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2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)

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2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)トップ8プロフィール

Wizards of the Coast

2019年12月7日

 

ピオトル・グロゴウスキ/Piotr Głogowski

ピオトル・グロゴウスキ

 「Kanister」ことピオトル・グロゴウスキは、MPLエルドレイン・スプリットのディビジョン優勝を達成し、2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)における2日目シード権を獲得しました。MTGアリーナでは今シーズンを通して活躍を見せ、MPLでもその技術を遺憾なく発揮した彼は、今大会2日目途中でゲーム・カウント10-1まで記録を伸ばし、自身2度目のトップ8入賞を果たしました。エモートをよく使うことでも有名な「Kanister」ですが、今や彼のマジックの技術は2020年もMPL選手であり続けるほどであり、ミシックチャンピオンシップの優勝トロフィーを手にする2度目のチャンスを目の前にしています。

セス・マンフィールド/Seth Manfield

セス・マンフィールド

 セス・マンフィールドは、今大会で見事な予告ホームランを決めました。殿堂顕彰者であるマンフィールドにとって最終日の舞台はよく知る場所ですが、今大会では彼自身は最後に滑り込む形でトップ8に入っています。彼の謹製だという「シミック・フラッシュ」は、彼を含むチームメイト3人を全員トップ8入賞に導きました。そしてここで得られるミシック・ポイントのおかげで、マンフィールドは世界選手権2019への参加権利をも掴むことになったのです。今大会は、タイブレークでトップ8に入賞できたのが彼だけであり、その瞬間は実にドラマティックでした。そしてもちろん、かつての世界王者であるマンフィールドは、彼の配信画面に並ぶトロフィーをもう1つ加えるべく戦いに臨みます。

アンドレア・メングッチ/Andrea Mengucci

アンドレア・メングッチ

 2019年はじめのミシックインビテーショナルで優勝した後も、アンドレア・メングッチは今シーズンを通してさらなる勝利を追い求めてきました。ここ数年で3度のトップ8入賞を記録している彼は、ここロングビーチでも再び最終日の舞台に立ち、今や「料理好きのマジック・プレイヤー」はミシックチャンピオンシップ・トップ8入賞4回の「最上級のプロ・プレイヤー」の風格をまとっています。今大会でトップ8に入賞したことで、メングッチは世界選手権2019への参加を確定させました。今年2本目の優勝トロフィーを掴むべく、最終日の戦いに挑みます。

パウロ・ヴィター・ダモ・ダ・ロサ/Paulo Vitor Damo da Rosa

パウロ・ヴィター・ダモ・ダ・ロサ

 ダモ・ダ・ロサは、アメリカ・バージニア州リッチモンドで行われた2019ミシックチャンピオンシップⅥ(リッチモンド)で決勝まで進出した直後、2連続でのミシックチャンピオンシップ・トップ8入賞です。しかし殿堂顕彰者にして「世界最強」の議論でもその名が挙がる生ける伝説ダモ・ダ・ロサですから、驚くことはありません(少なくとも、今大会でも1人、彼こそが「歴代最強」だと言う者がいました)。2週間前は世界選手権2019の席をめぐるポイント・レースに入っていなかったダモ・ダ・ロサですが、今回のトップ8入賞(自身15度目のトップ8入賞)によって、ハワイで行われる世界選手権への切符を手にすることになったのです。

ハビエル・ドミンゲス/Javier Dominguez

ハビエル・ドミンゲス

 ドミンゲスの支配は続いています。彼は対MPL選手勝率において誰よりも高い数値を記録しており、この現世界王者が再びトップ8入賞を達成し、信じられないほど勝ち続けていることにも大いに納得できるでしょう。彼は直近2回の世界選手権で決勝戦を体験しており、ロングビーチで2か月前に行われた2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)を制しています。そのときは「グルール・アグロ」を用いた彼ですが、今回はマンフィールド謹製の「シミック・フラッシュ」を手に自身6度目のトップ8入賞を記録しました。果たして、今の彼を止められる者はいるのでしょうか。

クリス・カヴァルテク/Chris Kvartek

クリス・カヴァルテク

 ダークホースの活躍は、その勢いを一切衰えさせず続いています。カヴァルテクがマジックのプロ・シーンへ爆発的に躍り出たのは、今年のこと。2019ミシックチャンピオンシップⅡ(ロンドン)でトップ8に入賞すると、MTGアリーナ予選を突破して2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)にも参加しました。テーブルトップとMTGアリーナの両方で力強いパフォーマンスを見せた彼は、なんと「2連続でMTGアリーナ予選を突破し」、今大会への参加権利を獲得。そして世界選手権2019の舞台まで駆け上がることになりました。今大会では初日を5勝1敗で勝ち抜けましたが、2日目は開幕から1勝2敗と苦戦しました。それでも彼はそこから持ち直し、殿堂顕彰者にしてMPL選手のウィリアム・「ヒューイ」・ジェンセン/William "Huey" Jensenとのトップ8を懸けた戦いを制したのです。今大会を迎えるにあたり、カヴァルテクは参加全選手の中で最高のMTGアリーナ勝率を誇っていました。最終日も勝ち切り、急成長中の実績をさらに加速させるべく、彼は決戦の舞台に上がります。

ミゲル・ダ・クルス・シモエンス/Miguel da Cruz Simões

ミゲル・ダ・クルス・シモエンス

 この週末にトップ8入賞を果たした「挑戦者」は2名のみ。そしてその2名とも、MTGアリーナ予選を2連続で突破しています。ミゲル・ダ・クルス・シモエンスは今シーズン素晴らしい活躍を見せ、今大会には来季のライバルズ・リーグ入りを目標に挑みました。最終日を勝ち切ることができれば、その目標よりはるかな高みへ到達できるでしょう。

ブラッド・ネルソン/Brad Nelson

ブラッド・ネルソン

 「スタンダードの達人」が再び、スタンダードのメタゲームの先を行きました。今回は同じくトップ8に入賞した仲間であるセス・マンフィールド謹製の見事な「シミック・フラッシュ」で成功を掴んでいます。今年すでにミシックチャンピオンシップの決勝を体験している(2019ミシックチャンピオンシップⅢでのマティアス・レヴェラット/Matias Leverattoとの決勝)ネルソンですが、さらなる良い結果を手にするためのチャンスがやって来ました。今大会での勝利や優勝賞金100,000ドルを獲得するチャンスだけでなく、世界選手権2019へ出場するチャンスも目の前にあるのです。最終日にすべて勝てば(文句なしの!)出場決定。あるいは最終成績でピオトル・グロゴウスキを上回り、マンフィールドかメングッチかダモ・ダ・ロサが優勝すれば、繰り下がりの権利を獲得できる状況です。

(Tr. Tetsuya Yabuki)

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