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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

2017.09.29

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:恐竜!恐竜!恐竜!(デッキを作ってみよう)

by 岩SHOW

 皆、もう知っているよね! 否、手にしている......よね? 今日は『イクサラン』の発売日! これまでこのコラムでは、新セット発売日の回にはやや苦労してきた。何せ、デッキ紹介なのに、まだ新環境のデッキが誕生してないタイミングで書くからね。

 その点『アモンケット』『破滅の刻』はMagic Onlineで先行リリースされたため、発売日前に環境のデッキというものが存在していたので助かった。今回も発売日より若干早くMOでリリースされることになっているが、この原稿執筆時点ではまだあと数日待たねばならない。しょうがない、今回は『イクサラン』環境のデッキを予想して書いてみるとしよう。「デッキを作ってみよう」シリーズのはじまりはじまりィ。

 さて『イクサラン』。目に留まるのは新たにプッシュされる部族・海賊と恐竜だ。吸血鬼やマーフォークも良いが、既存の部族よりはこのどちらかを用いたまったく新しいデッキを作ってみたくなるのがプレイヤーの性。ではこの二択からどちらを選ぶのか。

 付き合いの長い読者の皆さんは僕の性格からどちらを選ぶかなんて一発でわかるだろうし、はじめましての方もページ最上部の狛犬と吠えるおっさんを今一度見返してほしい(この写真も1年半使っているのでそろそろ変えるべきなのか)。どう考えても恐竜だろう!

 赤緑白、マジックで言うところのナヤが恐竜を担当するカラーだ。恐竜には2つの特徴がある。1つは、その原始の本能を表現した激昂能力。ダメージを与えられると、恐竜は怒り狂う!なんらかの形で対戦相手に報復だ。《猛竜の幼生》《切り裂き顎の猛竜》など、アグレッシブにアドバンテージを獲得できるクリーチャーがおり、これらを用いた「恐竜アグロ」デッキは組んでみたくなる。

 もう1つは、誰もが知る恐竜の特徴。単純に「デカい」クリーチャーであるということ、それを武器に対戦相手を踏み潰す、「ビッグ・マナ」や「ランプ」と呼ばれる戦略を用いたデッキも大変に魅力的だ。

 さあ。今夜のご注文はどっち? 困った時はどっちもだ! 恐竜のように貪欲であれ。

サンプルデッキ:恐竜アグロ「猛竜連撃」
スタンダード
7 《森》
6 《山》
2 《根縛りの岩山》
2 《隠れた茂み》
3 《ハシェプのオアシス》
3 《ラムナプの遺跡》

-土地(23)-

4 《大物群れの操り手》
4 《オテペクの猟匠》
4 《猛竜の幼生》
4 《貪る死肉あさり》
4 《切り裂き顎の猛竜》
4 《突進するモンストロサウルス》
2 《レギサウルスの頭目》

-クリーチャー(26)-
2 《顕在的防御》
4 《稲妻の一撃》
3 《凶暴な踏みつけ》
2 《反逆の先導者、チャンドラ》

-呪文(11)-

 「恐竜アグロ」! クリーチャーは全部『イクサラン』産になるのは自然な流れか。とにかく序盤からクリーチャーを展開して殴っていく方針のデッキで、恐竜が対戦相手に突撃していくのを《大物群れの操り手》《オテペクの猟匠》でサポートしていくことになる。

 最後は《突進するモンストロサウルス》を投げつけて決めるというのが理想。《凶暴な踏みつけ》+激昂恐竜でアドバンテージを稼ぎつつブロッカーを排除して、太古の覇者の力を見せつけよう!

 《暴れ回るフェロキドン》も魅力的なので、こちらを3マナ圏に据えるのもアリだ。また、恐竜サポートシナジーを捨て去って《地揺すりのケンラ》などを採用した、ちょっと恐竜成分の多い赤緑アグロ、みたいな方向で組んでも良いかもしれないね。


サンプルデッキ:恐竜ランプ「Go!Go!Powerrangers」
スタンダード
7 《森》
4 《平地》
1 《山》
4 《まばらな木立ち》
2 《陽花弁の木立ち》
4 《ハシェプのオアシス》
3 《シェフェトの砂丘》
1 《屍肉あさりの地》

-土地(26)-

4 《覚醒の太陽の神官》
4 《大物群れの操り手》
4 《群棲する猛竜》
1 《翠緑の太陽の化身》
3 《覚醒の太陽の化身》
2 《歩行バリスタ》
1 《太陽の化身、ギシャス》

-クリーチャー(19)-
3 《砂の下から》
3 《楽園の贈り物》
3 《新たな地平》
2 《排斥》
4 《約束の刻》

-呪文(15)-

 前環境は各種エルドラージを採用したランプ・デッキがその強さを見せつけたものだ。このデッキは『イクサラン』ローテーションによりその土地を伸ばした先の終着駅・エルドラージを失ってしまうのだが、入れ替わりで魅力的な恐竜たちがやってきたのだから問題なし!

 最もパワフルかつランプ戦略とマッチしている恐竜は《覚醒の太陽の化身》だろう。

 盤面を一掃し、7/7のボディで対戦相手を踏み潰す! 新しいカードを使いたいので、除去の枚数は抑え目にし、クリーチャーで盤面を支えながら大物に繋げる構成にしてある。《群棲する猛竜》はブロッカーとして優秀だと思うのだが、どうだろうか。

 《新たな地平》でサイズを大きくしながら立たせておけば、対戦相手も殴りにくくなりそう。もし無理やり攻撃してきたりダメージ呪文で除去されたら、太陽の化身たちへのカウントダウンが1つ進むことになるぞ。

 サイズこそがパワーな恐竜たちはあんまり大量に採用するわけにもいかないので、《覚醒の太陽の神官》の存在は大変にありがたい。

 序盤に引いてしまった恐竜はライフ回復のために活用でき、後半に恐竜を引かない状況下ではこれを生け贄に捧げて太陽の化身に繋げる。

 マナを伸ばす緑は当然として、神官&化身を使える白をメインにし、せっかくだからと《太陽の化身、ギシャス》を採用したが、《焼熱の太陽の化身》もカッコイイので、これを使うために赤緑の方向で組んでみるのも楽しいはずだ。その際には《ずる賢いゴブリン》なんかも役に立つんじゃないかと妄想している。


 マジックはやっぱりデッキを考えている時が最高に楽しい。皆もぜひ、お近くのショップに行くなりグランプリ・静岡2017秋の会場に来るなりして、『イクサラン』環境での新しいマジック体験を満喫してほしい! フォーマットはチーム・リミテッドになるけど、家で生放送を視聴するというのも良いね。今回初めて国内グランプリの実況を担当することになったので、チームの一員として僕も頑張るぞ! それじゃあ、静岡でお会いしましょう。

(某ハンバーグ屋に向かって、モンストロサウルスのごとく走る岩SHOWより)



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