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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

2017.04.28

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:青赤コントロール(スタンダード)

by 岩SHOW

 祝『アモンケット』発売!今日から新環境!なのだが、Magic Onlineでは『アモンケット』環境が先行導入され、今週の頭から各フォーマットが新たなステージへと突入している。今回は新環境でリーグ全勝を真っ先に果たしたデッキの1つを紹介しよう。皆待っていたと思うので、ここであまり焦らさずに早速本題に入るとしよう。それではご覧ください、コントロール好きは注目!

OafMcNamara - 「青赤コントロール」
Magic Online Competitive Standard Constructed League 5勝0敗 / スタンダード (2017年4月24日)
9 《島》
4 《山》
4 《尖塔断の運河》
4 《さまよう噴気孔》
1 《高地の湖》
4 《霊気拠点》

-土地(26)-

4 《奔流の機械巨人》

-クリーチャー(4)-
4 《マグマのしぶき》
4 《検閲》
4 《蓄霊稲妻》
3 《否認》
2 《本質の散乱》
4 《不許可》
2 《焼けつく双陽》
4 《天才の片鱗》
1 《暗記+記憶》
2 《明日からの引き寄せ》

-呪文(30)-
2 《竜使いののけ者》
2 《氷の中の存在》
3 《払拭》
2 《本質の散乱》
1 《否認》
1 《粗暴な排除》
2 《慮外な押収》
2 《グレムリン解放》

-サイドボード(15)-
MTGO Standings Competitive Standard Constructed League より)

 前環境でもプレイされていた「青赤コントロール」の『アモンケット』アップデート版だ。打ち消し、除去して、ドローする。マジックの古典的な戦術を取る、『ミラージュ』~『テンペスト』の頃が好きだった人なんかにはグッとくるものがあるデッキかと思う。

 デッキ自体はいわゆるヘビーコントロールであり、デッキ内のフィニッシャー(ゲーム勝利手段)は《奔流の機械巨人》と《さまよう噴気孔》のみ。噴気孔もメインの役割は土地であることを考えると、本当に最小限にまで抑えて残りの部分をコントロール要素に回していることがうかがい知れる。

 マジックのマッチが制限時間50分前後に設定されている、ならば与えられた時間を目一杯プレイしたい。という生粋のコントロールデッキ愛好家は少なくなく、そういった人には新環境で最初に出てきたデッキがこういったものだったという事実はニンマリできるものだったんじゃないかな? このデッキでは「機械巨人に繋ぐまで生き延びる!」という、場合によっては時間のかかる目標が一本の道として設定されている。ある意味ですごくシンプルなデッキなんよね、パッと見が難しそうに映るけれども。

 『アモンケット』がこのヘビーコントロールにもたらした恩恵は......めちゃくちゃある。大抵のクリーチャーに2マナで対抗できる《本質の散乱》なんか、待ってましたと言わんばかり。これと《否認》とを併せて構えている時が一番幸せという人もいるかも?

 同じく打ち消しの枠には《検閲》が。最序盤はカードタイプを選ばず打ち消せるので投げつけていって、相手がマナに余裕のある後半ではサイクリングして他のカードを引きにいこう。《暗記》はちょっと重いが、打ち消しとしてはこれでコンボが防げるのであれば儲けもの程度に考えると良いだろう。バウンスとして使うのであれば、《進化する未開地》などで相手がライブラリーをシャッフルするタイミングで差し込みたいね。

 その余波で唱えることのできる《記憶》は、むしろ唱えて不利になることの方が多そうだが......このカードは2枚併せてインスタントでありソーサリーでもあるため、《奔流の機械巨人》からインスタントタイミングで《記憶》を唱えることが可能。7枚補充して以降の相手のアクションをすべて弾いて機械巨人で殴り切る、というプレイもできるぞ。これはやってみたいね。

 赤い除去も充実。これまでこの手のコントロールにとっての目の上のたんこぶだった《屑鉄場のたかり屋》に1マナで対処できるインスタント《マグマのしぶき》を得たのは相当に大きい。あれだけは本当に《焼夷流》ぐらいでしか対処できなかったからね。待望の全体除去《焼けつく双陽》も、除去が要らない相手にはサイクリングできる、かゆい所に手が届くナイスカードだ。

 こういったカードを使ってコントロールしていって、尽きた手札は《明日からの引き寄せ》で一気に補充しちゃおう。場合によってはかつての《スフィンクスの啓示》のように、唱えただけで相手の心が折れて投了なんてこともあるだろう。実際、自分の手札も戦場も土地だけという時に「X=6」とか言われたら僕はゲームを投げ出してしまうことだろう。

 『アモンケット』の良いとこどりデッキになっているが、前環境の青赤の定番カードが採用されていないことにお気づきだろうか? 実は......《電招の塔》、不採用!これには驚いた、てっきり入っているものと思っていたから...。不採用の理由はスペースがないからか、あるいはメタゲームを読んだ末の選択か。同じく新カード《刻み角》をメインから採用するデッキが増えることを読んで、その的になる塔を外した、という戦略なのかもしれない。塔があった方が盤面の支配力は増すだろうが、これからはアーティファクトを使うことがリスクにつながることもある、と計算しながらデッキ構築をする必要があるということだね。

 コントロールユーザーには「No Tower安定」あるいは「塔あった方が勝率高い!」など、どちらも使った上での感想を聞かせてほしいところだ。ちょうど今夜はフライデー・ナイト・マジック!それじゃあ、後は頼んだよ(青いコントロールが苦手ゆえに、他力本願END)。

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