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津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
第67回:固まってきたメタゲーム?Tier1特集・前編
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津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
2011.08.25
第67回:固まってきたメタゲーム~Tier1特集・前編
こんにちはー。
基本セット2012が発売されてから、早くも1ヵ月ほどの時が経ちました。現実世界でもマジックオンライン(以下MO)上でもメタゲームがほぼ固まりつつあるので、今日の連載ではここ最近のメタゲームの動きと、Tier1デッキの最新リストをお届けしたいと思います。
本題に入る前に、前にまずはなべ(渡辺 雄也)君の優勝とナック(中村 修平)さんの殿堂入りをお祝いしたいと思います。
ここをご覧になってくださっている方ならば知らない方はいないかもしれませんが、一応補足させていただくと、先週末に行われたリミテッドのグランプリ・上海でmtg-jp.comの看板ライターであるなべ君が見事に優勝を果たしました。そして、ナックさんは82%とという圧倒的な支持率を得ての日本人2人目の殿堂入り。
なべ君はリミテッドなら環境を問わずいつでも結果を残していますが、特に基本セットの強さには定評があるので、ドラフトでなかなか勝てないとお嘆きの方は、ぜひ水曜日の記事をご覧になってみてください。
ナックさんは僕が初めて参加したプロツアー・シカゴ2002の時点で、すでにプロツアーに継続参戦していた言わずとしれた強豪。戦績は今更語るまでもないでしょうが、ナックさんが近頃では日本のツアーを牽引していた存在だというのは触れておきましょう。
昔はこういった形のツアーが非常に少なく、僕の友人の何人かは実際に1人でプロツアーに参加した経験を持つくらいです。しかしここ数年はナックさん率いるツアーがあったので、そのような経験をなさった方は比較的少なくなったはずです。
昨年、「なぜ日本人は勝てなかったのか?」という記事が投稿されましたが、日本人は優勝こそしばらくしていないものの、トップ8には2回に1回くらいのペースで誰かが残っています。近代では、プロツアー初参戦のプレイヤーだったり、期待のホープと言われるプレイヤーの活躍が目立つようになりましたが、それとナックさんのコミュニティは決して無関係ではないでしょう。
ナックさん本人の記事でそのうちコメントがあると思うので、そちらの方もお楽しみに!
それでは、まずは最近のメタゲームを見ていきましょう。
~ここ数週間のメタゲーム~
Tier1
- 「Caw-Blade」
- 「赤単」(バーン型、ゴブリン型)
- 「《出産の殻》」(青緑白、青緑赤、青緑黒、日本選手権準優勝に近い緑白など)
- 「赤緑《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》」
- 「青赤《欠片の双子》」
Tier2
- 「青黒」
- 「青赤《紅蓮術士の昇天》」
- 「吸血鬼」
実際にMOで当たる回数や、様々な大会の結果が載っている「Decks of the Week」、「Private Square」、「放課後まじっく倶楽部」などをチェックしてみると概ねこんな感じです。
特に上位3つは本当に当たる回数が多く、強さも頭ひとつ抜けている感がありますね。この中で急激に数を増やしてきたのが先週紹介した「《出産の殻》」デッキで、少し前まではTier2~3に位置するだったはずのデッキが、基本セット2012から《幻影の像》、《真面目な身代わり》などを得たことで、一気にTier1まで上りつめました。
ここまで人気を博した理由として、基本セット2012の加入でデッキパワーの底上げがされたことも当然のことながら、「《出産の殻》」デッキの強さの秘訣は、対策の難しさにあると感じています。
おそらく誰もが最初に思い付くであろう《帰化》系のカードで対処しようとした場合、ほとんどの場合は最低でも1回は《出産の殻》を起動されたあとで破壊することになるのですが、これではアドバンテージ面で大幅に損をしてしまいます。こちらのデッキが「赤単」や「赤緑《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》」のような早期決着が望めるデッキならば、そのディスアドバンテージが響いてくる前に勝つことができるため、《帰化》系のカードは《出産の殻》に対する最善策と言っても差し支えありませんが、それ以外のデッキを使用している場合はゲームが長引いてしまう可能性が高いので、そうなってしまうとこの損失は見た目以上に重く圧し掛かってきます。
具体的な例を出すと、《ヴィリジアンの密使》→《海門の神官》や、《真面目な身代わり》→《酸のスライム》などという連鎖をされた後に《出産の殻》を破壊したとしても、こちらが劣勢になってしまうのは目に見えていますよね。
もちろん、《出産の殻》を破壊する行為が無意味ということでは決してないのですが、つまるところ《出産の殻》は、ハンデス呪文やカウンター呪文のように、戦場に出てしまう前に対処できる方法以外で対抗すると、アドバンテージ差が広がりすぎてしまって勝つことが難しくなるんです。
少し大げさになりますが、これは各種プレインズウォーカーに似た特性で、禁止カードに指定されたあの《精神を刻む者、ジェイス》が、「戦場に出さえすれば、最低でも1度の《渦まく知識》が約束されている」という利点を持っていたことに類似しています。
《出産の殻》には《精神を刻む者、ジェイス》のように《送還》能力や便利な検問能力が付いているわけではないので、やはり大げさに言い過ぎてしまった感は否めませんが、とにもかくにも、これからのスタンダードを担っていくカードだということを、ここで改めて認識していただければと思います。
MOでもぐんぐん値段が上がってきていますし、揃えるなら今がチャンス・・・かもしれませんよ!
少し《出産の殻》の話しが長くなってしまいましたが、本題のメタゲームの話に戻りましょう。
正直に申しますと、個人的には多少の相性の良し悪しこそあれど、今のデッキ選択において、絶対的な正解というものはないように思えます。
と言うのも、Tier1、2に列挙した全てのデッキがおそろしいほどまでに強いからです。上記のデッキ以外にも、日本選手権を征した「白単《鍛えられた鋼》」や、「青黒テゼレイター」のような、本来であればTier1か2に位置してもおかしくないデッキがTier3に追いやられてしまっているくらいですからね。
では今のスタンダードの要点を、勝ち組と負け組を分かつ要因を探っていきましょう。
~デッキのアクセント・アーティファクトとエンチャント~
Tier1のデッキリストをご覧になっていただけると一目瞭然なんですが、それぞれ依存度にこそ差はあれど、全てのデッキになにかしらのアーティファクトかエンチャントが含まれています。唯一の例外は、先週紹介したナカダさんのような「赤単ゴブリン」になりますが、「赤単ゴブリン」も《燃え上がる憤怒の祭殿》が入っているかどうかは半々といった様子なので、Tier1のデッキ全てとひとまとめにしても問題ないでしょう。
デッキ毎にチェックしていくと、「Caw-Blade」にはデッキ名にもなっている「Blade」こと《饗宴と飢餓の剣》が、「赤単」には先程話題に上った《燃え上がる憤怒の祭殿》が、「《出産の殻》」にはデッキ内で最大のキーカードが、「赤緑《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》」には《カルニの心臓の探検》と《真面目な身代わり》が、「青赤《欠片の双子》」にはコンボの片割れ(と《貫く幻視の祭殿》)が入っています。
破壊できるタイミングが限られている《カルニの心臓の探検》と、破壊してもあまり意味のない《真面目な身代わり》しか入っていない「赤緑《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》」のみ例外ですが、その他のデッキに採用されているカードの全てが、放っておくとすぐにゲームに勝ってしまう爆弾カードばかりです。
ですがどのデッキもアーティファクト、エンチャントを少数しか採用していないので、メインから《帰化》系のカードで対抗するのはリスクが伴います。
そのため、これらに「デッキの方向性(速度で押し切る)」、または「《帰化》のような限定的なものではなく、汎用性の高い対処法(《乱動への突入》や《忘却の輪》など)を持っている」デッキが今のTier1に残っているように思えます。
~Tier1の条件・能動的に動けること~
ここで改めてTier1のデッキを見回してみると、ビートダウンやコンボなど、自分から勝ちに行くデッキが多いことに気づきます。
Tier1の中で唯一のコントロールデッキと言える「Caw-Blade」も、カウンターや除去で守ってフィニッシャーに繋げる古典的なものではないですし、軽量クリーチャーからの《饗宴と飢餓の剣》という嵌めパターンを兼ね備えています。
つまり、今の環境はある程度自分から動けることも、勝つための条件と言えます。
そしてTier1の全てのデッキは「デッキパワーが高い上に、対策するのが難しい」という強みを持っています。先程の「《出産の殻》」が最たる例ですが、どのデッキも少しメタったくらいでは勝てないくらいに強く、そしてメタることが難しいので、全てのデッキに満遍なく勝てるようにする構築は、現在では難しいでしょう。それゆえに、Tier1、2のデッキのいくつかに勝てないのは仕方がないでしょうし、そこはある程度割りきってもいいと思います。相手の動きをコントロールするデッキは、それら対策の難しいカードを全て受け切る必要があるので、これもまた、能動的なデッキが強い理由のひとつになります。
メタゲームの解説は以上になります。次はTier1の最新のリストを見ていきましょう。
「赤単バーン」
11 《山》 4 《乾燥台地》 4 《沸騰する小湖》 4 《ぐらつく峰》 -土地(23)- 4 《ゴブリンの先達》 4 《燃えさし運び》 4 《渋面の溶岩使い》 4 《チャンドラのフェニックス》 -クリーチャー(16)- |
4 《稲妻》 4 《噴出の稲妻》 4 《焼尽の猛火》 1 《火葬》 4 《燃え上がる憤怒の祭殿》 4 《よろめきショック》 -呪文(21)- |
2 《ヴァルショクの難民》 2 《躁の蛮人》 3 《オキシド峠の英雄》 3 《焼却》 2 《四肢切断》 3 《反逆の印》 -サイドボード(15)- |
古来より存在する「赤単バーン」。少し前までは確定パーツだったはずの《槌のコス》が、基本セット2012の加入とメタゲームの動きにより、最近ではすかっかり見なくなりましたね。
このデッキの強さは《燃え上がる憤怒の祭殿》にあります。メインで対処されづらいアーティファクトという性質上、設置に成功すればそれだけでゲーム運びが楽になります。これさえあれば、「火力をクリーチャーに撃つか本体に撃つか」というバーンデッキの永遠の課題ともおさらばです。3ターンもすればすぐにカウンターが5個を超えるので、基本的には本体だけを狙う方が効率がいいですが、相手のデッキもビートダウンだった場合は、《燃え上がる憤怒の祭殿》を設置してから、相手のクリーチャーをひたすら焼き続けるプランが理想ですね。
そして基本セット2012からデッキに加わったのが《渋面の溶岩使い》と《チャンドラのフェニックス》の2種類です。
《渋面の溶岩使い》はミラーマッチや「Caw-Blade」にも効果的で、とても1マナ域とは思えない強さを誇ります。スポイラーを見た段階では、「これだけ周りのカードが強い現代では活躍できないかも・・・」と心配していたのですが、どれだけ環境が変わろうとも、やはり《渋面の溶岩使い》は《渋面の溶岩使い》でした。「バーン」デッキを使うなら、ぜひとも4枚採用したい1枚です。
もう1枚の《チャンドラのフェニックス》もこのデッキの強さを大きく引き上げてくれました。日本選手権横のバイヤーブースで最も売れたカードがこのカードだったそうですが、実際に使ってみるとそれも納得の強さで、不死鳥の名に恥じぬ永遠のアタッカー兼ブロッカーとして、どんなデッキ相手にも良い働きをしてくれます。
「バーン型」の長所は、これと言った弱点がほとんどないことが挙げられます。下の「ゴブリン型」と比較してもらえばわかるように、この2つのアーキタイプは除去への耐性が大きく異なります。
「ゴブリン型」は、《紅蓮地獄》のような全体除去に非常に弱いのですが、「バーン型」はこれと言った弱点が少ないのが長所です。以前であれば、序盤のクリーチャーを除去して《槌のコス》をカウンターするだけで勝てたのですが、《チャンドラのフェニックス》と《燃え上がる憤怒の祭殿》の登場が世界を大きく変えてしまいました。
《燃え上がる憤怒の祭殿》さえあれば《機を見た援軍》の6点回復も意に介しません。ライフが20付近から1ターンで負けたりもするので、《機を見た援軍》をキャストできないまま負けてしまう、という展開も何度かありました。
なので昔なら、こちらが青いデッキを使っている場合、《マナ漏出》をサイド後に《瞬間凍結》に変えたものですが、《燃え上がる憤怒の祭殿》の存在ゆえに、僕は最早その変更も行わないようにしています。
前述の通り「バーン型」には弱点らしい弱点がないのですが、「青赤《欠片の双子》」だけは速度で負けてしまうことが多々あるので、《焼却》か《四肢切断》を使って対策するのが一般的ですね。《神聖の力線》のような、1枚で負けてしまうほどのカードは環境に存在こそすれど、それを上手く使える白いデッキがいないというのが実情です。
「赤単ゴブリン」
19 《山》 4 《ぐらつく峰》 -土地(23)- 4 《ゴブリンの先達》 4 《ゴブリンの奇襲隊》 3 《トゲ撃ちの古老》 4 《燃えさし運び》 3 《ゴブリンの戦煽り》 4 《ゴブリンの酋長》 -クリーチャー(22)- |
3 《壊滅的な召喚》 4 《稲妻》 3 《ゴブリンの手投げ弾》 2 《二股の稲妻》 2 《電弧の痕跡》 1 《焼尽の猛火》 -呪文(15)- |
3 《ヴァルショクの難民》 3 《躁の蛮人》 3 《四肢切断》 3 《反逆の印》 3 《燃え上がる憤怒の祭殿》 -サイドボード(15)- |
メインの勝率だけで言えば、おそらく「ゴブリン」デッキの右に出るものはいないでしょう。このデッキの課題は、サイド後の《紅蓮地獄》や《機を見た援軍》をどうするかのみです。
全体除去に関しては、このリストは《燃え上がる憤怒の祭殿》で対抗するようにしています。メインにアーティファクトが入っていないことを逆手に取った格好ですね。それとメインに投入された《ゴブリンの奇襲隊》+《壊滅的な召喚》も全体除去対策として重宝します。
《機を見た援軍》は厳しいカードであることには間違いないのですが、Tier1、2のデッキを見てもらえば分かるように、まず環境に白いデッキがほとんど生き残っていないことが追い風です。これは「青白コントロール」のようなデッキが、「Caw-Blade」や「青赤《欠片の双子》」を苦手としていることに起因しているでしょう。「赤単」や「赤緑《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》」の速度に、単純に付いていくのが難しいこともあるでしょうが、なんにせよ白いデッキの少ないこのメタゲームが続く限り、赤いデッキの勢いが止まることはないでしょう。
それでも、《機を見た援軍》を使う「Caw-Blade」はTier1中のTier1なので、《オキシド峠の英雄》などで対策する方が好ましいですね。サイドから《戦争と平和の剣》を入れるとミラーマッチにも強くなるので、これも一考に値するカードだと思います。
それと「バーン型」か「ゴブリン型」に関わらず、「《出産の殻》」と「赤単ゴブリン」デッキを意識して、火力にも多少の変化が出てきています。《二股の稲妻》や《電弧の痕跡》がそれにあたるのですが、これを取っているかどうかで、その2つのデッキへの勝率が変わってくるので、「《出産の殻》」と「赤単ゴブリン」をメタるのであれば、この2枚の採用を検討してみてください。
「《出産の殻》」を相手取る場合には、マナクリーチャーを細かく除去していくことで、《強情なベイロス》の登場を遅らせたり、《出産の殻》の起動にライフを注がなければならない展開に持ち込むことができるので、徹底してマナクリーチャーを焼くように心掛けましょう。
「Caw-Blade」
4 《天界の列柱》 4 《島》 4 《金属海の沿岸》 4 《地盤の際》 3 《氷河の城砦》 3 《平地》 2 《墨蛾の生息地》 2 《沸騰する小湖》 1 《乾燥台地》 -土地(27)- 4 《戦隊の鷹》 1 《幻影の像》 2 《エメリアの天使》 2 《太陽のタイタン》 -クリーチャー(9)- |
4 《定業》 2 《呪文貫き》 3 《マナ漏出》 2 《乱動への突入》 2 《四肢切断》 2 《忘却の輪》 2 《審判の日》 1 《饗宴と飢餓の剣》 3 《ジェイス・ベレレン》 3 《ギデオン・ジュラ》 -呪文(24)- |
3 《精神的つまづき》 3 《瞬間凍結》 4 《機を見た援軍》 3 《倦怠の宝珠》 1 《饗宴と飢餓の剣》 1 《ジェイス・ベレレン》 -サイドボード(15)- |
「Caw-Blade」も毎週のように変化をしているのですが、最もインパクトのあるのはサイドボードの《倦怠の宝珠》です。
これは「青赤《欠片の双子》」デッキ対策にもなりますが、何度か「青赤《欠片の双子》」デッキが流行った時には採用されていなかったので、《出産の殻》が生み出した事象と言ってもいいでしょう。このデッキの《戦隊の鷹》も機能しなくなるので、《倦怠の宝珠》を入れる際には、《倦怠の宝珠》の設置前に出すか、サイドアウトすることになります。
このアプローチはアメリカの有名ライター、Todd Andersonが推奨していることもあり、すでに多くのプレイヤーが取り入れています。王者と呼ばれるデッキが、それくらいしなければいけないほどに、《出産の殻》のデッキパワーが高く、当たる回数が多いということですね。
他に注目すべき点は、《幻影の像》の採用が挙げられます。単純なカードパワーもさることながら、《太陽のタイタン》との相性の良さは特筆に値しますし、ミラーマッチの《戦隊の鷹》の水増しにも貢献します。これさえあれば相手だけ《戦隊の鷹》を引いている場合でも安心ですし、相手の《エメリアの天使》などにもなれるので、ミラーマッチで特に非常に役立つ1枚です。緑相手だと、《最後のトロール、スラーン》や《ガイアの復讐者》になることもできますね。
現状では「赤単」系のデッキが多いので、そこまで多くの枚数をメインから取ることはできませんが、これからに注目のアプローチと言えます。
今週はしばらくネット環境がなかったこともあって、全てのデッキを書ききれなかったので、申し訳ないのですが残りは来週に解説させていただきます。それでは、最後に「今週の一押し」を紹介してお別れしましょう。
「今週の一押し」~「青単イリュージョン」
20 《島》 2 《地盤の際》 -土地(22)- 4 《幻影の熊》 4 《非実在の王》 4 《幻影の像》 4 《大建築家》 4 《ファイレクシアの変形者》 2 《溶鉄の尾のマスティコア》 2 《ワームとぐろエンジン》 -クリーチャー(24)- |
4 《ギタクシア派の調査》 4 《定業》 3 《呪文貫き》 3 《マナ漏出》 -呪文(14)- |
2 《ファイレクシアの破棄者》 2 《呪文滑り》 3 《精神的つまづき》 3 《蒸気の絡みつき》 3 《瞬間凍結》 2 《地盤の際》 -サイドボード(15)- |
デッキ構築劇場でKJ(鍛冶 友浩)が紹介していたデッキが、密かに流行の兆しを見せています。
《幻影の像》で《非実在の王》をコピーできた時のドヤ顔指数は相当なものがあるので、ぜひとも角岡さんに使ってほしいデッキですね。
《非実在の王》と《大建築家》という2種類ロードを、次々とコピーしていく姿は圧巻の一言に尽きるので、「マーフォーク」のような青系のビートダウンがお好きな方にお勧めのデッキです。
「赤単」系のデッキにはロードをコピーできな限り厳しいので相性が悪いですが、それ以外のデッキにはそれなりに戦えると思います。まだできてから間もないデッキなので、改造のしがいもありますね。
それでは、また来週ー!
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