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企画記事
『タルキール覇王譚』みんなが選ぶトップ3!
『タルキール覇王譚』みんなが選ぶトップ3!
by 金子 真実(WotC 日本コミュニティ担当)
皆さんこんにちは、お久しぶりです!
サンディエゴ・コミコンやPAX PRIMEより『タルキール覇王譚』の情報をTwitterや当サイトの記事としてお届けしておりましたが、皆様楽しんでいただけましたでしょうか?
先日9月12日にはついに全てのカードがカードギャラリーにて公開され、マジックが盛り上がる秋の大型セットの時期が迫ってきました! 今頃新しいデッキを考えたり、新環境のリミテッドに思いを馳せていたりするのではないでしょうか?
さて、今回も前回に引き続き「マジックなら俺に任せろ!」の3名に、『タルキール覇王譚』からオススメの3枚についてがっつりと語っていただきました!
それではさっそくいってみましょう!
鍛冶 友浩の場合
通称『世界のKJ』。世界的な認知度の高いデッキビルダーであり、現在はトーナメントシーンの一線を退いてはいるが、多くの練習とレベルの高い理論により、数々のプレイヤーから信頼を得ている。
主な戦績は、プロツアー・チャールストン2006優勝・世界選手権2005トップ4を含むプロツアートップ8入賞3回、グランプリ・北九州2005優勝など。
最近はプロツアーでのニコニコ生放送の司会や、グランプリなどで日本公式カバレージチームのリーダーも務める。
1位 「友好色フェッチランド各種」
PAX Prime 2014にてまさかの再録が発表され、会場からTwitterなどで瞬時に大拡散! オンスロートからの友好色フェッチランドが帰ってくるというニュースは、このセットへの期待感を爆発させた。ちなみに、その時の映像が英語版の公式YouTubeアカウントでアップされているのだが、もしその場に自分も参加していたならば、間違いなく一緒にはしゃいでいるだろう。
流石にスタンダードでは都合の良すぎる『ラヴニカへの回帰』ブロックのギルドランドと入れ替わりとなるが、『タルキール覇王譚』に強力な多色カードが含まれており、『テーロス』ブロック構築のプロツアーで大活躍だった《クルフィックスの狩猟者》との相性も抜群となれば、トーナメントで大量に使われることは間違いない。
また、モダン環境への影響も大きく、今まで手が届かなかったマナバランスでの構築が可能になるだろう。マジック史上最強の土地サイクル、この機会に各4枚集めておくべき!
2位 《龍語りのサルカン》
『基本セット2015』の時にパワーアップして帰ってきた《世界を目覚めさせる者、ニッサ》のように、『タルキール覇王譚』での主人公として再登場した《龍語りのサルカン》は、これまでのサルカンの中でも一味違う。
初期忠誠度が高く、すぐにドラゴン化をすれば破壊するために5点分のダメージを要求し、除去能力でクリーチャー1体までなら自身を守ることも可能。そんなことを気にせずとも、そもそも4/4飛行が止まらずにゲームエンド、ともなりかねない。
スタンダードでは同じく5マナ域に実力を証明済みの《嵐の息吹のドラゴン》というライバルもいるため、どちらかが採用されるのか、または両方なのかはわからないが、《ゴブリンの熟練扇動者》といった優秀な赤いカードが注目されている今、大変興味ある話題だ。もちろん、今まで通りの赤単ではなく、「楔」での構築にもチャレンジしてほしい。
3位 《賢いなりすまし》
《クローン》に色マナのシンボルが1つ加わっただけで、コピーの範囲がエンチャントにアーティファクト、さらにはプレインズウォーカーにまで広がってしまった!
プロツアー『ニクスへの旅』でどれだけの《太陽の勇者、エルズペス》が使われていたかを考えれば、コピーという性質上必ず後手に回ってしまうことを含めても、4マナで応戦できるなら十分だ。パーマネントへの干渉がしにくい青なだけに、効果の幅広さが心強く、どんなフォーマットでも検討する価値がある。
また、《ファイレクシアの変形者》がクリーチャーであるために《出産の殻》から探し出されたりしたように、カードタイプのお陰でサーチカードでの応用や、墓地から回収する手段もあるだろう。
こういったカードこそ能動的に使える構築をしたいものだが、果たして何をコピーするのが最適なのだろう?
『タルキール覇王譚』総評
今までにない色の組み合わせである「楔」のフィーチャー、「変異」や「フェッチランド」というシステムの再録、さらに各氏族にはキーワード能力と、さすがは大型セットといった大盤振る舞いだ。ギルドランド、混成カード、《変わり谷》がローテーションによりスタンダードから離れる今、メタゲームやカード評価は激変する。
今セットでの動向が気になっているのが、《アブザンの隆盛》から始まる3色エンチャントの隆盛サイクルだ。そもそも色がきついのと、カードデザインに癖があるので使い方も難しそうだが、その分ポテンシャルを感じる。環境初期には難しいかもしれないが、じっくり使ってみたいカードだ。
同様に、《先頭に立つもの、アナフェンザ》《軍族の解体者》《カマキリの乗り手》といった3色のクリーチャー群も、構築時に色マナ問題こそあるが、そこをどう解決するかが『タルキール覇王譚』入りのスタンダードと言えるだろう。
もちろん、《ニクスの祭殿、ニクソス》も健在なので、単色の信心デッキも構築できるかもしれない。デッキデザイナーの腕の見せ所だ。
射場本 正巳の場合
通称『しゃば』。日本で初めて開催されたグランプリ・東京1997でベスト8に入賞するなど、黎明期から現在まで長きにわたりマジックを愛し、支え続けてきた人物。
彼の作成したコンボデッキ「ピットサイクル」は、「マジック史上最も美しいコンボデッキ」と称された。現在はシアトルのウィザーズ・オブ・ザ・コースト社開発部に在籍し、主として『デュエル・マスターズ』の開発に携わりながら、「統率者戦」などでマジックをカジュアルに楽しんでいる。
1位 《悪逆な富》
《起源の波》好きとしてはたまらない!! 《書かれざるものの視認》といい、このセットには大雑把な踏み倒しが多くてすばらしい! 相手のデッキからカード奪うのは普段ならあんまり好きな行動ではないのだけど、ランダムならまあいっかという気になれる。とはいえ下手にパーマネントばかりヒットしてしまうと、《家路》されてしまうわ、パーマネント奪い返しに真っ先に狙われかねないので、なるべくなら呪文主体のデッキに打ったほうがいいのだろう。
それはさておき、この世界には猫・デーモンなる奇怪な生物が存在するらしい。さすがにその組み合わせとか考えもしなかった。なにやら漁ってるし、デーモンといってもやっぱり猫成分のほうが多いのだろうか。そして猫なのに黒緑青という組み合わせ。友好色のアラーラ世界にいた猫たちは赤緑白だったけど、こちらは敵対色の世界だから種族の構成まで対になってるのだろうか? 強いて言えば微妙に呪われちゃったミリーの居場所ができたかもしれない。
こういった、今までの世界と種族やサイズが違っているのは、それだけで新しい世界に来たと感じさせてくれる。熊トークンも4/4だし、ここではいつもと違う生態系が成り立っているのだろう。
しかしどうせ《頭巾被りのハイドラ》を蛇・ハイドラにするならナーガこそ蛇にしておいてほしかった。青緑の蛇デッキを作りたかったけどレジェンドが出るチャンスはもうしばらくお預けだ。
2位 《悟った達人、ナーセット》
タルキールでは待ちに待った楔3色の伝説生物が多数登場! 統率者戦好きにはうれしい限り。
どれも魅力的なので何を統率者にするか迷ってしまうところだけど、どうやら氏族診断によるとジェスカイらしいので、とりあえずリーダーであるナーセットさんのデッキは作らないといけないだろう。(ちなみに個人的には緑白黒のアブザンかなと思ってたので、正反対で意外だった。)
《悟った達人、ナーセット》は殴る統率者で6マナとあまり早くはないが、呪禁があるのでまあまあ及第点。デッキも統率者以外ノンクリーチャーにすれば必ずヒットするのでド派手なことができそうだ。まじめに行くなら《連続突撃》とか《時間のねじれ》系のカードで何度も能力起動するのがよさそうだ。リセット呪文連打は大迷惑だからなるべくなら避けたいと思いつつ、むしろ逆に《泥棒の競り》的なカオスカード打ったら楽しいかもとも思ってしまう。これはあれか、ついに《寛大なるゼドルー》デッキで使った以来の《分かち合う運命》を使うときが来たか!
3位 《硬化した鱗》
このままだと1マナと軽い代わりに+1/+1カウンター限定になった《倍増の季節》のようなもの。忠誠カウンターやトークンを増やせないのですぐさま脅威になるわけではないが、とはいえ《倍増の季節》が強すぎただけで、逆に言えばそれだけ警戒されずに戦場に残りやすそうなのがメリットともいえる。軽い統率者でもある《歩く墓場、髑髏茨》や《戦争のアスラ、ジェナーラ》を倍速で育てるのは面白そうだ。
また、+1/+1カウンターは初期から長く使われているだけにこのカードでできることも多いはず。特に軽いクリーチャーであれば《倍増の季節》よりもこっち向きと言えるだろう。
「思わぬ発見、ないかなー。」
といって過去のカードを漁ってコンボを探すのは統率者戦をやる醍醐味のひとつ。統率者戦は多人数戦ゆえに、レガシーと違ってどんな時間のかかるマイナーコンボであってもチャンスがあるのが面白い。
とりあえずは緑単で大好きな《愚鈍な自動人形》が使いやすくなったのでそれだけでもグッジョブだ。
『タルキール覇王譚』総評
このセット、楔世界ということで挑戦的なデザインが多く、それだけにトップ3を決めるとなると難しかった。他に気になったカードといえば《不気味な腸卜師》だろうか。これは人間リア二のいいドローソースになりそうで期待大だ。
また、通常3色がテーマだとリミテッドのバランスが難しくなるが、それを可能にしているのは変異の存在あってこそだろう。ことドラフト環境で下手に3色カードに手を出すとグチャる可能性が高いが、変異があればそれもある程度緩和できる。(『レギオン』の頃はよくパワーカードと変異の寄せ集めというデッキを作ったもんだ。)
ちなみにドラフトの序盤は、2つの氏族にシフトできるように対抗2色でピックするのが基本だ。ボムを手に入れたら3色に方向転換しよう。どの色に行くか不確定のときはとりあえず可能性のある色の変異を取っておくと吉。最悪ただの2/2として使えればいい。変異の中でも《子馬乗り部隊》だけはとち狂った性能があるので無視してピックしてしまって、表返ったらラッキーでも良いかもしれない。
毎回になるけど新セットが出るたびに統率者戦熱があがってくる。まだ統率者戦をやったことがないという方もこの機会に試してみてはいかがだろうか? 3色のレジェンドは最初に統率者として選ぶのには始めやすいし、またフェッチランドの存在も100枚デッキを回す手助けをしてくれる。初心者の方も上級者の方もぜひ楽しい統率者ライフを!
浅原 晃の場合
通称『エーツー』。強豪プレイヤーにして、デッキビルダー・ライター。主な戦績は、世界選手権2005・世界選手権2008トップ8、グランプリ優勝2回、「The Finals」2連覇など。
デッキブランド「G.o.D.(God of the Deck)」、「みのむしぶらりんしゃん」などで有名。噂によると、今回収録されたとあるプレインズウォーカーが大好きだとか......?
1位 《悟った達人、ナーセット》
攻撃しただけで、言うならば、4枚のカードをただで使える可能性があるというハイパーロマンデッキクリエイター。個人的に『タルキール覇王譚』におけるロマンNo.1のカードがこの《悟った達人、ナーセット》。ジェスカイという氏族が、そもそもどっちを向いているのか分からない集団で好感が持てるが、その中でも、こいつは一際光る逸材。この達人の能力からどれだけのロマンを生み出せるか、それが、このセットに置ける最重要要素と言っても過言ではないだろう。
しかも、こいつはロマンを見せながら、しっかりと現実も見据えているのもなかなかに侮れない。この手の攻撃しないと効果を発揮しないクリーチャーの弱点は、返しのターンの相手の除去によりシボンヌ&ガッカリ案件であるが、それも呪禁でサポート。先制攻撃によって防御にも参加させやすいため、クリーチャーとしてもそこそこ頑張れる。そして、ターンが回ってくればアタックチャンス。4枚で捲りたいカードの候補としては《太陽の勇者、エルズペス》を筆頭とした各種プレインズウォーカーや《最悪の恐怖》などの高コストスペルが考えられるが、ロマン値が低いのが欠点、ここでのおススメは呪文を3倍にコピーする《軍族の雄叫び》だ。
攻撃は自身によって完了しているので強襲の条件は達成しており、もし《軍族の雄叫び》が4枚捲れれば、3倍の2倍くらいの2倍くらいの2倍くらいというウォーズマン理論が発生。ここで、プレイヤーに4点のダメージを与えられる《ジェスカイの魔除け》でフィニッシュすれば、膨大なダメージが入り、相手は「かえろかえろ」といって帰るしかない。計算が面倒なので、もし、何点ですか?と聞かれたら、相手を指さして、こう答えよう、6万点(ろまん点)と。そして、ジャッジを呼ばれたら謝ろう。
2位 《奈落の総ざらい》
戦っていればその内に墓地が溜まっていくマジックにおいて、探査という能力は非常に有効な能力のひとつ。特に墓地の再利用を期待しないデッキでは、墓地をリソースとして、コスト効率のよいスペルやクリーチャーを使えるので、少し入れるならば、入れ得に近い能力と言えるだろう。しかし、たくさん入れるとなると、2枚目以降は墓地が足りなくなってしまう可能性が高いため、入れる枚数の加減が難しい能力とも言える。
となると、探査のカードは1枚のカードで抜群の効果を発揮するものが望ましく、その中でももっとも楽しそう、かつ、フィニッシュ能力が高そうなのが、この《奈落の総ざらい》。基本コストの黒は4つ必要だが、墓地が10枚程度あれば、5体ほどのゾンビの材料を墓地だけで確保できるので、相手をゾンビの適当な行進で適当に殴り倒すこともできる。『タルキール覇王譚』は多色のセットなので、{B}{B}{B}{B}の確保が難しいが、ここは発想の転換で黒を《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》だけに頼ってしまうのも一つの手。例えば、ジェスカイのスペル中心のロマンデッキを構築したとして、それに《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》と《奈落の総ざらい》だけを加えてしまってもいいのだ。
僕は常々、死んだらゾンビになりたいなーと思っているのだが、なかなかなれそうもないので、このカードで自分もゾンビ気分になり、大量のゾンビと共に対戦相手に襲い掛かることで願望を満たしていきたいと思う。
3位 《カマキリの乗り手》
かつて《大カマキリ》というカードがあった。ミラージュで初出の《大カマキリ》のクリーチャータイプはカマキリ。しかし、それ以降、カマキリというクリーチャータイプは現れず、その後はオラクルの更新で、カマキリは昆虫というクリーチャータイプに統合されてしまった。それには、世のカマキリ愛好家は枕を涙で濡らしたことだろう。しかししかし、そんな悲劇から早幾年、ついに構築レベルのカマキリが現れた。そして、そのクリーチャータイプは人間・モンク......って、昆虫ですらない!ふざけるな人間共! カマキリに戦わせるだけ戦わせて、僕、人間・モンクですって、どう見てもこのカードの戦力の97%はカマキリではないか。
特に注目点であるフレーバーテキストによると、カマキリは集中力を欠いた乗り手を即座に食べてしまうと書いてある。乗っている方はカマキリに食われないために必死なのであ......いや、まて、そうか、これはウィザーズからプレイヤーに送られた壮大なメッセージなのかもしれない。この強力なカマキリをデッキとするならば、乗り手はプレイヤーと言える。集中力を欠いたプレイヤー(乗り手)は、優秀なデッキ(カマキリ)を扱い切れず食われてしまう。トーナメントを戦っていくマジックというゲームで重要なのは、もちろん優秀なデッキであるが、それ以上に乗り手の集中力や技量が必要なのだ。優秀なカードが優秀な力を発揮できるかどうかは己に掛かっている。『マジック:ザ・ギャザリング』それは常にカマキリと戦い続けるような、そんなゲームなのかもしれない。ジェスカイ道、奥深し。
『タルキール覇王譚』総評
フェッチランドの再録や、コスト効率のよいクリーチャーたちの登場など、『タルキール覇王譚』は話題になっているが、個人的には見た目以上にポテンシャルのあるセットだと思う。新環境では、今まで使えなかったカードや、使えないと思ったカードが活躍するのが当たり前のこと。プロツアー『タルキール覇王譚』では、みんなが予想もしなかったカードたちが活躍することになるに違いない。ぜひ、ロマンのあるデッキの登場に期待しておいてほしい。
いかがだったでしょうか? 環境の一新のタイミングということで、新しい環境がどうなるのか読みにくいこともあり、注目カードはかなり散りましたね。絶対的正解はないので、発売後、そしてプロツアーやゲームデーに注目です!
さて、前回に続いて、せっかくなんで私も1枚、好きなカードを選びました!
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト かねこの場合:《ラクシャーサの死与え》
黒と緑の入ったビートダウンやミッドレンジでは十分に採用されそうな優秀な2マナクリーチャーであり、後半に引いても役に立つ万能っぷり。今後に期待の1枚です!
......という、カードの強さ的なことは全部置いといて。
みなさんは、猫デッキを組んだことはありますか? いや、実際に組んだことはなくても、想像したことはありますか? 古くは《サバンナ・ライオン》から始まり(最初はライオンだったのに、オラクル変更によって猫にされたかわいそうな子ではありますが)、一時代を作った《野生のナカティル》、最近だと《羊毛鬣のライオン》や《オレスコスの王、ブリマーズ》などが猫界のエースとして、構築環境でも活躍中です。
そんな猫業界に、新たなエースが加わりました! その名は《ラクシャーサの死与え》!
今までは「猫デッキ」といえば、ほとんどの場合白い猫クリーチャーを出したりして、アジャニを出しつつ「アジャニも猫なんだよ!」と主張して謎の論争が発生したりしていたとかしていなかったりとかなのですが、『タルキール覇王譚』の猫であるこの《ラクシャーサの死与え》と、そして《ラクシャーサの大臣》は黒緑、そして黒緑青と、今までの白や緑が中心だった猫とは少し毛色が違います。そういえば、『基本セット2015』でもこんなカワイイ黒い猫が収録されていましたね。これからは黒が中心の猫デッキなんかも組めるかもしれないのです!
さらに、今回『タルキール覇王譚』に採用された猫、もといラクシャーサの2匹は、別のクリーチャータイプを持っています。
「猫・デーモン」
猫なのに悪魔なんですよ。悪魔猫なんですよ。いや、それとも猫の可愛さは悪魔的だとか、そういう暗示なんですかねこれ!?
まぁ、デーモンなんてちょっと怖そうなクリーチャータイプを持っていますが、それでもやっぱり猫です。きっとなでれば喜んでくれますし、顎の下をわさわさすれば、ゴロゴロしてくれるはずなんです。猫だし。
きっと『タルキール覇王譚』の世界でも、猫の集会とかあって、彼らが集まっているに違いないのです。だって猫だし。
そしてこの輝くフレーバーテキスト。
「死は我を満たし、強くする。死は汝を無へと帰す。」
かっこいいフレーバーテキストじゃないですか。すごくかっこいいじゃないですか。でも、この《ラクシャーサの死与え》は猫なんです。つまり、正しくはこうなはずなんです。
「死は我を満たし、強くするにゃん。死は汝を無へと帰すにゃ。にゃーん。」
凄い!カワイイ!不思議!
というわけで期待の新人の加わった猫界。これからもきっとマジックを盛り上げていってくれるに違いありません! プロツアーを猫の群れが蹂躙する日もそう遠くはない!......かもしれません。
え、なんでこんなに猫をプッシュするのかって?そりゃ私が猫派だからですよ。
なにしろ私、かねこですから!
......すみませんでした。
プレリリースに行こう!
さて、そんな注目カード盛りだくさんの『タルキール覇王譚』のプレリリースも今週末に迫ってきました! 新しいパックを開封するのって、いつでもドキドキですよね。一足先にそれが体験できるプレリリース、ぜひ参加してみてください!
こちらマジック広報室!!:戦旗を掲げよ!今週末開催『タルキール覇王譚』プレリリース!
おわりに
いかがだったでしょうか?
ちなみに、鍛冶さんのコメント内に存在する「PAX Partyでのフェッチランド公開時の映像」で、一番前に立ちながら写真を撮影しているのは私です。まさかこんな映像が撮られているとは......! 正直後から見直すと結構恥ずかしいですね(笑)
大型セットだけあり注目カードや面白そうなカードも多く、どんな新しいデッキがでてくるのか今からワクワクです。今週末のプレリリース、そして発売記念ウィークエンド、プロツアーやゲームデーなどイベント盛り沢山!
また、少し先になりますが、来年の1月9日-11日に開催されるグランプリ・静岡2015も、『タルキール覇王譚』のリミテッドです! そんな『タルキール覇王譚』でがっつり遊んでいきましょう!
それではご一緒に、「Crack-a-Pack!」
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