテッドで開催されたものであり、グランプリ・オーランド2017では優勝も果たしている。

勤勉：学業に専念するため一時はマジックの競技シーンから離れたものの、ハイレベルな戦いの場に身を戻し素晴らしい成績を収めている。

復活：2020移行シーズンで好成績を収めたことにより、ラーションは2020-2021シーズンのマジック・ライバルズ・リーグに招待されている。

 

村栄 龍司

 

優勝：プレイヤーズツアー・オンライン２

居住地：日本

今年ブレイクを果たしたプレイヤー：プレイヤーズツアー・オンライン２での優勝は、村栄にとって初となる最高峰の大会での決勝ラウンド出場であった。

盛り返し：グランプリ・名古屋2012で自身初となるトップ８入賞を果たした村栄は、2018年にはプロ・プレイヤーズ・クラブの「ゴールド」レベルに駆け上がった。これは彼のキャリアの中でも今年に次ぐ目ざましいシーズンである。

裏方：日本の大手カードショップであり、またイベント主催者でもあるBIG MAGICの社員、そしてスポンサード選手でもある村栄は、同社が行うイベントの生放送を裏方として支えている。

チームプレイヤー：村栄はMPLに所属する佐藤 レイ、ライバルズ・リーグに所属する井川 良彦、2020-2021ライバルズ・リーグへの招待を受けている高橋 優太、熊谷 陸とともにチーム「曲者」に所属している。

 

エリアス・ワッツフェルト/Elias Watsfeldt

 

優勝：プレイヤーズツアー・オンライン１

居住地：スウェーデン

今年ブレイクを果たしたプレイヤー：プレイヤーズツアー・オンライン１での優勝は、ワッツフェルトにとって初となる最高峰の大会での決勝ラウンド出場であった。

世界的競技プレイヤー：決勝ラウンドに姿を表すことがなかったものの、2017-2018シーズンには「ドラフト・マスター」（シーズンのプロツアーを通して最もドラフトでマッチ・ポイントを稼いだプレイヤー）となり、世界選手権2018への出場権を獲得した。

グランプリでの活躍：グランプリにおいて５度トップ８に入賞しており、そのうちグランプリ・リスボン2012、グランプリ・ユトレヒト2013（ミカエル・マグヌッセン/Mikael Magnusson、ヨエル・ラーションとチーム組んでの出場）において決勝進出を果たしている。

グッド・コンボ：プレイヤーズツアー・ブリュッセル2020王者であるヨエル・ラーションとチーム戦グランプリにおいて幾度となく好成績を収めただけでなく、プレイヤーズツアー・オンライン１でもともに調整をすることによって成功を収めている。

 

　今回紹介した７人の王者たちが、また他の参加者たちがどのような活躍を見せるのか。「2020プレイヤーズツアーファイナル」はtwitch.tv/magicにて７月25日25時より対戦の模様を生中継にてお送りする。世界最高峰のプレイヤーたちが激闘を繰り広げる世界的イベントをお見逃しなく！

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• プレイヤーズツアーファイナル観戦ガイド

 

2020プレイヤーズツアーファイナル　日本語版放送ページ・放送日程

日本語版放送出演者：１日目＆２日目

• 司会・実況：大和周平（@YamatoColors）
• 解説：井川良彦（@WanderingOnes）
• 解説：市川ユウキ（@serra2020）